商品の解説

口コミや評判!大樹生命(三井生命)のドリームクルーズプラスを解説

ドリームクルーズプラス
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大樹生命(旧三井生命)のドリームクルーズプラスの保障内容やデメリット、口コミ

運用利回りの良さから注目を集める外貨建終身保険ですが、現在各生命保険会社から様々な外貨建終身保険が販売されています。

外貨建保険による保険料収入は、2018年度には約4兆円に上るなど、5年前と比較すると約2.7倍にまで成長しているとも言われています。

そんな注目を集める外貨建終身保険の中でも、日本生命グループの大樹生命(旧・三井生命保険会社)の「ドリームクルーズプラス」に加入されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「一度加入したら終わり」ではなく都度見直しが必要なのが生命保険です。

そのため、早期解約をして別の保険に乗り換えた方がいいのか、はたまたこのまま加入した方が良いのか、悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回の記事では

  • 大樹生命「ドリームクルーズプラス」の概要
  • 大樹生命「ドリームクルーズプラス」のメリットとデメリット
  • 大樹生命「ドリームクルーズプラス」の口コミ、評判
  • メットライフ生命「ドルスマートS」や外貨預金・投資信託との比較

以上の点について詳しく説明していきます。

この記事を読めばより深い点から大樹生命「ドリームクルーズプラス」を考察することができるようになるでしょう。

ドリームクルーズプラスの保障内容を解説!生命保険の特約内容は?

まずは下記の表で大樹生命「ドリームクルーズプラス」の概要を確認していきましょう。

保険概要

内容
商品名 大樹生命ドリームクルーズプラス
保険期間 終身
払込方法 月払

半年払

年払

ただし、保険料払込期間は15年のみ

契約年齢範囲 0〜65歳
運用通貨 豪ドル(オーストラリアドル)
支払い条件 死亡・高度障害

生存給付金

(契約から3年・6年・9年・12年・15年)

リビングニーズ特約による支払い

年金支払特約による支払い

年金払移行特約による支払い

為替手数料 円で保険料支払い:0.25円

円で保険金や解約返戻金を受け取り:0.25円

ここではまず、大樹生命「ドリームクルーズプラス」の基本保障について見ていきましょう。

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の3つの基本保障

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の基本保障は3つです。

  • 死亡保障
  • 高度障害保障

という、万が一の際の一生涯の保障に加えて、

  • 生存給付金(クルーズボーナス)

といういわゆるボーナスを受け取ることができるのがメリットです。

生存給付金

大樹生命「ドリームクルーズプラス」のクルーズボーナス(生存給付金)は、契約から「3年・6年・9年・12年・15年」と3年ごとに受け取ることができます。

ドリームクルーズプラス_シミュレーション

なお、生存給付金は受け取らずに据え置くこともできます。

据え置きにすると、その分将来受け取ることのできる解約返戻金を増やすことができます。

つまり、生存給付金として先取りするか、解約返戻金として後で受け取るかの違いと言えます。

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の特約

万が一の死亡や高度障害の保障だけではなく、生存給付金を受け取ることのできる大樹生命「ドリームクルーズプラス」には、付加できる特約があります。

  • 円換算払込特約と円換算支払特約
  • リビング・ニーズ特約
  • 年金支払特約
  • 年金払移行特約
  • 指定代理請求特約

です。それぞれ詳しく解説していきます。

円換算払込特約」「円換算支払特約

大樹生命の「ドリームクルーズプラス」には、あらかじめ付加されている「円換算払込特約」と、任意で付加できる「円換算支払特約」があります。

これは、保険料を支払ったり、保険金・生存給付金・解約返戻金などを受け取ったりする際に、豪ドル(オーストラリアドル)ではなく日本円を選択することができるという特約です。

