マニュライフ生命の「こだわり個人年金」は、積立金の運用をや米ドルまたは豪ドルで行う個人年金保険で、様々な保険ショップや三菱UFJ銀行などで販売されています。
銀行窓販における売り上げランキング上位の商品ですが、一方でネット上の口コミは辛口のものが多いようですね。
マニュライフ 生命のこだわり個人年金は長期的な資産形成を前提に商品設計されており、長期運用と相性の良いドルコスト平均法(為替リスクの軽減方法)を取り入れるなど、細部までよく考えられた外貨建て保険です。
そして、この記事では本当にこれらの評判は真実なのかを知るため、
- こだわり個人年金の積立利率、保険内容、返戻金シミュレーション
- こだわり個人年金のデメリット、元本割れリスクや危険性について
- こだわり個人年金のメリット、高金利な外貨を上手に運用する方法
- こだわり個人年金の口コミや評判の紹介
- 外貨預金や投資信託との比較
- 類似商品(大樹生命のドリームフライト)との比較
など、主にこだわり個人年金のデメリットとメリットについてお伝えしていきます。
こだわり個人年金の基本的な保障内容や生命保険の仕組みから、特有のメリット・デメリット、口コミ評判や他の商品との比較まで徹底的に解説しますので、外貨建て保険の検討時には是非ご活用ください。
すぐに加入者の口コミ・評判を見たいという方はこちらから飛んでください。
【2023年最新】外貨建て保険・ドル建て保険おすすめ比較ランキング
記事監修者
水上克朗
ファイナンシャルプランナー。
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関に入社。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、1憶円資産の捻出方法を確立する。
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外貨建て保険おすすめランキング
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内容をまとめると
- マニュライフ生命の「こだわり個人年金」は、最低保証積立利率が年1.5%と高く、返戻率は最大208%になるという試算もある。また、年金の受け取り方法を一括受け取り、確定年金、保証期間付終身年金の3つから選択できる。
- こだわり個人年金のメリットは、金利が高い外貨で運用してくれる、個人年金の受け取り方法を為替を見ながら切り替えることができる、生命保険料控除を利用できるなどがある。
- 一方、こだわり個人年金のデメリットは、実質利回りは積立利率よりも低い、為替リスクや途中解約によって損をする可能性があるなど。
- こだわり個人年金の口コミ・評判は比較的良いものが目立つ。具体的には、「積立利率の最低保証がついていて安心」「保険料の払い込み停止などを自由にできる」「為替の変動リスクに備える方法が備わっている」など。
- 大樹生命の「ドリームフライト」と比較すると、積立利率の最低保証を維持しながら毎月利率が変動するのでより大きな運用益を出せるという特徴がある。
- 自分はこだわり個人年金に加入した方が良いのか知りたいという方は保険のプロに無料相談するのがおすすめ
- 当サイトがおすすめしているのは筆者も使ったマネーキャリア
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談もできるので、この機会に保険の悩みを解決してみてはいかがでしょうか
目次
マニュライフ生命の外貨建て個人年金「こだわり個人年金」の口コミ・評判は?
