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三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金の保障内容やメリット・デメリット、口コミ
三井住友海上プライマリー生命の外貨建一時払個人年金保険『人生応援年金』には、年金保険としての魅力を高める2つの機能が備わっています。
「トンチン性」と「外貨建てによる運用」です。
この商品に注目されている方は、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
しかしその一方で、「為替リスクや手数料の負担が大きいのでは?」「トンチン性に不安を感じる」などと、不安や疑問を持たれる方も少なからずいらっしゃることでしょう。
また、この商品は、幅広いニーズに応えられるように、加入者が柔軟にプランを作成できるようになっています。
その反面、判断に悩みそうなポイントが少なからずあります。
そこでこの記事では、人生応援年金について、
- 人生応援年金の保障内容
- 人生応援年金には、どんなデメリットが?
- 人生応援年金のメリット、賢い使い方
- 人生応援年金の口コミ、評判
- 日本生命のグランエイジとの比較
以上の点を中心に、わかりやすく説明しています。
この記事を読めば 人生応援年金の商品内容や特徴、メリット・デメリットなどをご理解いただけると思います。
将来の資金準備のために、ご検討いただきたい商品の一つです。
ぜひ最後までご覧ください。
人生応援年金の保障内容を解説!生命保険の特約内容は?
三井住友海上プライマリー生命人生応援年金の正式名称は「通貨選択生存保障重視型個人年金保険」です。
様々な保障プランを選べるようになっていますが、いわゆる外貨建一時払個人年金保険とライバル関係になる商品です。
- その基本的な仕組みを、表に整理しました。
保険種類 | 個人年金保険 |
年金の種類(主契約) | 以下のいずれかを選択
|
年金額 | 3,000万円以下(ただしドル建てのときは、契約日における円支払特約で適用する為替レートで換算して3,000万円以下) |
年金開始年齢 | 50歳~90歳 |
据置期間 | 0年~10年 (据置期間は、保険料払込から年金開始までの期間です) |
指定通貨 | 以下のいずれかを選択
|
告知 | なし |
契約年齢範囲 | 50歳~90歳 |
保険料 |
|
保険料支払期間 | 一時払のみ |
為替手数料 | 通貨(外貨)交換する場合は、その金融機関所定の為替手数料を、加入者が負担 |
年金の受け取り方について、詳しく説明します。以下の3つのパターンから選べます。
死亡時保証100%型終身年金 | 年金支払期間中に亡くなると、すでに受け取った年金総額と合算して、一時払保険料を下回らないように死亡一時金が出ます。 元本割れはありませんが、年金額はもっとも少ないです。 |
死亡時保証80%型終身年金 | 年金支払期間中に亡くなると、すでに受け取った年金総額と合算して、一時払保険料の80%を下回らないように、死亡一時金が出ます。 |
死亡時保証なし型終身年金 | 年金支払期間中に亡くなっても、死亡一時金は出ません。 年金開始からすぐに亡くなると、大きく元本割れします。ただし、年金額はもっとも大きいです。 |
- 続いて、この3つの年金受取パターン毎の、年金額・受取率シミュレーションをご覧ください。
受取率とは、一時払保険料を100%としたときの、それに対する受取総額の割合です。
60歳の男性が、積立利率2.20%のときに、豪ドル建て10万ドルの一時払保険料で、据置期間10年の人生応援年金に加入した、という設定でのシミュレーションです。
【死亡時保証100%型終身年金】
まず、年金額と、年金受取率が100%を超える年齢をご覧ください。
年金額 | 7,010豪ドル |
年金受取率100%超え | 84歳 |
続いて、年齢ごとのシミュレーションです。それぞれの年齢で亡くなったときの、総受取額と受取率をまとめました。金額は豪ドルです。
据置期間10年なので、年金開始は70歳からです。
年齢 | 年金累計 | 死亡一時金 (死亡保険金) |
受取率 |
---|---|---|---|
65歳 | 0 | 100,000 | 100.0% |
70歳 | 7,010 | 92,990 | 100.0% |
80歳 | 77,110 | 22,890 | 100.0% |
90歳 | 147,210 | 0 | 147.2% |
100歳 | 217,310 | 0 | 217.3% |
