アクサ生命のユニットリンクは、10種類の投資タイプから自由に運用バランスを任意設定できる変額保険です。
変額保険はハイリスク・ハイリターンのイメージを持たれがちですが、運用タイプの組み合わせ次第では堅実に運用することもできます。
昨今は老後2,000万円問題など将来の資産形成を考えている方も多いのではないでしょうか?アクサ生命のユニットリンクであれば、死亡保障をつけながら大きなリターンを目指す運用が可能です。
とはいえ、運用実績に応じては払込保険料累計額の元本割れを起こすこともあるので、不安を感じている方も多いでしょう。
そこで今回はアクサ生命のユニットリンクについて
- ユニットリンクの仕組み、保障内容、特約の基礎知識
- ユニットリンクの特別勘定部分の検証
- 元本割れリスクの高さと変額保険ならではの注意点
- 一般的な積立保険に比べたメリット
- ユニットリンク加入者の口コミ評判の紹介
- ユニットリンクと特性が似ている東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクとの比較
以上の6つの項目に分けて解説いたしました。
変額保険って何?と思っている方でも理解しやすいように基礎知識から説明し、普通の積立保険じゃ物足りない、とアクティブな運用を目指している方にも役立つシミュレーションを交えて解説しているので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
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記事監修者
水上克朗
ファイナンシャルプランナー。
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関に入社。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、1憶円資産の捻出方法を確立する。
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内容をまとめると
- アクサ生命のユニットリンクは、変額保険で死亡保障と年金保障がつけられる。平均利回り10%前後の海外株式で運用できるので、返戻率が非常に高い。
- ユニットリンクの口コミ・評判は良いものが多い。「運用先の種類が豊富」「担当者の説明が分かりやすい」「死亡保険金と高度障害保険金に元本保証がついているので安心」など
- ユニットリンクのメリットは、「資産運用しながら万が一に備えられる」「ネット上で運用状況のチェック等が簡単にできる」「相続税対策になる」など
- ユニットリンクのデメリットは、「実質利回りは予定利率よりも1%ほど低い」「早期解約すると元本割れする」など
- あんしん生命のマーケットリンクと比較すると、Webサービスが充実しており、特別勘定の種類も豊富というメリットがある。
- この記事を読んでいるということは、こんなお悩みありませんか?「本当にこの保険でいいのかな」「お金の悩みを打ち明けられる場があったらいいのに」「もしものときに保障されなかったらどうしよう」
- 何となく加入して後悔する前に、まずは専門家に相談
- 相談先は、保険会社よりFP相談がおすすめ(40社以上の保険商品と比較できる・資産運用から家計の見直しまで幅広く相談できる)
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目次
- ユニットリンクはひどいという評判・口コミ
- ユニットリンクに入ってよかったという評判・口コミ
- ユニットリンクをひどいと言う人がいる理由は?デメリットを把握しよう
- ユニットリンクの評判は本当にひどい?実際の口コミをチェック
- ユニットリンクの成功事例はある?実際の運用実績まとめ
- ユニットリンクのメリットとは?運用成果で大きく資産増
- ユニットリンクの保障内容!変額保険の仕組み、特約を解説
- ユニットリンクの特別勘定の運用実績・運用レポートの見方、利回りシミュレーション
- アクサ生命のユニットリンクと東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクの違いを比較
- アクサ生命のユニットリンクはどんな人におすすめ?口コミや評判からわかる向き不向き
- まとめ:アクサ生命のユニットリンクを資産形成に活用しよう
ユニットリンクはひどいという評判・口コミ
アクサ生命 ユニットリンク
🔥解約🔥
2018年から毎月1万円払ってきましたが、控除額が12万円も😭勉強代ですね。
払戻金で新しい銘柄でも買います!