円換算払込特約は解除できない特約

大樹生命「ドリームクルーズプラス」は円換算払込特約があらかじめ付加されています。

これは、保険料の払込が日本円での支払いになるということです。

この場合のドル円換算レートは、大樹生命の定める円換算レート(払込用)が適用されます。

なお、この円換算払込特約は解除することができない特約になっている点に注意しましょう。

円換算支払特約

また、大樹生命「ドリームクルーズプラス」には円換算支払特約を付加することもできます。

この特約は、円換算払込特約とは異なり任意付加できる特約になります。

円換算支払特約を付加すると、

  • 保険金
  • 生存給付金
  • 契約者貸付金
  • 解約返戻金

の支払いで日本円を選択することができます。

なおドル円換算レートは、換算基準日において大樹生命が定める円換算レート(支払用)が適用されます。

そのため、「円安の時に受け取るから日本円で保険金などを受け取りたい」や「後日オーストラリアに行く予定があるから豪ドル(オーストラリアドル)で受け取りたい」など、その時の希望や状況に合わせて日本円と豪ドル(オーストラリアドル)から選択することができる点がメリットです。

受け取る時に日本円か豪ドル(オーストラリアドル)かを選びたいという人は、円換算支払特約の付加を忘れずに行いましょう。

リビング・ニーズ特約

大樹生命「ドリームクルーズプラス」のリビング・ニーズ特約は、被保険者が余命6ヶ月以内であると診断された時に、死亡保険金の全額または一部を受け取ることができる特約です。

この場合の保険金は日本円での支払いとなります。

死亡保険金の全額を受け取る場合は、その時点で保険契約が消滅します。

一方、死亡保険金の一部のみを受け取る場合は、継続部分に関しての保険料を支払うことで契約を継続することができます。

リビング・ニーズ特約を受け取った場合の解約返戻金

なお、リビング・ニーズ特約として受け取った保険金は、保険解約時の解約返戻金の対象には含まれません。

つまり、リビング・ニーズ特約として受け取った保険金の残り部分に対する解約返戻金を受け取ることができる、ということです。

年金支払特約

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の年金支払特約は、主たる保険金を受け取る際に、日本円での10年確定年金として受け取ることができる特約です。

(ただし、保険契約者または年金受取人は、契約後一定期間まで10年確定年金を「5年・10年・15年・20年・25年・30年」に変更することができます。)

第1回目の年金支給後については、以下の通りです。

  • 未払い分を一括受け取りすることも可能
  • 年金受取人が死亡してしまった際には、残っている期間の年金未払い分は法定相続人に支払われる

年金額の決定はいつ?

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の年金支払特約によって支給される年金額は、第1回年金請求書類が大樹生命に到着した時点で決定されます。

確定年金のため毎年の年金支給額は一定となりますが、支払年金額が10万円を下回る場合は「年金支払特約」は消滅し、保険金としての支払いに変更されます。

年金払移行特約

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の年金払移行特約は、契約から10年経過後にこの特約を付加することで、主契約の解約返戻金等を原資とした日本円による年金に移行することができる特約です。

年金は確定年金で、年金支払期間は「5年・10年・15年・20年・25年・30年」から選択することができます。

年金払移行特約は解除することができませんが、支給されていない年金を一括受け取りすることができます。

年金額の決定はいつ?

受け取ることのできる年金額は、原資金額と年金開始日における基礎率などによって決定されます。

確定年金のため支払額は一定ですが、年金支払特約と同じように、基本年金額が10万円以下になる場合は、「年金払移行特約」は締結されなかったものと見なされます。

指定代理請求特約

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の指定代理請求特約は、保険金受取人である被保険者が自分で請求することができない場合に、指定代理人が被保険者に代わって保険金請求をすることができる特約です。

被保険者が自分で請求できない場合としては以下のような場合があります。

  • 被保険者が意思表示ができない
  • 被保険者が余命6ヶ月以内と知らされていない

請求対象となる保険金等

指定代理人が請求できる保険金等は

  1. 被保険者=受取人の「高度障害保険金」「リビング・ニーズ特約による保険金
  2. 被保険者=受取人の「年金払移行特約または年金支払特約による年金
  3. 被保険者=契約者の「生存給付金
  4. 被保険者=契約者の「保険料の払込免除