受取率は常に100%以上と、安全性重視です。
84歳以降は、受け取った年金の総額が100%を超えるので、死亡一時金はゼロです。
【死亡時保証80%型終身年金】
続いて、「死亡時保証80%型終身年金」のシミュレーションをご覧ください。
まず、年金額と、年金受取率が100%を超える年齢です。
年金額 | 7,330豪ドル |
年金受取率100%超え | 83歳 |
「死亡時保証100%型終身年金」の年金額より320豪ドル増加しています。
次に、年齢ごとのシミュレーションです。
年齢 | 年金累計 | 死亡一時金 (死亡保険金) |
受取率 |
---|---|---|---|
65歳 | 0 | 100,000 | 100.0% |
70歳 | 7,330 | 72,670 | 80.0% |
80歳 | 80,630 | 0 | 80.6% |
90歳 | 153,930 | 0 | 153.9% |
100歳 | 227,230 | 0 | 227.2% |
据置期間中の65歳で亡くなったときに、死亡保険金が満額(一時払保険料と同額)出て、受取率100%になっていることに、ご注目ください。
人生応援年金の死亡保障のうち、据置期間中に支払われるのは「死亡保険金」です。どの年金受取方法を選んでも満額出ます。
一方、年金開始後に亡くなると、「死亡一時金」が支払われます。こちらの金額が、選んだ年金受取方法に応じて変動します。
上のシミュレーションでは、年金開始の70歳以降が「死亡一時金」です。
83歳より前に亡くなると元本割れになります。
しかし、いつ亡くなっても、受取率が80%を下回ることはありません。
【死亡時保証なし型終身年金】
最後は、「死亡時保証なし型終身年金」のシミュレーションです。
以下が、年金額と、年金受取率が100%を超える年齢です。
年金額 | 7,740豪ドル |
年金受取率100%超え | 82歳 |
3つの年金受取方法の中で年金額はもっとも大きく、受取年金累計が100%を超えるのはもっとも早いです。
続いて、年齢ごとのシミュレーションです。
年齢 | 年金累計 | 死亡一時金 (死亡保険金) |
受取率 |
---|---|---|---|
65歳 | 0 | 100,000 | 100.0% |
70歳 | 7,740 | 0 | 7.7% |
80歳 | 85,140 | 0 | 85.1% |
90歳 | 162,540 | 0 | 162.5% |
100歳 | 239,940 | 0 | 239.9% |
ご覧のように、年金開始の70歳以降、死亡一時金は出ません。よって、年金開始直後の70歳で亡くなると、受取率は7.7%にしかなりません。
ただし、年金額が大きいために、95歳のときに年金受取率は200%を超えます。他の受取方法と比べて、リスクは大きいものの、利回りに優れています。
- 三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金には、以下のような特約が用意されています。
いずれも、お金の受け取り方に関わる重要な特約です。
特約名 | 特約内容 |
遺族年金支払特約 | 被保険者が亡くなると、通常は遺族に死亡保険金が一括して支払われます。この特約を付けると、年金形式で受け取ることができます。 |
円支払特約 | この特約を付けると、外貨建契約の死亡保険金や解約払戻金などを、円に換算して受け取ることができます。 |
年金円支払特約 | 外貨建契約の年金を受け取るときに、円に換算した金額をお受け取りいただける特約です。 |
指定代理請求特約 | 年金受取人が年金を請求できなくなったときに備えて、代理人をあらかじめ指定できる特約です。 |
なお、人生応援年金は、トンチン年金という仕組みを採用しています。この仕組みについては、下のメリットのところで詳しくご説明します。
実は人生応援年金にはデメリットが!?元本割れのリスクとは
厳密に言うと、人生応援年金の仕組みから来るデメリットは、ほとんどありません。
というのは、トンチン性と外貨建てがこの商品の特徴ではありますが、トンチン性が無いプランや円建てで運用するプランも用意されています。
つまり、リスクの種類や大きさを、加入者自身が決められるようになっています。
そうは言っても、人生応援年金に関心を持たれる方々の多くは、トンチン性や外貨建てに注目されていることでしょう。
そこで、トンチン性のある外貨建てのプランを前提に、ご注意いただきたいことを以下でご説明します。
積立利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説
