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三井住友海上プライマリー生命のみらい、そだてるの保障内容やメリット・デメリット、口コミ
三井住友海上プライマリー生命が2014年6月4日に発売した「みらい、そだてる」は、銀行窓口で販売されている通貨選択型の外貨建て定額個人年金保険です。
「老後2,000万円問題」が話題になって以降、政府にばかり頼らない個人での資産形成に注目が集まっており、個人年金保険の存在感も益々高まっています。
確かに、外貨での運用には大きな不安を抱く人もいるのが現状です。
しかしながら「みらい、そだてる」は外貨建ての高利率資産運用はもちろん個人年金保険としての選択肢の多さから、多くの方におすすめできる保険商品といえます。
この記事では「みらい、そだてる」について、
- みらい、そだてるの保障内容や特約内容
- みらい、そだてるのデメリット
- みらい、そだてるのメリット、おすすめポイント
- みらい、そだてるの評判や口コミ
- マニュライフ生命のパワーカレンシーとみらい、そだてるとの比較
以上の点を中心にお話しさせていただきます。
この記事を読めば「みらい、そだてる」の商品内容、メリットやデメリット、口コミと評判、他商品との比較情報について知ることができ、契約を検討しているあなたにとても役立つものとなっています。
せひ、最後までご覧ください。
みらい、そだてるの保障内容を解説!生命保険の特約内容は?
三井住友海上プライマリー生命の「みらい、そだてる」の正式名称は、「通貨選択型定額個人年金保険」といいます。
通貨は米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ユーロ、円の中から選択することができ、選択肢の多さも特徴です。
- まず、「みらい、そだてる」の基本情報からお話ししていきます。
保障内容等 | 主契約:年金 |
特約:遺族年金 | |
契約指定通貨 | 米ドル・豪ドル・ニュージーランドドル・ユーロ・円 |
保険金額 | 払込保険料によって変額 |
契約年齢範囲 | 積立期間3年:0歳~87歳 |
積立期間5年:0歳~85歳 | |
積立期間7年:0歳~83歳 | |
積立期間10年:0歳~80歳 | |
積立期間15年:0歳~75歳 | |
保険料払込期間 | 契約時 |
保険料払込方法 | 一時払のみ |
三井住友海上プライマリー生命が指定する口座へ送金 | |
保険料を円で払う場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
保険金等を円で受け取る場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
契約者貸付 | なし |
告知 | 健康告知あり |
この保険の特徴として挙げられるのが、通貨を円を含めた5種類の中から選べたり、選択コースが積立コースと定期支払コースの2つから選べたりする選択肢の多さです。
- 次に、積立利率や解約返戻率のシミュレーションについて見ていきましょう。
<基本情報>
契約時被保険者年齢:45歳
被保険者性別:男
一時払保険料:20,000米ドル
積立利率:3.5%
為替レート:1米ドル=100円
積立期間:10年
上記条件でシミュレーションすると、おおよそ以下の表の通りとなります。
経過年数 | 積立金額 | 解約返戻金額 | 返戻率 | 為替レートに応じた円換算額 | ||
契約時の為替レートに対して(1米ドルあたり) | ||||||
-10円の場合 | ±0円の場合 | +10円の場合 | ||||
90円 | 100円 | 110円 | ||||
1年 | 20,183米ドル | 18,548米ドル | 92.7% | 1,669,320円 | 1,854,800円 | 2,040,280円 |
2年 | 21,008米ドル | 19,495米ドル | 97.4% | 1,754,550円 | 1,949,500円 | 2,144,450円 |
3年 | 21,846米ドル | 20,469米ドル | 102.3% | 1,842,210円 | 2,046,900円 | 2,251,590円 |
5年 | 23,574米ドル | 22,513米ドル | 112.6% | 2,026,170円 | 2,251,300円 | 2,476,430円 |
7年 | 25,372米ドル | 24,686米ドル | 123.4% | 2,221,740円 | 2,468,600円 | 2,715,460円 |
10年 | 28,212米ドル | 28,212米ドル | 141.1% | 2,539,080円 | 2,821,200円 | 3,103,320円 |
契約日から5年もすれば、返戻率は100%を超え、その後も増え続ける結果となりました。