皆さんもお気を付けて((ヾ(・д・。)フリフリ#アクサ生命 #ユニットリンク #解約 #保険 #貯蓄 pic.twitter.com/jCJ9rVSz97
— あくん@投資&健康 (@RRRRUUUUIIIIII) March 27, 2021
1年前、よく知らずにユニットリンクとメットライフを契約してしまったことを後悔している😭少額ですが、、、少額だとしてももっとよく考えるべきだった😭😭
— えむちゃん (@emu_chan000) January 9, 2022
ユニットリンクが元本割れしてる...10年近く積み立ててるのにないわ〜orz積み立てNISAに切り替える!はっきりいっておすすめできません😅
— 千葉在住パンとおかしのWebライターあげパンダ@🐼元スイーツ店広報 (@mamagourmetFOOD) September 28, 2022
ユニットリンクに入ってよかったという評判・口コミ
ユニットリンクに加入してますが運用利回り20%超えてます。
10年すれば結構、プラスかと、、、— 40歳でSIDE FIRE予定🌈 (@me55046335) April 21, 2022
アクサ生命
ユニットリンク
最高death!私の掛金
毎月45万円death!死亡保険金たんまりやぁ!
凛容疑者より 私の方が自分に保険かけとるでぇー!
積立型death! pic.twitter.com/4XTb6vAd2J
— ドクターbru (@doctor_bru) September 15, 2022
私
おススメ
有期型の変額保険
アクサ生命 ユニットリンク
毎月45万円 支払いしており
死亡保障は3億円death!80歳までの払い込み期間
解約返戻金が
払い込み金額上回るには10年くらいかかるのかなぁ。
うまく運用されたら5年くらい。
5年したら
だいぶリスク減るから
正直解約してもいけるかも。 pic.twitter.com/KnYbeWMBWa— ドクターbru (@doctor_bru) September 7, 2022
友人からユニットリンクの
外国株式プラスで33%だったと
スクショとともにLINEが来た。キャピタルやっぱすげえな。
にしても、、そんな喜んで
わざわざ報告くれると
僕も嬉しいです😂— Mirai (@myumehitom) September 2, 2020
ジュニアNISAの廃止が決まってから、アクサのユニットリンクで子どもにかかるお金を備えています。
ただ、それも実際どうなのかなと…🤔
基本ほったらかしですが、たまに立ち止まって正しいかどうか振り返るのは大事ですよね✨おはようございます☀
今日も一日頑張りましょう🔥— こまさん@40代までにサイドFIRE🔥 (@k0mq_88) October 20, 2022
ユニットリンクをひどいと言う人がいる理由は?デメリットを把握しよう
ユニットリンクのデメリットについて
- ユニットリンクは変額保険だからコストが高い
- 運用実績を不安視する人もいる
- 予定利率は保険料全てに適用されるわけではない
- 早期解約・中途解約は解約控除による元本割れの危険性が高い
以上について紹介いたします。
ユニットリンクは変額保険だからコストが高い
変額保険は「保険」と「投資」の機能が両方ついている商品です。
機能が多いぶん、保険料や手数料、運用費といった、払込金額の中から控除される諸費用が多く発生します。
つまり、通常の保険や投資商品(株・投資信託など)よりもコストが多くかかってしまうのが変額保険のデメリットです。
余計なコストを極力減らして手持ちの資産を投資に回したい投資経験者は、変額保険よりも投資商品+掛け捨ての保険を選択したほうがよいでしょう。
運用実績を不安視する人もいる
保険期間が10年から最大30年まで選べるユニットリンクは、長期の運用を目的とした変額保険です。
運用実績は日々変化し、運用益が上昇することもあれば大きく下落することもあるため、短期的な値動きを目にした場合「元本割れするのではないか」と不安になる方もいるかもしれません。
実際にユニットリンクの運用実績のグラフを見てみると、細かく上下に推移しながらも全体的に上昇傾向にあります。
2023年4月度の5年間の騰落率は以下の通りです。
特別勘定名 | 騰落率 |
安定成長バランス型 | +13.27% |
積極運用バランス型 | +21.26% |
日本株式プラス型 | +7.02% |
外国株式プラス型 | +57.08% |
新興国株式型 | +9.15% |
世界債券プラス型 | +4.18% |
オーストラリア債券型 | +5.87% |
金融市場型 | -2.81% |
参考:アクサ生命「ユニットリンク特別勘定の月次運用レポート2023年4月度」