ただし、据え置きの保険金は請求対象にはならない点に注意が必要です。

指定代理請求人の範囲

指定代理請求人になれるのは、契約者が被保険者の同意を得た上での以下のうちから指定した1名です。

  • 被保険者の戸籍上の配偶者
  • 被保険者の直系血族(親・子・孫・祖父母など)
  • 被保険者の3親等内親族(兄弟姉妹・おじ・おば・甥・姪)

なお、契約者は被保険者の同意があれば、指定代理請求人を変更することも可能です。

指定代理請求人が指定されていない場合は、主契約の死亡保険金受取人(年金払に移行している場合は被保険者の戸籍上の配偶者)が代理請求人となります。

実はドリームクルーズプラスにはデメリットが!?元本割れのリスクとは

運用利回りの良さから人気のある外貨建終身保険ですが、もちろん加入する際には知っておきたいデメリットがあります。

それは、大樹生命の「ドリームクルーズプラス」も同じです。

先進諸国通貨の中でも比較的金利が高いと言われるオーストラリアドル(豪ドル)による終身保険ですが、外貨建終身保険であることには変わりありません。

そこでここでは、ドリームクルーズプラス加入の際に知っておきたい3つのデメリット

  1. 実質利回り
  2. 為替レート変動
  3. 中途解約・早期解約

について解説します。

積立利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説

保険に関するパンフレットなどを見ていると、「予定利率」や「積立利率」など様々な用語が目に入ります。

予定利率や積立利率は、実は実質的な利回りではありません。

実際は予定利率よりも実質的な利回りの方が低くなることが多くなります。

そのため、予定利率・積立利率だけに注目するのは危険であると言えます。

そこでここでは、保険に加入する際に知っておくべき積立利率(予定利率)と実質利回りについて解説します。

積立利率(予定利率)

積立利率(予定利率)とは、将来保険会社が支払う保険金のために、契約者から受け取った保険料の一部を積み立てているその積立部分に対して適用される利率のことを指します。

そもそも保険会社は、契約者から受け取った保険料の一部から手数料を引き、その残りを積み立てながら運用していきます。

この運用部分に適用される利率が積立利率(予定利率)です。

予定利率が高ければ、運用成績が良いことが見込めるため、保険料が安くなったり解約返戻金をより多く受け取ることができたりします。

一方、予定利率が低ければ、運用成績があまり見込めないため、保険料は割高になり、解約返戻金も少なくなる傾向にあると言えます。

実質利回り

このように、積立部分に対してどれだけ増減するかを測る数値が「積立利率(予定利率)」ですが、実際に支払った保険料に対して受け取った保険金(解約返戻金)がどれだけ増えるかを表した利率が「実質利回り」です。

例えば、15年間で150,000ドルを保険料として支払ったあと、保険金として160,000ドル受け取った場合の実質利回りを計算します。

150,000ドルが15年間で160,000ドルになっているので、160,000÷150,000×100=106.6%増えたことになります。

つまり、15年間で6.6%増えていると言えます。

これが実質利回りです。

実際に支払った保険料からは、保険会社の利益分や手数料などが差し引かれるため、どうしても予定利率よりも実質利回りは低くなりますし、大樹生命「ドリームクルーズプラス」のパンフレットにも明記されている点には注意しましょう。

