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デメリットや評判は?ソニー生命の米ドル建一時払終身保険を徹底解説

米ドル建一時払終身保険
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ソニー生命の米ドル建一時払終身保険の保障内容やデメリット、口コミも解説

最近、円貨より高金利で運用できる外貨建て保険が話題になっています。

資産運用や相続税対策をお考えの方は、検討されたこともあるのではないでしょうか?

そこで今回は数ある外貨建て保険商品の中から、ソニー生命の「米ドル建て一時払い終身保険」について、詳しい保障内容やメリット・デメリットをご紹介していきます。

また他商品との比較として、メットライフの「ビーウィズユープラス」や外貨預金、投資信託もご紹介していますので、参考にしていただければと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

米ドル建一時払終身保険の保障内容を解説!生命保険の特約内容は?

ソニー生命の「米ドル建一時払終身保険」は死亡保障のみと、非常にわかりやすい保障内容となっています

さらに良い点として、保険加入の際に健康状態の告知や審査が不要なので、健康に不安がある方や過去に大きな病気にかかったことのある方でも安心して加入できます。

また一般的に外貨建て保険では「外貨で払い込み・受け取り」をするのですが、契約時に付加される「円換算払込特約」「円換算支払特約」の2つの特約(無料)により、円貨/外貨を自由に選択することができます。

円貨で受け取りや払い込みをする場合には為替相場の影響を強く受けるので、その時の為替レートの状況によりどちらにするか判断しましょう。

この保険の特徴として、契約時に保険料を全額払い込み、そこから手数料などを引いた積立金を高金利な外貨で数十年運用することにより、今ある資産を増やすことができます。

死亡保険金の場合は、契約して最初の15年間、契約時に定めた逓増率にしたがって金額が1年ごとに少しずつ増え(第一保険期間)、16年以降は定額となります(第二次保険期間)。

<例>男性/一時払い保険料10万ドルの場合の逓増率と死亡保険金・解約返戻率

契約年齢 逓増率 死亡保険金(第二次保険期間) 解約返戻率(15年後)
50歳 6,7076% 20,061,400ドル 130,2%
60歳 4,3950% 16,592,500ドル 127,8%
70歳 2,8311% 14,246,650ドル 124,7%

※契約対象年齢:50歳~90歳

つまり、契約から解約返戻金または死亡保険金の受け取りまでの期間が長ければ長いほど、受け取る金額が大きくなります。

米ドル建一時払終身保険_シミュレーション

同時に初期費用が1万ドル〜というかなり大きい金額で、しかも数十年動かせないデメリットがあるので、十分な余裕を持って契約することをお勧めします。

ここで、

<例>

  • 契約者50歳 男性
  • 一時払保険料 100,000ドル
  • 逓増率 6.7076%

と仮定した時に、経過年数でどのように死亡保険金・解約返戻金が増加していくか見ていきましょう。

経過年齢 年齢 死亡保険金(米ドル) 解約返戻金(米ドル)
1年 50歳 10,000,000 9,491,730
6年 55歳 13,353,800 10,710,990
11年 60歳 16,707,600 12,001,590
16年 65歳 20,061,400 13,272,770
21年 70歳 20,061,400 14,477,880
31年 80歳 20,061,400 16,710,990

米ドルを円に換算した時、保険会社指定の為替手数料がかかります。

ただし「米ドル一時払終身保険」を販売しているソニー生命は、他社と比較して圧倒的に為替手数料が低く設定されている(0.01円/ 1米ドル)ので、為替手数料リスクを抑えることができます。

実は米ドル建一時払終身保険にはデメリットが!?元本割れのリスクとは

人気の米ドル建一時払終身保険ですが、やはり外貨建て保険ならではのデメリットもあります。

外貨建て保険を契約する際には、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解することがとても大切です。

逓増率の通りに増加した返戻金が受取れるわけではない?実質利回りの考え方を解説

先ほどの説明で契約から15年までは契約時に定めた逓増率にしたがって保険金、返戻金が増加するとありましたが、実際にはそのままの金額が受け取れるわけではありません。

実際の金額は「実質利回り(%)」という考え方を用いて算出します。

実質利回りとは、運用している金額に対する利子や、それにかかる税金なども含めた年単位の収益の割合のことです。

つまり逓増率よりも様々なものが加味されているということです。

この事実を知らずに解約返戻金を受け取った場合「予定より受け取った金額が少ない」といったトラブルにつながるので、契約の際には実質利回りについてもしっかり確認しておきましょう。