こだわり個人年金のメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方で一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
こだわり個人年金の運用例、具体例に触れることで今後の資産形成のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
マニュライフ生命のこだわり個人年金の評判・口コミの評価①
1つ目はマニュライフ生命の無配当外貨建個人年金保険(積立利率変動型)「こだわり個人年金」についての口コミをいただいた富山県のS・Sさん(35歳)の評価です。
35歳女性
老後資金を外貨建てで積み立てることにリスクを感じていましたが、積立利率の最低保証がついているという点もあり加入しました。外貨建て個人年金のデメリットの為替変動などもカバーしてくれるので、長期運用を目的とされている方におすすめな商品です。
ドルコスト平均法により、積立期間が長期化すれば為替変動リスクを平準かしてくれるため、S・Sさんのように、今のうちから老後資金を長期的に運用したい方には魅力的ですね。口コミ提供ありがとうございました。
マニュライフ生命のこだわり個人年金の評判・口コミの評価②
2つ目のマニュライフ生命の無配当外貨建個人年金保険(積立利率変動型)「こだわり個人年金」の口コミは神奈川県のF・Kさん(29歳)の評価です。
29歳男性
利回りが良いのはもちろんですが、保険料を契約の途中でも変更できるという点や、払込停止ができるという点に惹かれました。まだライフステージの変化がどうなるか分からない私にとっては安心な保険です。
長期運用を前提として若いうちから加入する場合、ライフステージの変化に柔軟に対応してくれるのは安心ですよね。口コミ提供ありがとうございました。
マニュライフ生命のこだわり個人年金の評判・口コミの評価③
3つ目のマニュライフ生命の無配当外貨建個人年金保険(積立利率変動型)「こだわり個人年金」の口コミは福岡県のS・Tさん(32歳)の評価です。
32歳女性
保険の受け取り方法が選択できたり、利率の為替保証が決まっていたりと変動のリスクに上手く対応できているなと感じています。保険料の予測がしやすいのも家計にとっては安心です。
利回りがいいのはもちろん重要ですが、運用して積み立てた利益をその先も安全に運用していきたいですよね。この商品はそのニーズにしっかり対応している保険と言えるでしょう。口コミ提供ありがとうございました。
「口コミを見てもこだわり個人年金が自分に合った保険なのかわからない...」という方は、保険の専門家に無料相談するのがおすすめです。
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マニュライフ生命「こだわり個人年金」にはデメリットが!?元本割れのリスクとは
ここまでは「こだわり個人年金」の概要と保障内容について解説してきました。
いくつか小さなデメリットについてもお伝えしましたが、実はこだわり年金保険には、さらに大きなデメリットも存在します。
それは、必ずしも保険会社が提示する積立利率や返戻率通りの年金を受け取れるわけではないということです。
ここからは、こだわり年金保険の主なデメリットとして、
- 積立利率と実質利回りの違いから来るデメリット
- 年金受け取り時の為替リスク
- 早期の中途解約によるデメリット
これらについてお伝えしていきます。
積立利率は正確な数値でない!?実質利回りの考え方を解説
積立利率1.5%のシミュレーションを注意深く見ると、計算が合わないことに気づきます。
為替レートが変動しないなら、毎月10,000円積み立てて年利1.5%で複利計算すると元利合計は453万8,427円、返戻率は126%になるはずです。
それがなぜ、111.2%になってしまうのでしょうか?
実は外貨建て個人年金保険は、 運用期間中に
- 契約時初期費用
- 保険関係費用
- 運用関係費用
などの各種費用が引かれています。
特に初期費用に含まれる金融機関の販売手数料は高額で、投資信託運用の倍以上といわれています。
これらが引かれた残金だけが積立金として運用されるわけですから、保険料累計×予定利率という形では増えていきません。
円建て終身保険もこれらの費用はかかりますが、比較して外貨建ての方が高額というデメリットがあります。
保険会社は積立金にかかる予定利率を広告に載せますが、各種費用を引いた上での実際の増加率(1年当たりの平均)を示す「実質利回り」の存在を知っておきましょう。
現在生命保険協会は一時払いの外貨建て保険に関しては「顧客に実質利回りを明示する」ということを示しています。