為替レートのリスクは常に付きまといますが、上手くいけば高返戻率も期待できる商品と言えるのではないでしょうか。
次は、保険金・返戻金の受け取り方式について見ていきます。
みらい、そだてるの受け取り方式には、積立コースと定期支払コースの2つがあります。
まず積立コースでは契約時に105%~200%の間で1%刻みに目標設定を行い、目標達成後は自動的に円建年金に移行します。
そして定期支払コースにすれば、直近1年間の利率による積立利息相当分を契約日の一年後から毎年の契約応当日に受け取ることもできるのです。
大きく貯めるのかそれともコツコツ受け取るのか、ニーズに合わせて利用方法を変えることができるということですね。
- 最後に、特約については詳細を下表のとおりにまとめています。
特約名 | 特約内容 |
定期支払特約 | 契約日後の毎年の契約応当日に被保険者が生存している場合に、直近1年間に適用した積立利率による利息相当分を定期支払金として支払ってもらえる特約 |
目標設定円建年金移行特約 | 契約通貨が外貨の場合に付加することができ、目標値を設定することで契約日からその日を含めて1年経過後、年金支払開始日の2カ月前までの間に解約払戻金の円換算額が設定した目標額以上になった場合、その日に円建年金へ自動的に移行する特約 |
遺族年金支払特約 | 被保険者が死亡された場合に、死亡保険金の全部または一部を、一括でのお受取りにかえて年金形式で受取ることができる特約(年金の種類は確定年金となり、年金支払期間を5年・10年・15年・20年・25年・30年から選択できる) |
円入金特約 | 円で受領した一時払保険料を三井住友海上プライマリー生命が受領する日における所定の為替レートを用いて外貨に換算し、外貨建一時払保険料として受領する特約 |
外貨入金特約 | 契約通貨と異なる外貨(米ドル・豪ドル)で受領した一時払保険料を三井住友海上プライマ リー生命が受領する日における所定の為替レートを用いて契約通貨に換算(米ドル→豪ドル・豪ド ル→米ドル・米ドル→ニュージーランドドル・豪ドル→ニュージーランドドル)し、一時払保険料として受領できる特約 |
円支払い特約 | 外貨建契約の死亡保険金、解約払戻金および定期支払金などの受取りの際、円に換算した 金額で受取れる特約 |
指定代理請求特約 | 被保険者が年金受取人である契約において、その年金受取人に年金を請求できない特別な事情がある場合、契約者(年金支払開始日以後は、年金受取人)によってあらかじめ指定された指定代理請求人 が年金受取人にかわって年金を請求することができる特約 |
特に定期支払特約を付加すれば定期的に利息分を受け取れる点は、「みらいを、そだてる」の大きな特徴と言えます。
実はみらい、そだてるにはデメリットが!?元本割れのリスクとは
ここまでは、「みらいを、そだてる」の保障内容や特約内容についてお話してきました。
通貨や受け取りコースにおいて沢山の選択肢がある「みらいを、そだてる」ですが、デメリットも存在します。
そこでここからは、「みらいを、そだてる」のデメリットとして
- 保険料全てに積立利率が適用されるわけでは無い点
- 為替レート変動のリスク
- 中途解約時に注意したい市場価格調整屋解約控除
上記3つの点についてお話ししていきます。
積立利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説
「みらいを、そだてる」は一定の積立利率によって積立金額を増やしていくことができるのですが、単純に「保険料×積立利率」がそのまま保険金額となるわけではありません。
実際の利回りは年⾦⽀払開始⽇の年⾦原資と、積⽴期間中の定期⽀払⾦の契約通貨建て受取累計額の合計を⼀時払保険料で割り算することで収益率を算出し、それを年複利換算により算出して出しているのです。
こういった利回りのことを実質利回りと呼び、通常積立利率よりも実質利回りは低くなるのです。
たとえば、定期支払コースで契約通貨を米ドルにして積立期間を15年とすると、積立利率が1.13%だった場合に実質利回りは1.049%ほどまでに下がると試算されます。
外貨建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは
「みらいを、そだてる」は積立期間に応じて保険金額を増やしていける保険商品ですが、外貨建て保険であるために為替レート変動の影響をどうしても受けてしまいます。
たとえば、1米ドル=100円で2,000万円の保険料を一時払いし、基本保険金額が200,000米ドルとなったケースではどうでしょうか。
返戻率が110%になったとしても、一方で米ドルが15%安くなってしまうと、円換算額に直した場合1,870万円となってしまい、元本割れをしてしまうのです。