ドル建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは

米ドル建一時払終身保険」は外貨建て保険なので、為替相場の変動による影響をそのまま受けてしまいます。

そのため保険料を支払うときや、保険金などを受け取るときのタイミング次第では「元本割れ」などの危険性があります。

ソニー生命は為替手数料が他社より格段に安いので為替手数料リスクはかなり抑えられていますが、一度に支払い・受け取りをする金額がとても大きいので、タイミングには十分注意することが必要です。

早期解約は元本割れの危険性大!保険関係費などに注意しよう

外貨建て終身保険は円貨よりも高い金利で運用できますが、その分国内より多くの保険関係費や為替手数料がかかります。

保険関係費保険契約の維持や死亡保険金を最低保証するために必要な金額

したがって契約して数年で早期解約してしまうと、まだ手数料分の運用実績がないため、元本割れしてしまう危険性が非常に高いです。

外貨建て保険に加入する際には、数十年後に受け取ることを見越して、早期解約にならないようしっかりとした計画を立てましょう。

米ドル建一時払終身保険のメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増

ここからは「米ドル建一時払終身保険」のメリットを4点ご紹介していきます。

外貨建て保険は難しくとっつきにくい印象がありますが、実は大きなメリットもたくさんあるので、デメリットと併せて確認していきましょう。

高金利な米ドルで一時払い保険料を運用!貯蓄よりも利回りがいい

現在日本は超低金利時代が続いており、円貨でコツコツ貯蓄しても利子はほとんどつきません。

それに比べて米ドルは2〜3%の高金利なので、円貨より明らかに利回りが良いことがわかります。

為替リスクはありますが一方で大きな利益が期待できるので、魅力は大きいと言えるでしょう。

為替手数料が格安!他の保険会社と比較

既出ですが、ソニー生命は非常に為替手数料を安く設定しています。

保険会社別、為替手数料の比較

保険会社 保険料払込時 保険金等受取時
ソニー生命 1銭 1銭
ジブラルタ生命 50銭 1銭
プルデンシャル生命 25銭 25銭
マニュライフ生命 50銭 1銭
メットライフ生命 50銭 50銭

この表を見てわかる通り、ソニー生命は他社と比べて圧倒的に安いですね。

同じ金額でもこれだけ手数料が違えば、手元に残る金額も大きく変わってきます。

そのためこの「為替手数料が1銭」というのは、ソニー生命ならではの強みになっています。

健康告知が不要!無告知型の保険について

この保険の大きなメリットとして「健康に関する告知や審査が不要」ということがあります。

つまり過去に健康状態で保険加入を断られた人でも、安心して加入することができます。

また無告知型にすることで、相続税対策にも利用しやすいようになっています。

ちなみに生命保険の死亡保険金は「500万円×法定相続人の数」だけ非課税になります。

一方、預貯金で遺産を残した場合には全額課税対象となってしまうので、保険を相続税対策で使う方法はもはや定番となっています。

ソニー生命が破綻しても生命保険契約者保護機構

保険商品は保険会社が破綻しないことが最も重要なので、万が一のための対策が取られています。

それが「生命保険契約者保護機構」であり、ソニー生命を含む国内すべての生命保険会社が所属しています。

これは万が一生命保険会社が破綻した場合でも、他の保険会社等で契約を存続させるための支援をする組織です。

保険金が減少する場合もありますが、この機構により契約の消滅という心配はほぼなくなっています。

米ドル建一時払終身保険は資産分散をしたい方におすすめ

万が一日本が将来的に経済的に行き詰まった場合でも、円貨だけでなく外貨(米ドルなど)も持っていれば、自分の資産をある程度守ることができます。

世界情勢が激しく動く現代なので、資産分散も考えたいという場合には外貨建て保険も選択肢の一つになるかと思います。

米ドル建一時払終身保険の口コミや評判は?みんなの意見をご紹介

米ドル建一時払終身保険のメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。

そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。

米ドル建一時払終身保険の運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。

実際の口コミや評判を紹介していきます。

ソニー生命の米ドル建一時払終身保険の評判・口コミの評価①

1つ目はソニー生命の米ドル建一時払終身保険についての口コミをいただいた熊本県のR・Tさん(50歳)の評価です。

持病の関係で加入の際に健康告知がない、こちらの保険を選びました。無告知だとどうしても保証金額が低額な商品が多い中、この商品は死亡保険金が高額かつ増えるので大満足です。

持病や過去に大きな病気をした方だと、どうしても通常の保険に加入できないか、無告知型の保険に加入できたとしても低額な保険金になってしまうようです。しかし、この商品では無告知で高額な死亡保険金という持病のある方にもおすすめできるものとなっています。