マニュライフ生命も一時払いに関しては実質利回りを公表していますが、月払いの保険に関しての実質利回りは公開していません。
ドル建て保険には為替リスクがつきもの!円高、円安によっては損する可能性あり
そして外貨建て保険最大のデメリットが、為替リスクです。
これは受け取り時に円高になったことにより円ベースでの金額が目減りしてしまうデメリットで、外貨建て保険だけでなく外貨預金などにも発生します。
為替リスクは、保険料を一時払い(一括払い)した場合にもっとも大きくなります。
たとえば1ドル108円のときに3万ドルを一時払いしたとします(324万円)。
返戻率が130%だったなら解約返戻金は3万9,000ドルに増えることになりますが、このときの為替相場によって円ベースでの解約返戻金は以下のように異なります。
- 1ドル=108円…421万2,000円
- 1ドル=100円…390万円
- 1ドル=90円…351万円
- 1ドル=83円…323万7,000円
このように、いくら返戻率が高くても為替相場の変動による元本割れの危険性があります。
ただし、こだわり個人年金は「半年払い」「年払い」「全期前納」のいずれを選んでも保険会社が1ヶ月分ずつ積立金に充当していく方式になっています。
さらに「ドルコスト平均法」を利用しているため、為替による大儲けがない代わりに、デメリットも抑制することができています。
とはいえ、円高に進んでいけばじわじわと為替のデメリットは効いてきますので、思ったように増えない可能性は大いにあります。
早期解約は元本割れの危険性大!中途解約では解約控除もあり
こだわり個人年金に限らず、外貨建て保険でもっとも避けたいのは早期の中途解約によるデメリットです。
特に契約から10年以内に解約すると「解約控除」というペナルティが引かれ、ほとんどの場合で元本割れします。
解約控除は、契約日からの経過月数(保険料を払い込んだ月数)に応じて以下のように計算されます。
「積立金額×36%×(1-経過月数/120)」
こだわり個人年金を契約後すぐに解約すると積立金の36%、契約から5年後に解約しても18%が控除されてしまいます。
さらに各種費用も引かれていますので、元を取るためには10年間以内の解約はおすすめしません。
外貨建て保険は「長期間の運用」と「為替の状況が好転するまで待てる余裕」がある方におすすめできる商品といえます。
デメリットを見てもこだわり個人年金に入るべきなのか悩んでいるという人は、保険のプロに無料相談してみるのが一番良いと思います。
家族構成や年収などからあなたにどんな保険がピッタリなのか診断してくれます。
スマホかパソコンで無料オンライン相談ができるので、気になる人は以下のボタンから公式サイトをチェックしてみてください。
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こだわり個人年金のメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増
ここまではこだわり個人年金のデメリットばかりを解説してきましたが、もちろんデメリットばかりではなくメリットも存在します。
ここからは、こだわり個人年金のメリットとして、
- 高金利な通貨で運用できる
- ドルコスト平均法を利用することで、為替リスクを抑えられる
- 年金の受取り方法3パターンと為替リスクの回避方法
- 個人年金保険料控除の対象となる
以上のことについてお伝えしていきます。
高金利な米ドル、豪ドルで積立金を運用!貯蓄よりも利回り高
外貨建て保険の一番のメリットといても過言ではないのが、この高金利メリットではないでしょうか。
こだわり個人年金では、契約通貨(外貨)を米ドル、豪ドルのどちらかから選択できて、契約時の基準積立利率は
- 米ドル:2.65%
- 豪ドル:1.50%
*2019年9月1日時点
となっております。
円建ての個人年金保険で有名な保険の一つである、明治安田生命の「年金かけはし」の利率が~0.2%程度、返戻率は30年ほど運用しても107%程度なことからも外貨建て保険の利率の良さが伺い知れますよね?
また、こだわり個人年金は積立利率変動型の保険であり、積立利率が市場金利の動向によって毎月更改されますので、さらなる運用成果にも期待できます。
一方で、市場金利の動向がマイナスに作用した場合は利率低下の可能性もありますが、積立利率は1.5%が最低保証されております。
仮に、積立利率が最低保証の1.5%で推移したとしても20年程度の運用で返戻率が103%になり、円建ての個人年金保険と比較して5年ほど運用期間を短縮できるようです。
長期運用を前提に考えれば、積立利率が高く解約返戻金や死亡給付金のあるこだわり個人年金は、投資信託やiDeCoにも引けを取らないスペックを誇っています。