このように、外貨建て保険を扱う場合には運用利益だけでなく為替リスクの存在は常に認識しておかなくてはなりません。
中途解約は元本割れの危険性大!市場価格調整や解約控除がある
「みらいを、そだてる」には、解約返戻金を計算の際に市場価格調整や解約控除という仕組みが適用されます。
まず市場価格調整とは、解約日の積立金額に市場金利の変動状況を反映させて返戻金を算出する仕組みのことを言います。
解約時の金利よりも契約時の金利が低ければ解約返戻金は減少し、解約時の金利よりも契約時の金利が高ければ解約返戻金は増額することになるのです。
一体なぜ、市場価格調整という仕組みが必要なのでしょうか。
たとえば「金利4%の商品」を持っている状態で市場金利が上昇し、新しく「金利5%の商品」が出たとしましょう。
この場合多くの人が「金利4%の商品」を売りに出してより利益の出る「金利5%の商品」を入手しようとしますよね。
結果として「金利4%の商品」の市場価値は下落し、持ち続けている人は想定外の損害を被ることになります。
こういった不合理を起こさないようにするため、「金利4%の商品」を売って「金利5%の商品」を買う場合、つまり契約時より解約時の方が市場金利が上がっている時は解約返戻金を減少させて市場全体のバランスをとるのです。
逆に「利率5%の商品」を売却して「利率4%の商品」を購入する場合、つまり契約時より解約時の市場金利が下がっている時には解約返戻金を増加させて市場全体のバランスをとるようにします。
次に、解約控除について説明します。
解約控除とは、解約返戻金の算出時、積立金から一定額を手数料の様な形で差し引くことをいいます。
一般的に保険料は、諸経費や運用に充てる付加保険料と、保険金支払の準備金に充てる純保険料の2種類を含めて計算されています。
かりに短期間で解約をしてしまうと、付加保険料だけで諸経費等を賄うことができなくなるため、解約控除をしてその費用を回収しようとするのです。
したがって、解約までの期間と解約控除の額は反比例します。
期間が短ければ解約控除額は多くなり、長くなれば解約控除額は少なくなるのです。
「みらいを、そだてる」では、以下の表の通りあらかじめ定められた解約控除率によって解約控除が行なわれる仕組みになっています。
<契約通貨が外貨の場合の解約控除率>
契約日からの経過年数 | 1年未満 | 1年以上2年未満 | 2年以上3年未満 | 3年以上4年未満 | 4年以上5年未満 | 5年以上6年未満 | 6年以上7年未満 | 7年以上8年未満 | 8年以上9年未満 | 9年以上10年未満 | 10年以上 | |
積立期間 | 15年 | 10% | 9% | 8% | 7% | 6% | 5% | 4% | 3% | 2% | 1% | 0% |
10年 | 9% | 8.1% | 7.2% | 6.3% | 5.4% | 4.5% | 3.6% | 2.7% | 1.8% | 0.9% | ||
7年 | 7% | 6% | 5% | 4% | 3% | 2% | 1% | |||||
5年 | 6% | 4.8% | 3.6% | 2.4% | 1.2% | |||||||
3年 | 3.9% | 2.6% | 1.3% |
<契約通貨が円の場合の解約控除率>
契約日からの経過年数 | 1年未満 | 1年以上2年未満 | 2年以上3年未満 | 3年以上4年未満 | 4年以上5年未満 | 5年以上6年未満 | 6年以上7年未満 | 7年以上8年未満 | 8年以上9年未満 | 9年以上10年未満 | 10年以上 | |
積立期間 | 15年 | 9% | 8.1% | 7.2% | 6.3% | 5.4% | 4.5% | 3.6% | 2.7% | 1.8% | 0.9% | 0% |
10年 | 8% | 7.2% | 6.4% | 5.6% | 4.8% | 4.0% | 3.2% | 2.4% | 1.6% | 0.8% |
原則として契約期間が10年を超えなければ解約控除が行なわれてしまい、短期間での解約は解約控除額を高めて解約返戻金を減らす結果につながりますので注意が必要です。
みらい、そだてるのメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増
ここまでは、「みらい、そだてる」のデメリットやリスクについて説明してきましたが、同商品にはもちろんメリットも豊富にあります。
そこでここからは、「みらいを、そだてる」のメリットとして
- 外貨建て保険特有の高金利運用
- 運用結果を早期に受け取れる「定期支払コース」
- 目標値をクリアしたら円建年金原資を自動確保できる「積立コース」
- 年金受取方式を2コースから選択できる点
以上の4点にまとめてお話ししていきます。
一時払保険料を高金利な外貨で運用! 過去の積立利率は1.0%前後