大樹生命「ドリームクルーズプラス」で実質利回りを計算

では、実際に大樹生命「ドリームクルーズプラス」に加入した場合の実質利回りを計算してみましょう。

  • 30歳で契約
  • 保険金額100,000ドル
  • 保険料払込期間15年
  • 月払保険料463.30豪ドル

というケースで考えていきます。

現在(2019年9月)時点での1豪ドルは71.52円なので、毎月支払う保険料は33,135円になります。

つまり、15年間で支払う保険料は33,135円×15年=5,964,300円です。

生存給付金を受け取った場合

生存給付金(クルーズボーナス)を受け取った場合と据え置いた場合では、15年後に受け取ることができる解約返戻金が変わります。

生存給付金(クルーズボーナス)を受け取った場合の支給額は以下の通りです。

  • 15年間で保険金額の27%=27,000豪ドルが支給される
  • 15年目の解約返戻金は56,570豪ドル

つまり、15年間で受け取る生存給付金(クルーズボーナス)と解約返戻金の合計金額は5,976,926円となり、実質利回りは100.2%となります。

生存給付金を受け取らなかった場合

生存給付金(クルーズボーナス)を据え置いた場合の支給額は以下の通りです。

  • 15年目に受け取れる生存給付金(クルーズボーナス)は27,695.68豪ドル
  • 15年目の解約返戻金は56,570豪ドル

つまり、15年後に受け取る生存給付金(クルーズボーナス)と解約返戻金の合計金額は85,375.58豪ドル=6,106,061円となり、実質利回りは102.3%となります。

確かに日本の銀行での預貯金でこれほど増えることは現在見込みにくいことを考えれば魅力的かもしれませんが、次に挙げるデメリット「為替リスク」を考えると、決して安心できる利率ではないのが、デメリットと言えそうです。

ドル建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは

外貨建保険で最も注意すべきが「為替リスク」です。

例えば、100,000ドルの保険料を一時払いで支払った終身保険を、10年後に110,000ドルの解約返戻金として受け取る場合、一見すると10年で10,000ドル増えたように感じます。

しかし、保険料を支払ったタイミングが1ドル100円だったにも関わらず、10年後に解約返戻金を受け取るタイミングで1ドル90円になってしまっていると、支払った保険料が10,000,000円だったのに対して、受け取る解約返戻金は9,900,000となり、100,000円も損をすることになります。

これが為替リスクです。

先ほどの大樹生命「ドリームクルーズプラス」の例で見ても同じことが起こり得ます。

まず、大樹生命の「ドリームクルーズプラス」の保険料支払いは一括(一時払い)ではなく毎月・半年・年払いから選択して支払いますが、支払いタイミングのレートによって支払う金額も変わります

例えば、先ほどの例を活用して実際の金額を計算していくと、現在(2019年9月)時点での1豪ドルが71.52円、つまり毎月の保険料は33,135円となり、15年間で支払う保険料を5,964,300円と仮定します。

2019年9月 2034年9月
支払う保険料(1豪ドル71.52円) 33,135円(月) 5,964,300円(15年間)
受け取る解約返戻金+生存給付金 (1豪ドル71.52円のまま) 6,106,061円
(1豪ドル57.30円に変動) 4,892,021円
(1豪ドル83.87円に変動) 7,160,450円

生存給付金(クルーズボーナス)を据え置いた場合の支給額は、すでに見てきた通り85,375.58豪ドルのため、現在時点での1豪ドル71.52円のままであれば6,106,061円を受け取ることができます。

万が一、15年後に解約返戻金+生存給付金(クルーズボーナス)を受け取るタイミングで1豪ドルが57.30円(2009年1月数値)になってしまった場合、受け取れる金額は4,892,021円にまで減額することになります。

一方でもし解約返戻金+生存給付金(クルーズボーナス)を受け取るタイミングで1豪ドルが83.87円(2018年12月数値)になると、受け取れる金額は7,160,450円にまで増額されます。

豪ドル(オーストラリアドル)は日本よりも高金利とはいえ、この数年間での大きな価格変動が起こっているのも事実です。

このような為替リスクを理解した上で外貨建保険に加入しなければ、運用利回りの良い「外貨」は大きなデメリットとなり得るので注意しましょう。

中途解約は元本割れの危険性大!早期解約では解約控除もあり

大樹生命「ドリームクルーズプラス」は、保険料が一時払いではなく毎月・半年・年払いと、継続的な出費になります。

また、その保険料は日本円での支払いになるため、豪ドル(オーストラリアドル)の値動きによっては家計にとって大きなダメージにもなり得ます。

保険料の負担増や有事の際の資金として、大樹生命「ドリームクルーズプラス」を途中解約したいという人もいるでしょう。

しかし、契約時からあまりに早いタイミングで早期解約してしまうと、大きなマイナスになりかねないというデメリットがあります。

これは、解約控除が存在するからです。

解約控除

解約控除とは、保険を解約する際に受け取ることのできる解約返戻金から引かれる解約手数料です。

一般的に契約から10年経過すると解約控除がかからないことがほとんどですが、大樹生命「ドリームクルーズプラス」でも、契約から10年経たずに中途解約・早期解約をすると一定の解約控除がかかります。