※日本株式型・外国株式型・世界株式プラス型・外国債券型は設定日が5年未満のためデータなし
「運用実績が悪い」という声がありますが、短期間の運用実績にとらわれないように注意しましょう。
予定利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説
過去の運用実績を見ると、手堅く5~7%前後の利回りで複利運用できるように見えますが、紹介した予定利率は手数料控除前の表面利回りです。
特別勘定に応じた運用関係費(年利0.1%~0.8%程度)が発生します。各種手数料には消費税がかかるので、実質利回りは予定利率から最大1%前後割引してみておく必要があります。
早期解約・中途解約は解約控除による元本割れの危険性が高い
ユニットリンクは最大30年の長期契約をできますが、契約期間に関わらず10年未満の早期解約は解約控除が発生します。
解約控除額は保険料払込年月数、契約年齢、保険期間などによって異なるため、具体的な解約控除率の提示がありませんが、早期解約すると元本割れをする危険性が高いです。
契約して数ヶ月での解約は、解約返戻金を一切受け取れないこともあるので注意しましょう。
なお、10年超え契約で10年以上の払い済み実績があれば、その後の中途解約は解約控除がありません。
これは満期のある生命保険の中でも良心的な対応だと評価できます。
また、途中から保険料の払込みを中止し、払い済み金で運用を行う「ユニット・リンク払済保険」に移行するプランも用意されています。
契約から10年以内に中途解約して解約返戻金を受け取ろうとすると不利な条件になりますが、解約返戻金を受け取らない選択をすれば、保険料の支払いが困難になった時でも幅広い選択肢が用意されているので安心です。
「デメリットを知っても、ユニットリンクは自分に合っているのかわからない」と感じていませんか?
よくわからないまま加入すると、途中解約で損をする可能性があります。
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ユニットリンクの評判は本当にひどい?実際の口コミをチェック
ユニットリンクのメリットは理解できても、本当にいい保険なのか、ひどい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
ユニットリンクの運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
アクサ生命の変額保険「ユニットリンク」の評判・口コミ①:特別勘定の種類が豊富
1つ目はアクサ生命の変額保険「ユニットリンク」についての口コミをいただいた神奈川県のY・Fさん(31歳)の評価です。
「10種類の豊富な種類の特別勘定から運用先を選ぶことができるというのは魅力ですね。私は資産を増やしつつリスクは回避したいので、10種類の中からバランスよく選んでポートフォリオを作成しました。保守的な資産運用なほうだとは思いますが、利回りもよいため銀行に預けているよりも効率的な資産運用だと満足しています。」
特別勘定の選択肢が広いというのは、資産運用のチャンスが広がると同時に、株価変動リスクや金利変動リスクの回避にもつながりますね。口コミ提供ありがとうございました。
アクサ生命の変額保険「ユニットリンク」の評判・口コミ②:運用実績を確認しやすい
2つ目のアクサ生命の変額保険「ユニットリンク」の口コミは東京都のA・Tさん(35歳)の評価です。
「変額保険ですし、10種類の投資先から選ぶと聞いて最初は複雑なシステムのかなと心配でしたが、担当者の方の説明も分かりやすく安心してお金を預けられます。何より運用実績のチェックですとか積立金の移転がネット上でできる点が気に入っています。」
Myアクサで運用状況をチェックしたり、特別勘定を変更したりできるというのは大きなメリットですよね。お金を預けっぱなしにするのではなく、A・Tさんのように運用実績に合わせて運用方法を考えることもとても重要です。口コミ提供ありがとうございました。
アクサ生命の変額保険「ユニットリンク」の評判・口コミ③:世界株式プラス型は高利回り
3つ目のアクサ生命の変額保険「ユニットリンク」の口コミは埼玉県のE・Tさん(38歳)の評価です。
「死亡保険金と高度障害保険金に元本保証がついているので、安心です。保障の部分はそこで十分だと思ったので、世界株式プラスに重点を置いて特別勘定の運用をしています。やはり利回りの良さは決定的だなと日々感じています。」
リターンを多く望むなら世界株式プラスなど運用目的にあわせた特別勘定の選び方ができるがこのユニットリンクの強みであると言えるでしょう。口コミ提供ありがとうございました。
「口コミを見ても、ユニットリンクは自分に合っているのかわからない」と感じていませんか?