保険料を月払いする効果とは?ドルコスト平均法を解説
ドルコスト平均法とは、定期的かつ継続的に一定額の金融商品を購入する投資手法です。
外貨建て保険でドルコスト平均法といえば、一定額の円で外貨を購入することで、「円高の場合に外貨を多く購入し、円安の場合には外貨を少なく購入する」メカニズムが働き、為替リスク軽減を期待できる仕組みのことです。
ドルコスト平均法の仕組み図:準備中
また、ドルコスト平均法のメリットとしては、支払い保険料の予測が立つので、家計の管理、支出の予測がクリアになる点にあります。
通常、外貨建て保険は保険料を外貨で支払いますので、保険料の金額は為替レートの影響を受け上下変動します。
例えば、月払い保険料が100米ドルだった場合
- 為替レート:1ドル=90円→保険料:9,000円
- 為替レート:1ドル=100円→保険料:10,000円
- 為替レート:1ドル=110円→保険料:11,000円
の様に為替レートによって保険料の円換算金額に差が生まれ、為替レートが円安に傾いた場合は保険料の負担が増えてしまいます。
一方で、ドルコスト平均法を利用すると一定金額の円で保険料を支払いますので、為替レートが円安に傾いても保険料の負担は増えません。
円高になった場合は外貨を余分に買い足してくれるメカニズムが働きますので、運用期間が継続するにつれ為替リスクが平準化するのです。
ドルコスト平均法は長期的な運用を前提とした、こだわり個人年金と相性の良い仕組みと言えるでしょう。
年金受取りの方法を切り替え可能!受取り時の為替リスクに備えられる
こだわり個人年金の年金の種類は大きく2パターン
- 確定年金(5年または10年)
- 保証期間付終身年金(保証期間10年)
があり、年金支払開始日前に限り、契約時の年金種類や年金支払い期間を変更することができます。
*「個人年金保険料税制適格特約」を付加している場合は、変更により一部制限を受ける可能性がありますので注意しましょう。
また、特約との兼ね合いによって年金の受取方法は4パターンあります。
- 契約通貨建て(米ドル、豪ドル)の年金で受け取る
- 契約通貨建ての年金を毎年円に換算して受け取る(円支払特約C型を付加)
- 年金原資を円に換算して円で年金を受け取る(円建年金移行特約C型を付加)
- 年金を一括して受け取る
特に(2)については、年金支払開始日以降でも円支払特約C型を付加または解約をすることで、円・外貨での受取を自由に変更することが可能です。
ここまで柔軟に受取方法を変更し、為替レートの変動(円高、円安)に対応できる外貨建て保険はこだわり個人年金ぐらいではないでしょうか?
こだわり個人年金は、受取方法をこまめに切り替えて為替リスクを最小限にし、積立金を無駄なく受取たい方にはおすすめです。
個人年金保険料控除により所得税控除!年末調整を申告しよう
こだわり個人年金では、「個人年金保険料税制適格特約」を付加することで払込保険料(保険料円払込額)が所得税法に定める「個人年金保険料」に該当し、所得控除(個人年金保険料控除)の適用を受けることができます。
ただし、以下の4条件全てを満たす契約者のみ付加を許されますので、こだわり個人年金の契約形態などに注意しましょう。
- 年金受取人は契約者またはその配偶者のいずれかであること
- 年金受取人は被保険者と同一人であること
- 保険料払込期間が10年以上であること
- 確定年金の場合、「年金支払開始日における被保険者の年齢が60歳以上」かつ「年金支払期間が10年以上」であること
確定年金の給付を受ける方は、年金支払期間の5年と10年で違いがありますので注意しましょう。
また、実際の個人年金保険料控除の金額は以下の表にまとめました。
所得税 | 住民税 | ||
年間払込保険料額 | 控除される金額 | 年間払込保険料額 | 控除される金額 |
25,000円以下 | 払込保険料全額 | 15,000円以下 | 払込保険料全額 |
25,000円超
50,000円以下 |
(払込保険料×1/2)
+12,500円 |
15,000円超
40,000円以下 |
(払込保険料×1/2)
+7,500円 |
50,000円超
100,000円以下 |
(払込保険料×1/4)
+25,000円 |
40,000円超
70,000円以下 |
(払込保険料×1/4)
+17,500円 |
100,000円超 | 一律50,000円 | 70,000円超 | 一律35,000円 |
参考:国税庁ホームページ
個人年金保険料控除は会社員の方は年末調整、自営業やフリーランスの方は確定申告の申請欄を記入することで控除を受けることができますので、忘れずに申告するようにしましょう。