そのため、早期解約や中途解約の可能性がある保険契約をしてしまうと、受けるデメリットが大きくなるので注意するようにしましょう。

ドリームクルーズプラスのメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増

ここまで大樹生命「ドリームクルーズプラス」の特徴や、加入の際に知っておきたいデメリットについて解説してきました。

注意すべき点はあれど、外貨建保険はその利回りの良さから注目を集めている保険商品です。

そこでここからは、大樹生命「ドリームクルーズプラス」のメリットについて解説していきます。

今回解説するメリットは

  1. 豪ドル(オーストラリアドル)の利回りの良さ
  2. 生存給付金(クルーズボーナス)
  3. 15年間の固定金利
  4. 年金受け取りができる
  5. 万が一大樹生命が破綻しても安心の「生命保険契約者保護機構」

です。それぞれ詳しく解説します。

高金利な豪ドルで保険料を運用!最低積立利率2.0%と利回りが良い

日本をはじめとする先進諸国通貨は低金利が続いています。

金利が高いのは新興国通貨ですが、政治・経済面では不安要素を抱えています。

豪ドル(オーストラリアドル)は、その先進諸国通貨と新興国通貨のちょうど中間地点の通貨と言えるでしょう。

豪ドル(オーストラリアドル)は、先進諸国通貨の中では比較的金利が高い一方で、新興国のような政治的・経済的不安は少ないと言えます。

オーストラリアは世界でも有数の資源国であるため、資源輸出による経済的な影響を受けやすいという点は否めませんが、それでも外貨運用としては人気ある通貨の1つです。

実際、日本円と豪ドル(オーストラリアドル)の10年国債の利回りは数倍以上の差が開いており、ここからも豪ドル(オーストラリアドル)の利回りの良さがうかがえます。

このように、高金利な豪ドルで保険料を運用できるのは大樹生命「ドリームクルーズプラス」の大きなメリットです。

クルーズボーナス(生存給付金)が3年ごとに受取れる!

大樹生命「ドリームクルーズプラス」のメリットの2つ目として挙げられるのが「クルーズボーナス」と名付けられた生存給付金でしょう。

契約から3年ごと(3年後・6年後・9年後・12年後・15年後)に、生存給付金を受け取ることができます。

受け取ることができる金額は、3年後〜12年後までが基本保険金額の3%で、15年後が基本保険金額の15%なので、合計すると基本保険金額の27%を生存給付金として受け取ることができます。

もちろん使用用途は自由なので、海外旅行などのレジャーに当てたり、子どもの教育資金に当てたりすることができます。

一方で、生存給付金を受け取らずに据え置くこともできます。この場合、契約から15年経過した段階で、基本保険金額27%にさらに上乗せされた金額を受け取ることができます。

このように、死亡や高度障害といった万が一に備えながら、生きているうちにその恩恵を受けることができるのは、大樹生命「ドリームクルーズプラス」のメリットと言えるでしょう。

金利が15年間は固定される!解約返戻金が予測しやすい

大樹生命「ドリームクルーズプラス」の3つ目のメリットは「予定利率が15年間固定」ということです。

予定利率はすでに解説した通り、積立金額に対して適用される利率でした。

予定利率は、高くなれば運用成績を見込めるため解約返戻金が多くなり、低くなれば運用成績が見込めないため解約返戻金が少なくなります。

大樹生命「ドリームクルーズプラス」では予定利率が15年間変動しないため、その間、将来受け取ることのできる解約返戻金が予測しやすくなります

また、最低保証利率も2.00%と定められているため、2009年のリーマンショックの時のように豪ドル(オーストラリアドル)が大きく値を下げてしまっても、2.0%を下回らないのは加入に際しての安心材料と言えるでしょう。