よくわからないまま加入すると、途中解約で損をする可能性があります。
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ユニットリンクの成功事例はある?実際の運用実績まとめ
ユニットリンクで成功した事例
ユニットリンクの運用実績いい感じ、なのかな? pic.twitter.com/sPQ7Bn6eDK
— べる (@q7VVBr8YccQUOFh) March 31, 2022
今月のユニットリンクの運用成績。
こんな状況だから特段すごいと言うわけでは無いと思うけど。
一応、子供の資産形成として。 pic.twitter.com/3fz1lNgthv— ゆらゆら (@Oc6fpEKD0uxe1oO) April 27, 2021
もうすぐ丸6年になるアクサのユニットリンクの運用実績。来月で総額72万円支払い、税引き後が64万円。ざっと1年1.3万で死亡保障が400万ちょい。一旦は止める方向だったけど、もう少し続けてみよう。 pic.twitter.com/Et6qOh45yI
— すーちゃん@投資始めたよ (@55_fifties) September 10, 2022
ユニットリンクで失敗した事例
今日、保険のFPにアクサ生命のユニットリンク勧められたんだが、後で設計書見直したら、運用コストが高すぎて入る気無くした。(計算すると元本の35%)
複利運用して勝ってるのに資金減るとか意味わからん。
3%運用でマイナス。7%運用でも大分目減りこれなら投資信託に金預けた方がよい
— つっつー (@TsForm) May 28, 2017
アクサのユニットリンク、10年前から息子2人に変額保険の勉強のつもりで各々3000円かけてます(今は最低金額5000円らしい)中身はファンドを分散。今日久しぶりにネット開けてみたら、6.7%でまだ元本割れ。この保険は常に3%は保険の手数料で取られるからな、、いつ元本超えるんだ??頼むで〜
— はちみつネコ (@hachimitsu205) June 22, 2022
ユニットリンクのメリットとは?運用成果で大きく資産増
ユニットリンクのデメリットに関して説明してきましたが、元本割れリスクを伴う分だけ変額保険ならではのメリットが存在します。
そこでここからは、ユニットリンクのメリットとして
- 資産運用しながら死亡、高度障害の保障を受けられる生命保険ならではのメリット
- 大手生命保険会社ならではの便利なWebサービス「Myアクサ」について
- 生命保険料控除、相続税非課税枠などの税制面の優遇
上記の通り3点に整理してお話ししていきます。
死亡、高度障害になった場合に保険料が受け取れる!投資信託との違いについて
変額保険であるユニットリンクは国内外の株式・債権へ投資できる特性を持ちます。
こうした特性から資産運用として検討される方が多いです。
年利7~8%前後を目標に、プロ(投資機関)へ運用を委託する投資商品では、変額保険の他に投資信託があります。
変額保険であるユニットリンクは万一の死亡や高度障害の保障を受けられるのが大きなメリットで、投資信託との決定的な違いです。
特に学費のかかるお子様のいる家庭や奥様が専業主婦の方などは、万一の死亡・高度障害リスクに対策を講じる必要性が高く、老後へ向けた資産運用とリスク回避を同時にできる変額保険との相性が良いです。
投資信託の場合は、死亡保障のない分だけ資産運用を委託する手数料が安いほか、短期間の運用に特化した商品が多数あります。
運用期間と死亡・高度障害補償の有無に応じて、変額保険と投資信託を使い分けましょう。
資産に余裕のある方はユニットリンクで長期運用しながら投資信託で短期運用するのも一つの手です。
[Myアクサ]にログインして運用実績をかんたん、わかりやすく知ることが可能
ユニットリンクを問わず変額保険の多くは月に1回もしくは年に12回を上限に特別勘定の変更を行えます。
また、流動性の高い特定勘定で運用している場合、現在の運用状況が気になるものです。
アクサ生命のユニットリンクでは、Webマイページの「Myアクサ」にて、ご契約内容やファンド別騰落率の確認と、繰入割合の変更、積立金の移転をオンライン上で行えます。
電話や郵送不要で各種確認・変更手続きができるため、経済情勢や運用状況に応じて小まめに特定勘定の変更をしたい方や、運用状況をリアルタイムで確認したい方におすすめです。
生命保険は節税対策と相性が良い!年末調整・確定申告や相続税非課税枠を活用
ユニットリンクは生命保険になるため、支払った保険料は生命保険料控除として年末調整・確定申告を通じて税金の還付手続きをできます。
なお、生命保険料控除は平成24年1月1日以後の契約では年間保険料8万円を上限。