「結局自分はこだわり個人年金に加入した方がいいのかな?」という人は保険のプロに無料相談してみるのがおすすめです。
スマホ1つで無料オンライン相談が可能なので、ぜひお気軽に利用してみてください。
こだわり個人年金の保障内容を解説!保険料と返戻金をシミュレーション
まずは、こだわり個人年金がどんな商品なのかを簡単に説明していきましょう。
こだわり個人年金は正式名称を「無配当外貨建個人年金保険(積立利率変動型)」といい、高い返戻率が期待できる外貨建て個人年金保険です。
こだわり個人年金の主となる保障内容は「保険料の一部を積立金として運用し、将来年金または一時金として支給する」ということです。
基準積立利率は市場動向に連動して毎月ゆるやかに変わってゆきますが、最低保証積立利率として年1.5%が約束されています。
保険料は円固定(一定額の円払い)ですので、為替相場によって保険料が上下するデメリットがありません。
また、安いときに多く買い高いときに少なく買うという「ドルコスト平均法」を利用することで、為替によるデメリットを抑えることができます(このドルコスト平均法については、後ほど詳しく解説します)。
保障内容等 | 死亡時に死亡給付金 |
契約指定通貨 | 米ドル・豪ドル |
契約年齢範囲 | 0歳~55歳(年金の受取り方式によって範囲が変動します) |
保険料払込期間 | 40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳 |
保険料払込方法 | 月払・半年払・年払・一括払・前納 |
口座振替・クレジットカード扱 | |
保険料を円で払う場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
保険金等を円で受け取る場合の為替手数料 | 米ドル:1銭(0.01円)
豪ドル:3銭(0.03円) |
契約者貸付 | なし |
告知 | なし |
こだわり個人年金は保険料払込方法が月払いメインですので、ポイントが貯められるクレジットカード払いに対応している点が嬉しいですよね。
保険の仕組み、シミュレーション図
それでは、こだわり個人年金の「保険料」「返戻率」「積立利率とシミュレーション」をチェックしてみましょう。
満期時返戻率 | 約118~134% |
保険料円払込額 | 月1万円~40万円(1,000円単位) |
ただし、1997年~2017年までの積立利率と為替相場で25年積み立てた場合、円換算の返戻率は米ドルで187.6%、豪ドルで208.3%という試算もあります。
保険料金額は契約途中でも変更可能ですし、契約から10年以上経過していたなら一時的に払込停止(保険料円払込額の払込停止・再開)することもできます。
子供の進学でお金がかかるときに一旦支払を中止し、子供が独立したら再開というように、人生のプランに合わせて柔軟な支払い方ができるのはありがたいですね。
そしてこの保険に関するメリットともデメリットともなり得るのが、積立利率の動きによって返戻率が変わってゆくということです。
一例として、毎月1万円積み立てたときの返戻率を、二つのケースから試算し比較してみましょう。
※1ドル=108円で、為替の変動はないものとします。
[積立利率2.7%が続いたとき]
経過年数 | 支払保険料累計(ドル) | 解約時返戻金(ドル) | 返戻率 |
30年 | 33,179 | 44,493 | 134.0% |
[最低保証利率1.5%が続いたとき]
経過年数 | 支払保険料累計(ドル) | 解約時返戻金(ドル) | 返戻率 |
30年 | 33,180 | 36,896 | 111.2% |
なんと、返戻金に20%もの差が出てしまいます。
また、こだわり個人年金の受け取りには以下の3つの方法があります。
- 一括受取り…年金を一括で受け取る
- 確定年金…5年間または10年間だけ受け取る
- 保証期間付終身年金…被保険者が生存中ずっと受け取る(保証期間付)
こだわり個人年金は終身保険ではないため、死亡保障が薄いというデメリットもあります。
年金開始前に亡くなった場合は「積立金額」と「払済保険料相当額を年0.05%で複利計算して得た金額」のうち高い方が、死亡保障として支給されます。
これは、契約から日が浅いと積立金が極端に少ないという外貨建て保険の難点をカバーするための措置です。
年金支払開始後に亡くなったときの死亡保障は、確定年金の場合は「残存期間の未払い年金額」、保証期間付終身年金の場合は「残存保証期間の未払い年金額」となります。
こだわり個人年金の特約は以下の通りです。
特約名 | 特約内容 |
保険料円入金特約C型 | 保険料を払い込む際は一定金額の円により払い込むことが可能になる特約。(あらかじめ付加されている) |