年金払移行特約で分割受取り!据え置き機能もあり

大樹生命「ドリームクルーズプラス」のメリットの4つ目は「年金払移行特約」です。

年金払移行特約はすでに解説した通り、契約から10年経過した後に付加すると、主契約の解約返戻金などを原資として日本円の年金に移行することのできる特約です。

年金の種類は確定年金となっており、年金支払期間は「5年・10年・15年・20年・25年・30年」から選ぶことができます。

一般的に解約返戻金は一括での受け取りとなりますが、年金払移行特約では分割で受け取ることができます。

そのため、長期にわたって受け取ることで、より多くの金額を受け取ることができるという点がメリットになります。

もちろん、年金支払期間中に死亡してしまった場合は、未払分の年金は法定相続人が年金受取人として未払分の年金を受け取ることができます。

大樹生命が破綻しても生命保険契約者保護機構

大樹生命「ドリームクルーズプラス」に限らず、終身保険はその支払う保険料が高額です。

そのため、「万が一保険会社が倒産したらどうなるのか」という不安はつきものでしょう。

万が一大樹生命が破綻してしまってもその契約がなくなる訳ではありません。

それは「生命保険契約者保護機構」による保護を受けることができるからです。

日本国内で保険事業を行なっている全ての生命保険会社はこの生命保険契約者保護機構に加入しているため、大樹生命ももちろん加入していることになります。

万が一大樹生命が破綻した場合は、大樹生命の契約を引き継ぐ「救済保険会社」または「承継保険会社」に対して生命保険契約者保護機構が資金援助を行います。

そのため、契約者はそのまま契約を存続することができますが、責任準備金は減額になる可能性がある点には注意が必要です。

ドリームクルーズプラスは資産分散をしたい方におすすめ

ここまで見てきたように、大樹生命「ドリームクルーズプラス」には様々なメリット・デメリットが存在しています。

そのため、加入に際しては外貨建て保険であるために生じるデメリットやリスクをよく理解した上で、自分にとって必要な保障内容は何かを明確にし、それらを満たした保険内容になっているかどうかをしっかり確認する必要があります。

大樹生命の「ドリームクルーズプラス」は豪ドル(オーストラリアドル)による終身保険のため、資産分散にはうってつけです。

「日本円だけの資産運用では不安」という人や「米ドル以外の外貨にも興味がある」という人は一度視野に入れたい保険であると言えるでしょう。

ドリームクルーズプラスの口コミや評判は?みんなの意見をご紹介

ドリームクルーズプラスのメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。

そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。

ドリームクルーズプラスの運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。

実際の口コミや評判を紹介していきます。

大樹生命(三井生命)のドリームクルーズプラスの評判・口コミの評価①

1つ目は大樹生命(三井生命)の外貨建て終身保険「ドリームクルーズプラス」についての口コミをいただいた栃木県のR・Mさん(39歳)の評価です。
生存給付金が定期的に受け取れるので、資産を貯めるだけではなく普段からその恩恵にあずかれるのは嬉しいです。今は家族旅行に使ったりしていますが、これから子供の教育費がかさんでくるのでその時にも受け取れるのは魅力です。

生存給付金を受け取ることができるというのは使う楽しみも増えていいですよね。また、据え置きしておけば契約から15年で、基本保険金額27%に上乗せされた額を受け取ることができます。口コミ提供ありがとうございました。

大樹生命(三井生命)のドリームクルーズプラスの評判・口コミの評価②

2つ目の大樹生命(三井生命)の外貨建て終身保険「ドリームクルーズプラス」の口コミは東京都のY・Tさん(26歳)の評価です。

年金がどれだけ貰えるか先が分からないという不安から、日本円の年金払いに移行するつもりで契約しました。長期的に受け取る特約をつけたので、ひとまずは安心といったところでしょうか

先の読めない年金の受取額に備えて、ご自身で積み立てた資金を年金として受け取りたいというY・Tさんのような方も増えてきているようです。口コミ提供ありがとうございました。