外貨建て保険特有の高金利運用は、外貨建て保険である「みらいを、そだてる」のメリットとして第一に挙げられる点でしょう。
「みらいを、そだてる」の選択契約通貨は米ドル・豪ドル・ニュージーランドドル・ユーロ・円の5種類があり、契約時の積立利率は積立期間10年の場合次の通りとなっています。
米ドル | 定期支払コース | 1.20% |
積立コース | 1.08% | |
豪ドル | 定期支払コース | 0.40% |
積立コース | 0.28% | |
NZドル | 定期支払コース | 0.45% |
積立コース | 0.33% |
※2019年9月23日~2019年10月6日の契約日の場合
契約の時期によっても金利は変わってきますが、これまでの流れを見ると1.0%前後という好利率で円建て保険より好条件での運用が可能なのです。
特に米ドルを選択すると1.0%台の高利率で運用することができ、更に好条件と言えます。
「定期支払コース」なら運用成果をすぐに受取れる
「みらいを、そだてる」の年金受け取り方式のうち、「定期支払コース」であれば運用結果をすぐに受家取ることができます。
定期支払コースは年金原資として一時保険料を積み立てつつ、それまでの1年間で出た運用利益部分を毎年の契約応当日に受け取ることができる受け取り方式です。
年金としての積立と運用成果を少額に分けてコツコツ受け取り続けることを両立させている、「みらいを、そだてる」ならではの受け取り方式と言えるのではないでしょうか。
「積立(ターゲット)コース」なら運用益の目標値を達成したら円建年金原資を自動確保
「みらいを、そだてる」の受取方式のうち、「積立(ターゲット)コース」であれば契約時に積立期間を選択して目標達成をすると自動的に円建年金原資を確保することができます。
目標は105%~200%の間で1%刻みに設定することができ、下記のような計算で、あなたの考えに合った柔軟なゴール設定ができるのです。
目標額=円換算一時払保険料(円)×目標値(%)
また、目標値は円建年金移行前であれば変更、設定、解除をすることができます。
大きな目標を立ててしっかりと運用利益を伸ばし、目標を達成した段階でタイミングを逃さずに利益を享受することができる受け取り方式と言えるでしょう。
年金受取りは2コースから選択可能!
「みらいを、そだてる」では、積立期間満了後の年金受取の方法を受取プランと継続プランの2コースから選択することができます。
受取プランコースで選べるのは、下記3種類の受取り方です。
年金 | 確定年金 | 設定された受取期間中、毎年定額の年金を受取ることができる。 年金支払開始年齢は3歳~90歳。 年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、未払保険金現価を死亡一時金として受取ることができる。 |
年金総額保証付終身年金 | 被保険者が生存している間は、一生涯に渡って毎年定額の年金を受取ることができる。 年金支払開始年齢は50歳~90歳。 被保険者が死亡した場合でも、受取累計額が年金原資額に達しない限り年金を受取り続けることができる。 |
|
一括 | 年金の受け取りに代えて、一括で受取ることができる。 |
継続プランの場合は、年金支払開始日の前日に年金支払日を繰下げて運用を継続することができます。
変更後の年金支払開始年齢は90歳です。
三井住友海上プライマリー生命が破綻しても生命保険契約者保護機構により契約が保護される
せっかく生命保険を契約していたとしても、保険者である保険会社が破綻してしまったらと心配になる方もいるかもしれません。
けれどもご安心ください。万が一三井住友海上プライマリー生命が破綻したとしても、保険業法に基づき設立された生命保険契約者保護機構が保険契約者の契約を保護してくれるのです。
仮に保険会社が破綻し保険金支払資力が不十分となったとしても、生命保険契約者保護機構が保険契約の他社移行時や補償対象保険契約の支払時に資金援助をしてくれます。
原則、破綻時点での補償対象保険契約の責任準備金等×90%以上が補償されるように定められており、万が一の時には生命保険契約者保護機構がセーフティネットとしての機能を発揮してくれるでしょう。
みらい、そだてるは資産分散をしたい方におすすめ
「みらい、そだてる」は資産分散をしたい方におすすめです。
資産運用を特定の商品にだけ頼ると万一の際にリスクヘッジができず、分散投資を考えるのがより賢い選択と言えます。
確実な資産運用をするにあたっては投資資産の安定性も考える必要があり、その場合、運用先には日本円だけでなく外貨も視野に入れるべきでしょう。
そして外貨建て保険である「みらいを、そだてる」は外貨で資産を持つことにつながり、契約時に年金として受取れる金額も分かるため手堅く、分散投資先の1つとして非常に優秀なのです。
みらい、そだてるの口コミや評判は?みんなの意見をご紹介