円建年金移行特約C型 | 年金支払開始時に、契約通貨建ての年金原資を換算基準日におけるマニュライフ生命の定める為替レートを用いて円に換算して円建年金へ移行することができる特約。 |
円支払特約C型 | 契約通貨建ての年金、死亡給付金等が換算基準日におけるマニュライフ生命の定める為替レートを用いて円に換算して支払われる特約。 |
個人年金保険料税制適格特約 | この特約を付加(条件あり)することにより、払い込み保険料(保険料円払込額)が所得税法に定める「個人年金保険料」に該当して、所得控除(個人年金保険料控除)の適用を受けることが可能になる特約。 |
ドルコスト平均法を活用する、こだわり個人年金では「保険料円入金特約C型」はあらかじめ付加されている特約のようですね。
一方で「円支払特約C型」は契約者の申し出により、年金支払開始日以後でも付加、解約が可能ですので、受取りタイミングの為替レート(円高、円安)に柔軟な対応ができます。
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こだわり個人年金と外貨預金や投資信託を比較検証
金融商品であるこだわり個人年金を他の商品と比較・検討する場合、外貨建て保険との比較だけでなく外貨預金や投資信託といった他の運用先との比較も大切です。
- 外貨預金
外貨預金は好きなタイミングで少額から始めることができ、外貨建て保険と比較しても非常に気軽にできる運用方法と言えます。
外貨預金を保有して運用するのであれば、たとえば米ドルであれば米ドルのまま保有し円換算しなければ、為替の影響を受けず元本割れの心配をする必要はありません。
そしてその後の為替レート動向を見て円安傾向の時に円換算するなど工夫すれば、手堅い資産運用方法と言えます。
ただし、外貨預金はペイオフの対象とはなっていないため、もし銀行が破綻すると1,000万円超の預金は保護対象外になってしまう点には注意が必要です。
- 投資信託
投資信託は、外貨建て保険よりさらに高金利が期待できる運用方法であり、リスクを取ってもより運用益を出していきたいと考えるのであれば投資信託を選択すべきでしょう。
一方で外貨建て保険は運用利益が契約段階でも一定提示されており、利率の最低保証がある商品などは手堅い運用先であると言えます。
様々な金融商品を比較検討しポートフォリオを組むことが分散投資においては重要です。
そして分散投資における選択肢の1つとしてこだわり個人年金を利用することができれば、より柔軟な資産運用を実現できるでしょう。
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類似商品はある?こだわり個人年金と大樹生命のドリームフライトを比較
ここでは、マニュライフ生命「こだわり個人年金」を大樹生命「ドリームフライト」を比較検討いたします。
まずは、両者の基本情報を比較してみましょう。
マニュライフ生命「こだわり個人年金」 | 大樹生命「ドリームフライト」 | |
保険種類 | 無配当外貨建個人年金保険 (積立利率変動型) |
無配当外貨建個人年金保険 (積立利率更改型) |
契約 指定通貨 |
米ドル・豪ドル | 米ドル・豪ドル |
契約年齢 範囲 |
0歳~55歳 (年金の受取り方式によって変動) |
保障期間付終身:18~65歳 確定年金:0~65歳 |
保険料 受取方法 |
・死亡保障 ・年金保障 (確定年金・保証期間付終身年金から選択) |
・死亡保障 ・年金保障 (確定年金・保証期間付終身年金から選択) |
保険料 払込方法 |
月払・半年払・年払・一括払・前納 | 月払・半年払・年払・前納 |
特徴 その他 |
健康告知が不要 ドルコスト平均法による為替リスク抑制 利率は毎月変動する |
健康告知が不要 ドルコスト平均法による為替リスク抑制 利率は10年ごとに見直し |
両者ともに外貨建ての個人年金保険であり、
- 高い返戻率が期待できる
- 健康告知が不要
- 分割払いを中心としているためドルコスト平均法による為替リスク抑制効果に期待ができる
などと様々な点で共通点の多い商品となっています。
ただし利率に対するシステムには違いがあり、10年毎に利率が変更されるドリームフライトに比べ、こだわり個人年金は毎月利率が変化するのです。
10年間は利率が変わらないドリームフライトの方が安定的であるとも言えますが、こだわり年金保険も年1.5%の最低利率が保障されているため、毎月変動したとしても損失を被ることはありません。
むしろ市場状況が良い時によりタイムリーに高い利率の恩恵を受けることができるこだわり個人年金を利用した方が、運用益を出していく事を目的とした場合にはメリットが大きいと言えるでしょう。
返戻率の差をシミュレーション!どっちがお得?