大樹生命(三井生命)のドリームクルーズプラスの評判・口コミの評価③

3つ目の大樹生命(三井生命)の外貨建て終身保険「ドリームクルーズプラス」の口コミは広島県のN・Yさん(33歳)の評価です。「予定利率が15年間固定なので、積立金額や解約返戻金の予測が立てやすいです。今のところ中途解約するつもりはありませんが、資金の見通しが立てられる点は為替の変動で先が見通せないという外貨建てならではの不安を軽減してくれます。」

やはり資金がどれくらい増えるか、中途解約時の解約返戻金はどれくらいになるのかなど先の見通しが立つ方が家計にはありがたいですよね。口コミ提供ありがとうございました。

大樹生命のドリームクルーズプラスとメットライフ生命のドルスマートSと比較

ここまで大樹生命「ドリームクルーズプラス」の特徴やリスク・デメリット、メリットについて解説してきました。

豪ドルの魅力は大きいと言えますが、なかには「米ドル(アメリカドル)での資産運用も視野に入れたい」、「米ドルの終身保険と比較したい」という人もいるでしょう。

そこで今回は、メットライフ生命の米ドル建終身保険である「ドルスマートS」との比較や、その他の外貨預金・投資信託との比較をご紹介します。

メットライフ生命の米ドル建終身保険「ドルスマートS」との比較

メットライフ生命「ドルスマートS」は最低保証利率が3.0%と、大樹生命「ドリームクルーズプラス」よりも高く設定されています。

一方で、毎月の利率見直しがあるため、解約返戻金が予想しにくいというデメリット・リスクもあります。

また、メットライフ生命「ドルスマートS」は、三大疾病・介護保険料払込免除特約プランを選ぶこともできます。

これは保険料払込期間中にガンと診断されたり、心疾患や脳血管疾患、要介護状態など所定の条件に当てはまる場合に、その後の保険料の払込が免除になる特約です。

保険料は高くなるものの、死亡保険金・高度障害保険金だけではなく、三大疾病・介護保険金を受け取ることができるのは強いメリットです。

このように、メットライフ生命「ドルスマートS」と大樹生命「ドリームクルーズプラス」を比較すると以下の通りです。

  • メットライフ生命「ドルスマートS」は最低保障利率が高い
  • 解約返戻金をしっかり試算したい場合は、予定利率が15年間変わらない大樹生命「ドリームクルーズプラス」がおすすめ
  • 保険料払込期間にも保険金(生存給付金)を受け取りたいなら大樹生命「ドリームクルーズプラス」がおすすめ
  • 三大疾病や要介護に備えたいならメットライフ生命「ドルスマートS」がおすすめ

それぞれの特徴やデメリット・リスク、メリットをよく理解した上で加入するようにしましょう。

外貨預金や投資信託とも比較検討しよう

このように、外貨建て終身保険以外の資産運用として、外貨預金投資信託を視野に入れている人も少なくないでしょう。

外貨預金

外貨預金は、すでに解説してきた「為替リスク」をうまく活用して資産を増やす投資方法です。

例えば外貨預金では、米ドルが1ドル100円の時に、10ドル(日本円での1,000円)を銀行に預けて、1ドル120円になった時にその10ドルを日本円に戻すことで利益を得る(この場合は1,200円になっているので200円の利益を得る)ことができます。

また、外貨は日本円に比べると金利が高いため、預けているだけで利息によって利益を増やすこともできます。

このように外貨預金は外貨建保険に比べると少額から資産運用をすることができますが、すでに見てきたような為替リスクが存在するため、通貨分散時間分散によって、失敗しないためのリスクヘッジが重要になります。

投資信託

投資信託は、投資信託というファンド(運用のプロ)が投資家からお金を集めて、株式や債券などを運用することによって利益を生む資産運用です。

自分で資産運用せず、運用のプロに任せることができたり、少額から始めることができるのは、これから資産運用を始めたい人には魅了的な金融商品と言えるでしょう。

どのような運用方針か、それぞれのファンドを比べて投資をすることができるので、外貨に興味がある人は、海外株式や海外債券などを中心に運用する投資ファンドへの投資信託から始めるのも良いでしょう。