みらい、そだてるのメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
みらい、そだてるの運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
三井住友海上プライマリー生命のみらい、そだてるの評判・口コミの評価①
1つ目は三井住友海上プライマリー生命の外貨建個人年金保険「みらい、そだてる」についての口コミをいただいた新潟県のY・Nさん(50歳)の評価です。
「高い利回りでなるべく短期間で効率的に、そして増えた積立金を確実にキープしたいという私のニーズに最適な保険でした。老後の生活費も心配ですので積み立てたものは定期的に年金として受け取ろうと思っています。また、私は積立期間10年を選択しましたが、やはり長めの期間を設定した方が目標も達成しやすいですし、何より外貨建ての高金利をフル活用できると思います。」
積み立てる際は高金利を利用して短期間で、積立が終わったら自動的に円建年金に移行してくれるのでリスクヘッジもできている保険と言えるでしょう。また、Y・Nさんもふれているように、なるべく長期間運用した方が為替や金利変動リスクを平準化できるとおもに、高い利回りの恩恵をより多く受けることができます。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命のみらいそだてるの評判・口コミの評価②
2つ目の三井住友海上プライマリー生命の外貨建個人年金保険「みらい、そだてる」の口コミは奈良県のT・Sさん(38歳)の評価です。
「積立期間や通貨が柔軟に選べたり、積立金の受け取り方法のプランも豊富だったりと加入する人の目的に合わせて柔軟にプランを選ぶことができる保険だなという印象です。個人的には、保険料が一時払いということもあり預けたらあずけっぱなしは少し抵抗があったので定期支払コースを選択しました。契約してから毎年きちんと支払われているので積立金がしっかり運用されているなという実感があります。」
積立期間は3~15年とかなりの選択肢がありますし、通貨も米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ユーロ、日本円の5種類から選ぶことができる珍しい商品となっています。年金も積み立てたいけれど毎年決まった額ももらいたいという方にもおすすめな保険です。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命のみらいそだてるの評判・口コミの評価③
3つ目の三井住友海上プライマリー生命の外貨建個人年金保険「みらい、そだてる」の口コミは熊本県のA・Sさん(45歳)の評価です。
「もともとは資産運用の一部として始めたのですが、保障内容が充実していて満足です。個人年金のとしての側面だけでなく、万が一の時の死亡保障もついていていざという時には安心です。当たり前ですが、現状利回りも良く、順調に積み立てられています。資産運用や年金など活用の選択肢が多い保険だなと感じています。」
充実した保障内容と利回りの良さから人気を集めているようです。コース自体は定期支払コースと積立(ターゲット)コースの二つですが、その中でも自分のニーズに合わせてプランをカスタマイズできるというのがこの保険に加入するメリットだといえるでしょう。口コミ提供ありがとうございました。
三井住友海上プライマリー生命のみらいそだてるとマニュライフ生命のパワーカレンシーを比較
ここでは、三井住友海上プライマリー生命の「みらいを、そだてる」と、マニュライフ生命のパワーカレンシーとを比較検討します。
パワーカレンシーの特徴は、以下の通りです。
- 保険料一時払の定額個人年金保険である
- 通貨を米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ユーロ、円の5種類から選択できる
- 受取方式に2つのプランがある(一時払い保険料を年金原資の積立金として運用して着実に増やしていく「目標設定プラン」と、一時払保険料をそのまま年金原資としてすぐに受取りが始まる「終身年金プラン」)
「みらいを、そだてる」にも以下の様なポイントがあり、似た商品であると言えます。
- 保険料一時払の定額個人年金保険である
- 通貨を米ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ユーロ、円の5種類から選択できる
- 受取方式に2つのプランがある(目標設定した目標まで積立運用を行い増やしていく「積立コース」と、毎年の積立利息相当分を契約日の一年後から毎年の契約応当日に受取る「定期支払コース」)
ただし、両商品のとても似ている2つの受取り方式のうち「パワーカレンシー」の終身年金プランは支払のために年金原資を切り崩してしまうものであるのに対し、「みらいを、そだてる」の定期支払コースはあくまでも毎年の利息相当分から支払いを受ける形になります。