口コミ提供ありがとうございました。

ソニー生命の米ドル建一時払終身保険の評判・口コミの評価②

2つ目のソニー生命の米ドル建一時払終身保険の口コミは東京都のK・Aさん(34歳)の評価です。

利回りの良さも気に入っていますし、何より今のところ順調に保険金も増えているので加入してよかったと思っています。

米ドルという高金利な外貨を扱った外貨建て保険の最大のメリットと言えますね。経過年数と共に保険金だけでなく解約返戻金も増加するので万が一解約した際もある程度戻ってくることも覚えておきましょう。

口コミ提供ありがとうございました。

ソニー生命の米ドル建一時払終身保険の評判・口コミの評価③

3つ目のソニー生命の米ドル建一時払終身保険の口コミは神奈川県のN・Kさん(47歳)の評価です。

そろそろ相続についても考えはじめなければいけない年になってきたので一時払終身保険に加入しようと考えていました。課税対策にもなるのに利回りが良く、保険金も増えるのが加入の決め手となりました。

保険という商品の特性上、課税対策にもなるのはもちろん金利が高いというのも大きな魅力ですね。

口コミ提供ありがとうございました。

米ドル建一時払終身保険とメットライフのビーウィズユープラスを比較検証

ソニー生命の「米ドル建一時払終身保険」と似たような商品として、メットライフ生命の「ビーウィズユープラス」を見ていきましょう。

こちらも一時払い終身保険なのは同様ですが、指定外貨は米ドル/豪ドルから選択できます。

また他にもソニー生命「米ドル建一時払終身保険」と異なる点として、

  • 健康状態の簡単な告知が必要
  • 保障重視コース/保障&運用コースから、契約者の目的に合ったものを選択できる
  • 健康や医療の無料相談(サポートサービス)付き
  • 契約対象年齢が0歳〜85歳と幅広い
  • 最低保障利率は年2.00%
  • 為替手数料は50銭かかる

以上の点です。

ビーウィズユープラスは米ドル建一時払終身保険と違って健康状態の告知が必要な分、契約してすぐに死亡保険金が払い込み保険料を上回るのが大きな特徴です。

また米ドル建一時払終身保険と比べて契約年齢が非常に幅広いので、相続対策や将来の資産形成など様々な用途で利用することができます。

このように同じ外貨建て一時払い終身保険でも、商品によってかなり違いがあります。

外貨預金や投資信託とも比較検討しよう

また外貨で資産形成する方法は、外貨建て保険だけでなく以下のような方法があります。

<外貨預金>

資産運用の1つで、円貨ではなく外貨で預金する方法です。

円貨に比べて利息が多く付くというメリットがありますが、外貨建て保険と同じく為替相場の影響により資産価値が上下するというデメリットもあります。

つまり為替レートを常に確認する必要があり、あまり為替に詳しくない場合は難しいと思うので、そんな方には毎月決まった日に自動で預金する「積立購入」をお勧めします。

外貨建て保険と大きく違うのは、保障がないという点です

しかし初期費用は外貨預金の方がかなり抑えられるので、気軽に始めるなら外貨預金が良いでしょう。

<投資信託(ファンド)>

投資信託とは、投資家達から集めたお金をひとつの「大きな資金」にし、運用の専門家が国内外の株式/債券などに投資、運用、その成果として生まれた利益を投資家に還元するという仕組みです。

運用に関してはプロが行うので、自分で投資先を決めなくて良いため投資初心者でも安心です。

またこちらも外貨建て保険よりかなり少ない金額から始められるので、比較的気軽に投資できます。

しかしデメリットとして買付手数料や換金手数料、管理費用等の諸経費を負担しなければならず、また投資が失敗した場合は元本割れの危険性があります

参考:投資性商品で確実に必要になるお金を運用してはいけない

投資は長期的運用をしなければ十分な利益が出ないことが多いので、一度投資をしたらその金額にはしばらく触れられません。

そのため投資する金額は、生活のために必要な金額を残した「自由に使えるお金」を利用しましょう。

外貨建て保険では早期解約すると元本割れのリスクがかなり高いので、最大限利益を出すためにも資産に十分余裕がある時に投資すべきです。

参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい

資性商品には必ずリスクがあるので、投資する金額は資産の1/3程度にしておくのが安全です。

外貨建て保険などの投資性商品に万が一のことがあっても生活に支障がないような金額に留めておきましょう。

また一つの商品に資産を集中させるのも安全性に欠けるので、複数の商品に資産を分散させるのがお勧めです。

まとめ:ソニー生命の米ドル建一時払終身保険は相続対策を想定して加入しよう

ソニー生命の米ドル建一時払終身保険について解説しましたが、いかがでしたか?

これは対象年齢が比較的高く告知も不要なことから、相続税対策として非常に有効な商品だと言えます。

ただし全ての資産を払い込むのではなく、自分が使う予定のない(確実に相続されそうな)金額に留めておくと良いでしょう。

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ぜひご覧ください。

 

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