参考:学資保険の代わりになる?投資性商品で教育費の運用は慎重に検討しよう

妊娠や出産と同時に気になるのが、子どもにかかる教育費です。

今や大学進学率は高校卒業者の半数を超え、ますます教育費用が高くなっています。

そのため、妊娠や出産と同じタイミングで学資保険を検討する人も多いようですが、この時学資保険ではなく終身保険を勧められる人も少なくありません。

では、学資保険の代わりに終身保険に加入するのはメリットがあるのかどうか、解説していきます。

学資保険代わりの終身保険はデメリットが多い

終身保険のメリットは

  • 被保険者(保護者)が死亡・高度障害状態などの際に、子どもの年齢に関係なく保険金を受け取ることができる
  • 加入時期の制限が少ない

ことが挙げられます。

一般的に学資保険は、子どもが小さいうちにしか加入できないことがほとんどです。

学資保険の加入タイミングを逃してしまった人は、学資保険の代わりとして終身保険を活用するのも一つの対策でしょう。

学資保険代わりに終身保険に加入するデメリットは

  • 「大学進学」などの教育費が最もかかるタイミングで確実に保険金を受け取れない
  • 教育費がかかるタイミングで終身保険を早期解約・中途解約すると、解約控除などによって解約返戻金が減額され、元本割れするリスクがある

ということです。

これらのメリット・デメリットを比較すると、やはり教育資金のために積み立てていきたいのであれば、学資保険を活用する方がメリットが大きいと言えるでしょう。

妊娠・出産のタイミングは何かとバタつきやすいので、学資保険に入るタイミングを逃さないように注意しましょう。

参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい

近年、投資に関心を持つ人が増えています。

実際、つみたてNISAといった少額から始めることのできる投資も増えており、投資に対するハードルも下がりつつある傾向にあります。

そこで注意したいのが、投資性商品に対していくら費やすか、という点です。

投資性商品全てに共通するのが、元本保証がないという点です。

そのため、保有する資産に対して過剰な金額を投資性商品に費やしてしまうと、大きなリスクを負うことになります。

そのため、

  1. お金を増やす目的
  2. 期限
  3. 現状の資産状況

から考えつつ、資産の3分の1程度を目安に適度な資産運用をするよう心がけましょう。

特に、短期的な資産運用は投資性商品に向かないため預貯金でまかないつつ、長期的な資産運用こそ投資性商品を活用していくようにしましょう。

まとめ:大樹生命のドリームクルーズプラスは老後の資産形成の為に加入しよう

この記事では、大樹生命「ドリームクルーズプラス」の特徴やデメリット・リスク、メリット、またメットライフ生命「ドルスマートS」や外貨預金・投資信託との比較について解説してきました。

この記事のポイントは

  • 大樹生命「ドリームクルーズプラス」は先進諸国通貨の中でも高金利で有名な豪ドルによる外貨建終身保険
  • 死亡保障・高度障害保障以外にも、契約から3年ごとに生存給付金(クルーズボーナス)を受け取ることができる
  • 解約返戻金を確定年金として受け取ることもできる
  • 早期解約・中途解約の解約控除による元本割れや為替リスクに注意が必要
  • 三大疾病などに備えたい場合はメットライフ生命「ドルスマートS」もおすすめ

でした。

外貨建保険は特に、日本円にはない利回りの良さが魅力である一方で、外貨ゆえの為替リスクに注意する必要があります。

保険は人生での大きな買い物にも分類される高額商品なので、正しい情報を得た上で、自分のニーズに合ったものに加入するようにしましょう。

それでも判断ができない場合は、マネーキャリアという保険のプロ(FP)に無料相談できるサービスがございますので、こちらでライフプランの相談も含めた保険の相談をすることをおすすめします。

保険相談の担当者は全てベテランのスタッフですので、難しい外貨建て保険でもわかりやすく説明してもらえますし、自分に合った保険を納得して選べるでしょう。

 

▼おすすめの外貨建て保険は以下のページで解説しています!

外貨建て保険おすすめ人気ランキングTOP20!評判・口コミを比較【2023年版】

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大樹生命(三井生命)のドリームクルーズプラス
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