パンフレットやウェブサイトに記載されている積立利率は、実際の利回り、つまり実質利回りとは、異なります。
この商品を含めて、保険料一時払いの保険商品では、加入時に保険料から諸費用・手数料がまとめて差し引かれます。
その後も、管理のための諸費用・手数料が毎年差し引かれます。
また、外貨建て保険は、円建てと比較して諸費用・手数料の種類が多く、計算方法も複雑です。
積立利率は、こうした諸費用・手数料を反映する前の利回りです。
そのため、実質利回りは、公表されている積立利率より低くなります。
外貨建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは
人生応援年金では、契約したときに、受け取る年金額が確定します。
というのは、契約時点の積立利率が、保険期間を通して固定して適用されるからです。
ただし、外貨建て契約の場合、確定するのはドル建ての年金額です。
円で受け取るなら、ドルから円に交換するときに、そのときどきの為替相場によって金額が変動します。
最悪、元本割れの危険もあります。
中途解約は元本割れの危険性大!市場価格調整に注意
人生応援年金では、据置期間を設定したときに、その期間中であれば解約できます。このとき、解約払戻金はありますが、規定上、一時払保険料を超える金額にはなりません。
解約払戻金に関してご注意いただきたいのが市場価格調整です。
市場価格調整とは、外貨建てで加入したときに、加入時点の市場金利と解約時点の市場金利のギャップを調整する仕組みです。
具体的には、契約時点よりも解約時の市場金利が高いと解約払戻金は下がります。
逆に、解約時の市場金利が低いと解約払戻金は上がります。
タイミングによって解約払戻金が変動するので、急にお金が必要になって解約するケースでは、元本割れする危険があります。
なお、人生応援年金には、解約控除(解約手数料等)はありません。
その点は、他社商品と比較して好ましいです。
人生応援年金のメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増
上でご説明したデメリットは、他社の外貨建一時払個人年金保険にもほぼ当てはまります。
年金保険に限らず、外貨建て保険全般にも大なり小なり当てはまります。
それにもかかわらず、数多くの外貨建て保険が販売され、売れ行きは好調です。デメリットを上回る、いくつものメリットがあるからでしょう。
高金利な外貨で一時払保険料を運用!積立利率は1.0%前後
三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金は、米ドル建て、豪ドル建て、円建てのいずれかを選ぶことができます。
それぞれの積立利率を比較すると、外貨建ての利回りの優位はあきらかです。
例として、2019年9月時点(2019年09月09日~2019年09月22日が契約日の場合)の積立利率をご覧ください。
なお、積立利率は、加入時の年齢や据置期間によって、多少の幅があります。
米ドル建て | 1.50%〜1.65% |
豪ドル建て | 1.11%〜1.25% |
円建て | 0.29% |
ちなみに、円建ては積立利率が低くて年金原資の確保が難しいことから、70歳以上の新規加入は停止されています(2019年9月現在)。
ところで、人生応援年金では、契約日の積立利率が保険期間を通じて適用されます。
加入した後に利率低下の不安はありませんし、今後の見通しを立てやすいです。
人生応援年金の「トンチン性」とは?死亡保障を減らし終身年金の受取総額を増加
人生応援年金の特徴の一つが、トンチン年金を選択できることです。
一般的な個人年金保険では、被保険者が年金支払期間中に亡くなると、年金として受け取る予定であった金額相当を、死亡一時金(または死亡保険金)として遺族が受け取ります。
これに対して、人生応援年金では、この死亡一時金をゼロにするか減額するかわりに、年金額を増やすことができます。
このような年金を、トンチン性がある年金、トンチン年金などと呼びます。
すでに終身保険などの死亡保険で十分な死亡保障を準備されているなら、トンチン年金を選択して、さらに年金額を大きくすることが可能です。
人生応援年金の年金受取り種類3パターンを解説
すでにご説明したように、人生応援年金の年金の受け取り方は、以下の3パターンが用意されています。
- 死亡時保証なし型終身年金
- 死亡時保証100%型終身年金
- 死亡時保証80%型終身年金
どれを選ぶかは重要です。
この中で「死亡時保証なし型終身年金」を選択し、ドル建てで加入したら、“最新鋭”の個人年金保険になります。