8万円以上の保険料を支払った場合は一律4万円の所得控除を受けられます。
生命保険料控除は他の生命保険と合算されるので、終身保険などで控除枠を使い切る保険契約を持っている方は恩恵を受けられません。
また、万一死亡した場合は遺族の受け取る保険金の一部が相続税非課税枠になることで、相続税対策にもなります。
生命保険の相続税非課税枠は「500万円×法定相続人の数」です。
ユニットリンクはドルコスト平均法による資産分散をしたい方におすすめ
ユニットリンクの特定勘定では外国株式・外国債券などドル建ての投資商品への運用も可能ですが、ドル建てで含み益が出ていても為替レートの変動で損失(為替差損)の発生するリスクがあります。
ユニットリンクでは保険料の支払い方法が月払いになり、毎月支払った保険料を随時選択した特定勘定に算入されることから、必然的にドルコスト平均法が実践されます。そのため一時払いの資産運用に比べてリスクが低いです。
ドルコスト運用法とは、定額でドル建ての投資商品へ分割して投資していくことで、投資期間(保険料払込期間)の平均でドル建て資産を構築する投資手法です。
もちろん、為替差損リスクを完全に回避できるワケではありませんが、長期契約の求められる変額保険ではドルコスト運用法によって損失拡大リスクを軽減できます。
このほか、国内株式など円建ての投資商品と組み合わせたポートフォリオを構築することもできるので、目標にするリターンと受け入れられるリスクのバランスを考えながら特別勘定を設定しましょう。
通常の外貨貯金や外国株式への直接投資をする場合は、ドルコスト平均法で分割した投資をすると手数料の負担が大きくなります。
ユニットリンクは月々の保険料の支払いから自動的に特定勘定へ積立投資をされるため、ドルコスト平均法による資産分散をしたい方におすすめです。
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ユニットリンクの保障内容!変額保険の仕組み、特約を解説
ユニットリンクは有期型の変額保険であり、「資産形成」の「変額保険」というコンセプトを持ちます。
まずは生命保険としての基本情報をチェックしていきましょう。
保険種類・主契約 | 変額保険・死亡保障・年金保障(特約付加時) |
指定通貨 | 日本円 |
告知 | あり |
契約者貸付 | あり |
契約年齢範囲 | 0歳~70歳 |
保険金額 | 200万円~7億円 |
保険料支払期間 | 10年~30年 |
保険料支払フロー | 月払い |
ここでポイントになるのは、保険料支払期間が最短10年になることです。
月払いで一定の保険料を10年継続して払える余裕がない方は慎重に検討してください。
契約者貸付制度やリビングニーズ特約の用意がありますが、万一10年未満の早期解約をすると解約控除額が差引されてマイナス収支になる可能性があります。
つづいて、ユニットリンクの保険金・返戻金の受け取り方式(元本保証の有無)をご覧ください。
どんな時に支払われるか | 元本保証の有無 | |
死亡保険金 | 死亡した場合 | 元本保証有(基本保険金額100%もしくは運用実績に応じた解約返戻金の多い方) |
高度障害保険金 | 障害または疾病が原因で所定の高度障害状態になった場合 | 元本保証有(基本保険金額100%もしくは運用実績に応じた解約返戻金の多い方) |
満期保険金 | 保険期間支払時に生存している場合 | 元本保証無 |
解約返戻金 | 保険期間内に解約を申し出た場合 | 元本保証無 |
一般的な積立終身保険の場合、満期保険金に元本保証がありますが、変額保険であるユニットリンクは特別勘定資産の運用実績に応じて解約返戻金が変動します。
なお、運用期間が長くて元本保証を上回る資産運用を達成した場合は、死亡や高度障害時に基本保険金額以上のリターンを得られる場合があります。
このほか、保険金を年金払いで受け取ることや、運用の途中で終身生命保険へ移行することも可能です。
さらに、運用部分(特別勘定資産)の割合を毎月無料で変更できるため、必要に応じて低リスクの運用に切り替えて元本割れリスクを軽減できます。
最後にユニットリンクの特約をチェックしてみましょう。
リビング・ニーズ特約 | 余命6ヶ月以内と判断される時に死亡保険金の一部または全部を受取ることができる特(追加保険料不要) |
指定代理請求特約 | あらかじめ指定した指定代理請求人が特別な事情がある場合に受取人に代わって保険金などの請求をできる |
年金払移行特約 | 死亡保険金の全部または一部を年金払いに設定できる |
特約の数は少ないですが、特約を付けていなくても不慮の事故で障害を負ったら保険料の払込が免除になる制度など、最低限のサポートが基本保障に含まれています。