次に、もう少し踏み込んで両者の返戻率についてシミュレーションして比較してみたいと思います。
下記は、保険料の負担時も保険金の受取時も1米ドル=100円として単純に計算したシミュレーションです。
<基本情報>
性別:男性
運用通貨:米ドル
為替レート:1米ドル=100円
こだわり個人年金 | ドリームフライト | |
月払保険料 | 10,000円 | 12,000円 |
契約時年齢 | 40歳 | 30歳 |
保険料 積立期間 |
25年 | 30年 |
積立利率 | 毎月変動 | 契約時:2.00% 契約から10年経過以後:1.25% |
保険料 支払累計額 |
3,000,000円 | 4,320,000円 |
円建 積立累計額 |
4,861,138円 | 4,776,000円 |
返戻率 | 162.0% | 110.6% |
参考:「こだわり年金保険」パンフレット・「ドリームフライト」契約のしおり
契約時の年齢や積立期間が異なるうえに実際には為替レートの影響を両者ともに無視できないため上記表だけで優劣をつけるのは難しいものです。
しかし、こだわり個人年金がより短い積立期間で高い返戻率を実現している点については注目すべきであり、運用がうまくいったときのリターンの大きさを示していると言えるでしょう。
また仮に運用が思うようにいかなかったとしても、こだわり個人年金には1.5%の最低保証もありますので一定の安定感を持って増やしていく事が可能です。
投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
現在は資産運用について多くの人が注目するようになっているものの、一体どれだけのお金を運用資金とすれば良いか認識できていない人も多くいままであるのが実情です。
けれども一般的には、投資性商品を資産の1/3程度に収めた方が確実な資産運用ができると言われています。
資産運用の方針を決める時には、以下のように手持ち資産を3つに分けて考え、
- 使用予定資金(今後の生活費など使い道が決まっていて減額できない資金)
- 流動性資金(想定外の事態に対応するため使い道を決めず自由に使えるようにしておく資金)
- 利殖性資金(使い道を決めず、自由に収益の追求や長期運用に回すことができる資金)
利殖性資金の中で投資性商品を選択するようにすれば、安全に資産運用ができるのです。
上記の目安を無視して過度に利殖性資金に手持ちのお金を回してしまうと、上手くいけば良いのですが、最悪の場合は現在の生活を手放さなくてはならないほど困窮することも考えられます。
所有資産は3つに分類して考え、その中の利殖性資金で安心かつ確実な投資行うようにしましょう。
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まとめ:こだわり個人年金は将来の資産形成の目的で加入しよう
こちらの記事では、
- こだわり個人年金の保障内容や特約、利率、返戻率など基本的な保険の仕組みについて
- こだわり個人年金のデメリットや注意すべきポイント
- こだわり個人年金の高金利やドルコスト平均法、節税メリットについて
- こだわり個人年金の口コミ評判
- こだわり個人年金と他のドル建て保険や外貨預金、投資信託との比較
などについて解説してきました。
結局、こだわり個人年金のポイントとしては
- 長期運用を前提にし低リスクを意識した商品設計
- 受取り時の自由度が高く為替リスクに臨機応変に対応できる
の2点ではないでしょうか。
ドルコスト平均法により保険料支払時の為替リスクを軽減しつつ、保険料円払込額の払込停止・再開、減額など制度によって契約形態に柔軟性を持たせ、長期の資産形成に起こり得るリスクの対策がしっかりされています。
また、保険料払込期間の延長や年金の受取り形式に多様性を持たせることで、受取時の為替リスクを最小限に抑えることが可能です。
20~30代から定年後の生活資金を意識した年金積立をご検討でしたら、こだわり個人年金の加入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
もし、こだわり個人年金が本当に良い外貨建て保険なのかわからない、他のドル建て保険と比較検討したい、などありましたら無料の「保険相談サービス」を利用することをおすすめします。
外貨建て保険はそもそも仕組み自体が非常に複雑ですし、数10種類もある外貨建て保険をネットの情報だけを頼りに自分で調べることには限界があります。
そんな場合は、マネーキャリアという保険のプロ(FP)に無料相談できるサービスがございますので、こちらでライフプランの相談も含めた保険の相談をすることをおすすめします。
保険相談の担当者は全てベテランのスタッフですので、難しい外貨建て保険でもわかりやすく説明してもらえますし、自分に合った保険を納得して選べるでしょう。
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