一方、「死亡時保証100%型終身年金」を選ぶと、トンチン性は実質的に無くなります。
このパターンを選んで円建てで加入したら、ありふれた一時払個人年金保険になります(ダメという意味ではありません)。
このように、人生応援年金は、加入者の選択次第で、別の商品かと思えるくらい保障内容が変わります。
言い換えると、これだけの幅でリターンとリスクの大きさを選択できます。
この点は、人生応援年金のセールスポイントです。
それでは、3パターンのリターンとリスクを、より具体的にイメージしていただくために、以下のシミュレーションをご覧ください。
終身年金は何歳で一時払保険料を上回る?受取り金額をシミュレーション
上の保障内容の解説にてご覧いただいた、個々のシミュレーションの「受取率」と「受取率100%を超える年齢」を、一つの表にまとめました。
年齢 | 死亡時保証100%型 | 死亡時保証80%型 | 死亡時保証なし型 |
---|---|---|---|
65歳 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
70歳 | 100.0% | 80.0% | 7.7% |
80歳 | 100.0% | 80.6% | 85.1% |
90歳 | 147.2% | 153.9% | 162.5% |
100歳 | 217.3% | 227.2% | 239.9% |
受取率を超える年齢 | 84歳 | 83歳 | 82歳 |
このうち、一番右の列の「死亡時保証なし型終身年金」は、受取率の伸びが3つの中で抜群です。
そのかわりに、70〜82歳の間に亡くなると、元本割れになります。
とは言え、2017年の男性の平均寿命(81.09歳)で亡くなっても、元本の85%以上を回収できます。リスクの大きな期間は意外と短いです。
続いて、一番左の列の「死亡時保証100%型終身年金」の受取率をご覧ください。
どの年齢でも100%以上、つまり元本割れしません。
一方、受取率は3パターン中で最低です。
それでも、90歳の時点で147.2%に達しています。
十分に楽しみな増え方ではないでしょうか?
そして、表の中央の「死亡時保証80%型終身年金」が絶妙です。
90歳、100歳の受取率を他の2つと比較していただくと、ちょうど中間くらいの数字になっています。
このように、3パターンの年金受取方法は、幅広いニーズに応えるべくよく考えられており、人生応援年金の、競合商品に勝る魅力となっています。
三井住友海上プライマリー生命が破綻しても生命保険契約者保護機構により契約が保護される
三井住友海上プライマリー生命は生命保険契約者保護機構の会員会社です。
もし同社が経営破綻に陥った場合には、生命保険契約者保護機構によって、保険契約者保護の措置が図られます。
保護されても、年金や死亡保障を削減されたり、契約条件が変更されることはあります。
とは言え、高予定利率契約を除き、「責任準備金」(年金・保険金などの財源として、保険会社が積み立てている準備金)は、破綻時点の90%まで補償されます(2019年10月現在)。
もっとも、同社はMS&ADインシュアランス・グループの一員です。万が一破綻の危機に直面しても、グループで支えてもらえる可能性は大きいです。
人生応援年金は資産分散をしたい方におすすめ
人生応援年金は、ドル・ベースでは元本が保証されます。
しかし、円に交換するときに、為替相場が円高になっていれば、元本を下回る恐れがあります。
そのリスクを回避するには、年金をいったんドルで受け取って、有利なタイミングになるまで待ちましょう。
絶好のタイミングで円に交換することで、リスクを回避できるのみならず、高利回りの恩恵を大きくできます。
ただし、こうするためには、年金をすぐに受け取らなくても生活費に困らないよう、複数の手段で生活資金を準備しておきたいです。
その意味で、人生応援年金は、資産分散をしたい方にこそ、お勧めしたい保険商品です。
人生応援年金の口コミや評判は?みんなの意見をご紹介
人生応援年金のメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
人生応援年金の運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金の評判・口コミの評価①
1つ目は三井住友海上プライマリー生命の個人年金保険「人生応援年金」についての口コミをいただいた北海道のY・Sさん(59歳)の評価です。