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ユニットリンクの特別勘定の運用実績・運用レポートの見方、利回りシミュレーション
ここまでは、保障内容や特約など、基本的な情報をまとめてきました。
ここからは、変額保険でもっとも気になる特別勘定の収益性についてのシミュレーションをご紹介いたします。
特に重要なポイントは
- 平均利回り10%前後の海外株式プラス型で20年運用すれば解約返戻率300%前後
- 特別勘定は豊富な10種を用意&毎月1回まで無料で変更可能
以上の2点です。
アクサ生命のユニットリンクは毎月1回まで無料で積立金の移転ができ、10種類の特別勘定項目を用意しています。
契約したら同じ運用を続けるのではなく、専用のWebツールから運用状況を確認し、必要に応じて運用バランスを変更(スイッチング)していくことで、希望条件に合った運用が可能になります。
以上を頭の片隅に入れた上で、過去の運用レポートを元にしたシミュレーションを見ていきましょう。
<基本情報>
月々の保険料:20,000円
契約期間:20年
元データ:1970年スタートから1998年スタートまで
保険料払込方法:月払
積立期間 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
元本(払込保険料) | 120万円 | 240万円 | 360万円 | 480万円 |
最高値(年利) | 186万円(17.5%) | 470万円(12.9%) | 920万円(11.5%) | 1,494万円(10.2%) |
中央値(年利) | 144万円(7.3%) | 349万円(7.2%) | 628万円(7.0%) | 964万円(6.4%) |
最低値(年利) | 94万円(-9.4%) | 215万円(-2.1%) | 354万円(-0.2%) | 564万円(1.5%) |
こちらの運用レポート&シミュレーションは、10種の運用パターンの全てを含めた数字で、最高値と最低値は基本的にハイリスク・ハイリターンになる新興国株式と海外株式の比率を高くした場合の結果です。
中央値をご覧になれば分かる通り、平均利率(年間利回り)は6~7%ほどになります。
ちなみに一般的な終身生命保険は満期時の解約返戻率で105%前後が相場です。ユニットリンクは損失リスクを伴う変額保険のため、高利回りによる複利運用で大きなリターンを目指せます。
20年運用した場合に、最高で解約返戻率300%以上、平均200%以上は変額保険でないとできないパフォーマンスです。
長期間運用することで運用収支が安定し、これまで20年以上の運用で損失を出したことは一度もありません。
平均利回り10%前後!?世界株式プラス型が高利回りな理由
アクサ生命のユニットリンクでは10種の特別勘定を用意していますが、特におすすめなのは世界株式プラス型です。
まずは全10種の特別勘定をご覧ください。
リスク・リターンの順位 | 特別勘定種類 | 基本資産分散比率 |
1 | 新興国株式型 | 新興国株式100% |
2 | 世界株式プラス型 | 世界株式100%(世界各国の株式や国内の公社債・金融商品など) |
3 | 外国株式プラス型 | 外国株式100%(日本を除く世界各国の証券取引所上場株式中心) 世界株式プラス型 |
4 | 日本株式プラス型 | 日本株式100%(バリュー株(割安株)とグロース株(成長株)に50%ずつを基本) |
5 | 日本株式型 | 日本株式100%(TOPIX中心) |
6 | 積極運用バランス型 | 日本株式25%/外国株式35%/日本債権20%/外国債券20% |
7 | オーストラリア債権型 | オーストラリア債権100% |
8 | 世界債権プラス型 | 世界債権100%((世界各国の投資適格債(BBB格以上)が中心)) |
9 | 安定成長バランス型 | 日本株式20%/外国株式20%/日本債権30%/外国債券30% |
10 | 金融市場型 | 短期金融資産100%(主に円建て短期公社債) |
もっとも大きなリターンを目指せるのは新興国株式型ですが、世界株式プラス型は国内の公社債や金融商品に分散することで安定感を兼ね備えています。
リスクとリターンの多い特別勘定は、なるべく長い期間運用することで元本割れを起こすリスクを軽減できます。
このほか、積極運用バランス型や安定成長バランス型など、複数の投資商品でポートフォリオを組んだプランも評判が良いです。
10種類の特別勘定から選択!種類や構成割合の変更が可能