つまり「みらいを、そだてる」の定期支払コースは年金受取総額が保証されているため、よりおすすめできると言えるのです。
外貨預金や投資信託とも比較検討しよう
金融商品として「みらいを、そだてる」を比較検討する際には、外貨預金や投資信託との比較も大切です。
- 外貨預金
外貨預金の場合は外貨建てにはなりますが元本保証があり、日本円に変えるタイミングに気をつけさえすればとても安定的な運用方法ではあります。
しかし外貨預金はペイオフの対象になっておらず、仮に銀行が破綻してしまうとに1,000万円超の部分は保護対象外になるので気をつけなくてはならないのです。
「みらいを、そだてる」は生命保険契約者保護機構によって契約者の資産が保護されていますから、その点で外貨預金よりおすすめできます。
- 投資信託
投資信託は外貨建て保険と比較して高金利傾向です。そのため、運用利益を追求する場合には投資信託の方が優れていると言えます。
ただし外貨建て保険には一定の運用リターンがあらかじめ提示されている安心感や、運用商品にプラスして保険としての利用方法もあります。
外貨預金や投資信託にはそれぞれ長所短所があり、様々な金融商品を使い分けて分散投資を行うことが賢明なのです。
その中で「みらいを、そだてる」もご利用いただければ、よりバリエーション豊富で確実な資産運用が可能となるでしょう。
参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
資産運用においては、投資性商品は資産の1/3程度に収めるのが良いと言えます。
資産運用を考える時には手持ち資産を以下の3つに分けるのが良いとされており、
- 使用予定資金(生活費等使う予定が決まっていて減ってしまっては困るお金)
- 流動性資金(万が一の時のために流動的に使えるお金)
- 利殖性資金(使う予定が決まっておらず、長期運用や収益を求めるのに回せるお金)
投資性商品は上記のうち利殖性資金を回すことが賢い資産運用方針と言えるのです。
使用予定資金や流動性資金に手を出して資産運用に回してしまうと、万一運用が上手くいかなかった時あなたの経済活動に大きな支障をきたしてしまうかもしれません。
そのため、あらかじめ自らの資産を分けて管理することでリスクヘッジをし、利殖性資金がどれくらいあるのかを常に把握しておくようにしましょう。
まとめ:三井住友海上プライマリー生命のみらいそだてるは老後資金の準備や相続対策に活用しよう
この記事では、三井住友海上プライマリー生命の「みらいを、そだてる」について
- 「みらいを、そだてる」の保障内容や特約内容、積立利率や解約返戻金のシミュレーション
- 「みらいを、そだてる」の元本割れリスクを始めとするデメリット
- 「みらいを、そだてる」の受取方式や外貨建て高利率などといったメリットの紹介
- 「みらいを、そだてる」の評判や口コミ
- 「みらいを、そだてる」の類似商品との比較検討結果
以上の点などを説明いたしました。
「みらいを、そだてる」のポイントとしては
- 年金の受取方式や目標設定の自由度が高い商品である点
- 年金受取額が契約時に把握できる手堅さと外貨建て高利率運用が同時に期待できる点
以上の2つであるということが言えるのではないでしょうか。
保険金の受取コースを「定期支払コース」と「積立(ターゲット)コース」の2つから選択することができ、積立期間満了後の年金受取方式も受取か継続かで選ぶことができます。
少しずつ受け取るか、目標を高く掲げて運用利益を積み重ねていくか、あなた自身のライフスタイルに合わせて選択することができるのです。
また、いずれの方式を選択したとしても定額個人年金保険として年金受取総額が保証されていることも、金融商品としての特性と言えるでしょう。
個人年金保険として利用しつつ、資産運用利益もしっかり受け取る。
「みらいを、そだてる」はそういったシンプルかつ有効性の高い商品であると言えるのです。
もし、「みらいを、そだてる」が本当に良い外貨建て保険なのかわからない、他のドル建て保険と比較検討したい、などありましたら無料の「保険相談サービス」を利用することをおすすめします。
外貨建て保険はそもそも仕組み自体が非常に複雑ですし、数10種類もある外貨建て保険をネットの情報だけを頼りに自分で調べることには限界があります。
そんな場合は、マネーキャリアという保険のプロ(FP)に無料相談できるサービスがございますので、こちらでライフプランの相談も含めた保険の相談をすることをおすすめします。
保険相談の担当者は全てベテランのスタッフですので、難しい外貨建て保険でもわかりやすく説明してもらえますし、自分に合った保険を納得して選べるでしょう。
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