「子供たちも自立したので、思い切って死亡時保障なし型を選択しました。このプランでは長生きするほど総受取額が増えるので、健康でいようという意識も高まりますしね。加入する前に唯一不安に感じた為替変動リスクでしたが、据え置き期間を設定することである程度は回避できそうなので、安心です。自分でリスクもリターンも決められるというのはこの保険の大きなメリットだと思います。」
プランの柔軟性が高いのがこの保険の魅力の一つです。年金をなるべく多く受け取りたいのか、死亡保障も両立させたいのか、個人のニーズに合わせてプランを自由に組み合わせることができます。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金の評判・口コミの評価②
2つ目の三井住友海上プライマリー生命の個人年金保険「人生応援年金」の口コミは和歌山県のR・Mさん(58歳)の評価です。
「自分に万が一のことがあっても遺族年金支払特約を付ければ妻が年金を一生涯受け取れるので、加入しました。今のところ利回りも良いので順調に運用できていますが、積立期間も長めに設定したので、より多くのリターンが望めそうでいまから楽しみにしています。長生きした場合、年金だけに頼るのは不安という人は老後のための資産運用として始めることをおすすめします。」
年金だけで夫婦二人が余裕のある生活をすることができるか、不安に思う方は多いのではないでしょうか?夫婦の共有資産として契約者に万が一のことがあった場合でも被保険者が年金を受け取ることができるのは心強いですよね。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金の評判・口コミの評価③
3つ目の三井住友海上プライマリー生命の個人年金保険「人生応援年金」の口コミは千葉県のS・Iさん(54歳)の評価です。
「せっかくこの保険に加入するならと死亡時保障なし型と迷いましたが、加入してすぐに死亡してしまうリスクも考えて80%型に加入しました。受け取れる年金も最大限増やしたいですが、死亡保障を全くつけないのは不安という私のような考えを持っている方にはこのプランが一番合っていると思います。また、契約後本当にすぐに年金を受け取ることができるので信頼度も高いです。」
プランが3つあるため、リスクと安定を両立させたいという場合は死亡保障時80%型を選ぶことをおすすめします。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金と日本生命のグランエイジを比較
日本生命のグランエイジは、日本で初めてのトンチン年金商品で、2016年に発売されました。
人生応援年金をこの商品と比較したところ、同じトンチン年金でも、かなり違いがありました。
主な違いを、下の表にまとめました。
人生応援年金 | グランエイジ | |
年金の受取方法 | 以下のいずれかを選択
|
以下のいずれかを選択
|
年金開始年齢 | 50歳~90歳 | 60歳~90歳 |
年金額 | 3,000万円以下(ただしドル建てのときは、契約日における円支払特約で適用する為替レートで換算して3,000万円以下) |
※上限は、5年保証期間付終身年金3,000万円、10年確定年金年金額6,000万円。 |
指定通貨 | 以下のいずれかを選択
|
円のみ |
告知 | なし | なし |
契約年齢範囲 | 50歳~90歳 | 50歳〜87歳 |
保険料支払期間 | 一時払のみ | 全期払(年金開始まで月払・年払) ただし前納の取扱いも可 |
特に注目していただきたいのは、以下の3点です。
- 運用する通貨(外貨建てか円建てか)
- 保険料の払込方法(一時払いか分割払いか)
- 死亡保障が削減される期間
【利回りを期待できるのは人生応援年金】
人生応援年金は、外貨建てか円建てかを選べます。
グランエイジは円建てのみです。
利回りの面で期待が大きいのは人生応援年金です。
【保険料の払込方法を選べるグランエイジ】
加入しやすいのはグランエイジです。
グランエイジの保険料払込は、月払・年払ですが、前納の取り扱いがあります。
まとまった資金が無くとも加入できますし、あればより有利な条件で加入できます(前納を利用すると、保険料が割引になります)。
他方、人生応援年金は一時払いのみですから、まとまった資金が手元にないと加入できません。
【死亡保障の削り方が異なる】
2つの保険とも、死亡保障が減額されるかわりに、年金が大きくなる仕組みです。
ただし、死亡保障の削り方に違いがあります。
人生応援年金は、年金受取期間を通して、死亡保障が減額されます。
他方、グランエイジで死亡保障が削減されるのは、保険料払込期間だけです。
グランエイジでは、年金開始後に亡くなると、その後の年金のための準備額に相当する死亡一時金が、支払われます。