アクサ生命のユニットリンクは、特別勘定項目が変額保険の中でも豊富な10種を用意していて、毎月1回まで無料で種類や構成割合の変更ができます。
運用実績の確認や各種変更手続きはWebマイページの「My アクサ」を利用して簡単に行えます。
なお、積立金移転費用はインターネットからの手続きで月1回まで無料。
2回目以降は1回につき800円です。
書面による移転申込みの場合、月2回目以降は1回につき2,300円の手数料を取られますが、月に1回までは無料なので、Web手続きが苦手な方でも月1回以内ならお得に利用頂けます。
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アクサ生命のユニットリンクと東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクの違いを比較
特定勘定による資産運用と定期的な見直し(スイッチング)を行える変額保険では、ユニットリンクのほかに東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクも人気を集めています。
ここでは、アクサ生命のユニットリンクと東京海上日動あんしん生命のマーケットリンクの契約条件と特徴を比較してみました。
保険名 | ユニットリンク | マーケットリンク |
契約年齢範囲 | 0歳~70歳 | 0歳~65歳 |
保険金額 | 200万円~7億円 | 200万円~7億円 |
保険料支払期間 | 10年~30年 | 15年以上・満了時年齢80歳まで |
特定勘定の種類 | 10種類 | 8種類 |
積立金の移転(スイッチング)費用 | 月1回まで無料 | 年間12回まで |
運用状況の確認方法 | オンライン(Myアクサ) | 郵送・毎月発行の特別勘定レポート(Web閲覧可能) |
このほか、特約・年金払いへの変更など多数の共通点があります。
ユニットリンクに比べたマーケットリンクの特徴は
- 契約期間15年以上で満期なし(80歳まで自動更新)
- 特定勘定は変額保険で珍しい海外REIT型を扱っている
- マーケットリンクは2018年に運用開始したため運用実績が少ない
- 東京海上日動グループ(国内大手)の安心感
- Webサービスはユニットリンクに劣る
以上の5点です。
どちらを選ぶかで重要になるのが、計画している運用期間と海外REIT型の特別勘定に興味があるかです。
10年~30年の期間による資産運用を計画していて、海外REIT型以外の特別勘定に投資する予定のない場合は、運用実績が長い点とMyアクサによるオンラインサービスの点で当サイトはユニットリンクをおすすめしています。
マーケットリンクもユニットリンクに比べた大きなデメリットがないので、何か気に入った点があれば積極的に検討してみてください。
アクサ生命のユニットリンクはどんな人におすすめ?口コミや評判からわかる向き不向き
ユニットリンクがおすすめな人
変額保険のユニットリンクがおすすめなのは以下のような人です。
保険と投資を分けるのが面倒な人
ユニットリンクは最低限の保証が入った生命保険と、保険会社が運用する投資の2つの役割を担った保険です。
「将来のためにどちらも手をつけておきたいけど管理が面倒」という方は、ひとつの契約で両方セットにできるのでおすすめです。
自分で運用するのは不安な人
投資の知識と経験がなく、自分で余剰資産を運用していくのが不安な方も、運用を保険会社に任せられるユニットリンクがおすすめです。
10年間保険料を支払い続けられる人
保険支払期間中に訳あって途中解約する場合、10年未満なら解約控除が発生し、元本割れする確率が高まります。
不要な手数料を支払わないためにも、収入が安定し10年間は保険料を払い続けられる方におすすめします。
ユニットリンクに加入するのはおすすめしない人
ユニットリンクがおすすめできないのは以下のような人があげられます。
投資の知識を持ち自分で運用したい人
すでに投資の経験があり、自分で資産を運用できる方にはユニットリンクはおすすめできません。
株や投資信託などの投資商品よりもコストのかかる変額保険をわざわざ選ぶ理由がないからです。
決まった額を受け取れるほうが安心だという人
投資の側面もある変額保険は、満期保険金や解約返戻金が一定ではありません。
保険金の使い道が明確であり受取額を先に知っておきたい方、減る可能性を心配したくない方には向いていないでしょう。
10年間保険料を支払い続けるのが不安な人
収入が不安定な方や生活に余裕のない方にはユニットリンクの加入はおすすめしません。
少なくとも解約控除がなくなる10年間は支払い続けられる方に入ってほしい保険です。
参考:学資保険の代わりになる?投資性商品で教育費の運用はどうなの?