どちらのリスクが大きいかは、加入する年齢、性別、保障プランなどによって異なります。
実際に保障設計書・見積書を入手されて、できれば保険の専門家と質疑応答しながら、比較検討してください。
外貨預金や投資信託とも比較検討しよう
人生応援年金と同様に、リスクをある程度コントロールできて、かつリターンを期待できる金融商品に、外貨預金や投資信託があります。
保険のジャンル内だけで比較検討するのではなく、これらの金融商品も、検討対象に含めていただきたいです。
【外貨預金】
外貨預金は、外国の通貨で預金することです。メリット、デメリットは、下表のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
外貨預金は、利回りでは外貨建て保険より劣ることが多いです。
ただし、お金を引き出したり別の商品に移したりを、柔軟にできます。
お金の動かしやすさは、リスクを伴う投資にとっては一つのメリッです。
ちなみに、外貨建て保険を途中解約すると、損になる恐れが大きいです。
【投資信託】
投資信託とは、資産運用の専門家にお金を預けて、運用してもらう金融商品です。
専門家が運用するとは言え、損をすることもあります。
つまり、元本保証はありません。
投資の対象(国内か海外か、株式か債券か不動産かetc)によって別々の商品になっており、商品ごとにリスクとリターンの大きさは異なります。
投資信託は、商品の種類や商品数が多いので、様々な使い方ができます。
たとえば、米国債・豪国債に投資する投資信託は、外貨建て保険と競合関係になります。
一方、株式などに投資する投資信託は、外貨建て保険と組み合わせることにより、リスク分散になります。
参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
元本割れのリスクがある金融商品に投資するときは、資産を分散してリスクを抑えたいです。
しかし、それでもリスクがゼロになるわけではありません。
そこで、リスクのある商品に過剰に投資することのないよう、しっかりと管理したいです。
とは言え、どのくらいが適切かの判断は難しいです。
リスクの許容度は、世帯の状況、目標金額、投資手段などによって異なります。
一つの目安として、投資性商品を、資産運用全体の1/3程度に収めることをお勧めします。
まとめ:三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金は老後資金の準備に活用しよう
こちらの記事では三井住友海上プライマリー生命の人生応援年金について
- 人生応援年金の保障内容や特約、積立利率のシミュレーションの解説
- 人生応援年金の為替リスクや中途解約でのデメリット
- 人生応援年金の高金利やトンチン性によるメリット
- 人生応援年金の口コミ、評判の紹介
- 生応援年金と類似商品の比較
などを解説してきました。
三井住友海上プライマリー生命人生応援年金のポイントとしては
- 外貨建てとトンチン年金の組み合わせで、高利回りを期待できる点
- リスクとリターンのバランスを、加入者が柔軟に選択できる点
の2点ではないでしょうか?
最近、「人生100年時代」という言葉を、よく耳にするようになりました。
医療の発達などにより、日本人の寿命は着々と伸びています。
その一方で、老後に、公的年金だけでは生活できないと考える方々が増えています。
まとまった生活資金を用意できても、それを取り崩しながらの生活には不安があります。
人生応援年金は、そうした不安に応えるために、外貨建てとトンチン性により、高利回りを実現しています。
ところで、人生応援年金のような外貨建ての保険は、現在多くの保険会社が手がけており、売れ行き好調です。
その一方で、為替リスク等を理解しないまま加入された方からの苦情も、増えているようです。
三井住友海上プライマリー生命人生応援年金には、円建てのプランやトンチン性の低いプランも用意されており、加入者がリスクをコントロールできる仕組みになっています。
とは言え、保険や資産運用の専門知識を持たない人が、適切に判断するのは難しいです。
そして、判断を誤ると、老後の生活にしわ寄せが及びます。
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保険相談の担当者は全てベテランのスタッフですので、難しい外貨建て保険でもわかりやすく説明してもらえますし、自分に合った保険を納得して選べるでしょう。
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