ユニットリンクは10年以上の長期運用&保障を付けたい方におすすめの変額保険です。
最低10年の長期契約をする投資性の高い保険では学資保険があり、子供の産まれたタイミングなどでユニットリンクに加入すれば学資保険の代わりのような活用法ができます。
学資保険は返戻率が平均105~115%ほどなのに対して、ユニットリンクは特別勘定の組み合わせ次第では年利10%以上の複利運用をすることで返戻率200%以上を目指すこともできます。
うまく運用できた時の満期返戻金を比較すれば学資保険よりユニットリンクの方が魅力ですが、ユニットリンクは学資保険と違って満期保険金の元本保証がありません。
また、ユニットリンクは10年以上の契約期間があれば10年超えの契約を中途解約しても解約控除を取られないため、リスク回避を目的に長期契約を結び、運用状況からタイミングを見計らって解約するのがセオリーです。
変額保険は運用状況(収益)に波があり、長期運用するほど満期保険金がプラスになる確率が高まります。
一方で解約するタイミング次第では元本割れを起こすリスクがあるため、進学など決まったタイミングでの解約が必要な学資保険の代わりにユニットリンクを活用するのはリスクがあります。
15年後・20年後に子供が高校や大学へ進学する費用に備えたい場合は、返戻率がそれほど高くなくても元本保証のある学資保険を活用しましょう。
参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
損失リスクのある投資商品は、資産の1/3程度に収めるのがちょうどいいと言われています。
直近10年の出来事を見返してみても、東日本大震災・アベノミクス(大規模金融緩和)・米中貿易摩擦など株価や債権の利回りが変動する大きな出来事がたくさんありました。
損失リスクのある投資性商品は、万一の際でも生活に支障の出ない範囲で運用するようにしましょう。
なお、ユニットリンクは月払いの保険料で少しずつ積み立てていく貯蓄性の高い保険です。
銀行にお金を預けても利息がほとんど得られない超低金利時代が続いていますので、銀行貯金に資産が集中している方は長期的な資産形成ができるユニットリンクを検討してみてください。
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まとめ:アクサ生命のユニットリンクを資産形成に活用しよう
今回の記事ではアクサ生命のユニットリンクについて、メリットからデメリットまで幅広く紹介してきました。
改めて今回の記事の要点を整理すると
- まずは基本保障や変額保険の基礎知識を理解する
- ユニットリンクの特別勘定で期待できる利回り
- 高利回りの宿命!?元本割れリスクなどのデメリット
- 便利なサービスや有利な税制面などユニットリンクで資産運用するメリット
- 加入した人のリアルな口コミ情報
- 変額保険のライバル「東京海上日動あんしん生命・マーケットリンク」との比較
以上の6点になります。
ユニットリンクは変額保険の中でも特別勘定の種類が豊富で、WebサービスのMyアクサから運用状況の確認と変更手続きを簡単にできる点が魅力です。
幅広い特約など変額保険に求められるサービスが一通り揃っているので、満期保険金の元本保証がなくてもいいから高利回りで資産運用と死亡・高度障害のリスク回避をしたい方は是非ご検討ください。
あくまでも過去の実績になりますが、20年以上の契約期間なら元本割れを起こした事例がないので、長期運用することでローリスク・ハイリターンの資産運用を目指せます。
税制面のメリットや生命保険としての役割もあるので、お子様や奥様のいる方には特におすすめです。
ユニットリンクに関わらず貯蓄性の高い保険は長期契約するほどリスクを軽減できるので、なるべく若いうちから検討しましょう。
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