目次
かんぽ生命は不安がある?かんぽ生命の評判やメリット・デメリットを徹底解説
かんぽ生命は日本郵政グループの生命保険会社で、旧国営保険時代の顧客と全国屈指の営業網によって国内2位の総資産を誇っている大手生命保険会社です。
抜群の信頼性がある一方で、2019年は営業マンによる不適切な勧誘が問題になり2020年1~3月に一部業務停止命令を受けています。
従来は日本郵政グループ(郵便局)の看板と信頼性だけを重視して保険加入先に選ぶ方が多かったですが、先日の不適切な保険募集と行政処分によって、その影響が気になって不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、かんぽ生命の保険商品および保険会社と窓口スタッフの特徴と評判。そして加入する際のメリット・デメリットなど、かんぽ生命に加入する際に気になる情報を以下の項目に分けて解説しています。
- 加入者の口コミから見る選んだ決め手と悪い評判
- 商品ラインナップ一覧と民営化以降も成長を続けた要因
- 他社の保険会社と比較したかんぽ生命の強みと弱み
- 他の保険会社の商品と比較検討する重要性とおすすめの相談先
当サイトではかんぽ生命の悪い所まで加入者の口コミや評判を基に包み隠さずに解説しているので、是非最後まで記事の内容をチェックしてみてください。
一部業務停止命令を受けているものの、保険商品の保障内容や運用状況には問題がなく、国内屈指の資金力と営業網を活かした魅力があるので、不正を起こした理由だけで候補から除外するのはもったいないです。
かんぽ生命の特徴やメリット・デメリットを正しく理解した上で保険加入を検討しましょう。
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内容をまとめると
- かんぽ生命の良い評判・口コミは「郵便局で相談できる気軽さと安心がある」「保障内容がシンプルで分かりやすい」「転勤が多くても郵便局で手続きできるので便利」などが見られた。
- 一方で、「窓口の人の説明が分かりづらかった」「重要な部分の説明が省略されている気がした」「営業マンが自分の希望に対応してくれなかった」といった悪い評判・口コミも見られた。
- かんぽ生命は経常収支で業界2位の規模を誇る上に支払い余力が高いので安心して加入できる。また、保障内容がシンプルという特徴もある。
- かんぽ生命の保険に加入するメリットは、医師の審査が不要、郵便局で各種手続きができるので便利などが挙げられる。
- 一方デメリットは、保険料が割高、2019年12月から3か月間一部業務停止命令を金融庁から受けていた。
- かんぽ生命の保険に加入する前に、保険のプロと一緒に他の保険商品と比較検討することでより自分に合った保険を選ぶことができるのでおすすめ。
- 専門家の質が高いマネーキャリアなら今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
行政処分中のかんぽ生命に加入できる?
かんぽ生命は顧客の不利益を伴う乗り換え契約の募集および、顧客が半年以上にわたり新旧契約の保険料を二重に支払っていた事例を理由に、金融庁から3ヶ月の一部業務停止命令を受けています。
業務停止命令期間は令和2年1月1日から同年3月31日までの3ヶ月間で、かんぽ生命の保険商品に係る保険募集と保険契約の締結を停止する処分内容です。
ただし、「顧客からの自発的な意思表示を受けて行う保険募集及び保険契約の締結を除く。その他、当局が契約者保護の観点から必要とされる業務として個別に認めたものを除く」といった例外を用意されているため、加入者からの希望があればかんぽ生命に加入することが可能です。
つまり、令和2年の1~3月の一部業務停止命令中は、郵便局の窓口や募集人の営業活動で、かんぽ生命(郵便局)側から生命保険への加入を案内されることはなく、顧客からかんぽ生命への加入を希望した場合のみ、特例として新規契約に対応できます。
既存の加入者については、業務停止命令中も従来通りの保険金支払いとサポート、積立運用のサービスが継続されています。
顧客に不利益を生じさせた可能性の高い契約については、業務改善命令によって契約復元等、適切な顧客対応の実施を行うように業務改善命令で定められました。
契約内容に問題がない場合は、一部業務停止の行政処分だけを理由に既存契約へ悪影響が及ぶことはありません。
かんぽ生命の評判・口コミは悪い?加入者の満足度を解説
4種類のシンプルなプランの中から細かく保障の範囲を選べる「新ながいきくん」など、幅広いニーズに応える保険も扱うかんぽ生命は、保険加入者からどのような評価を受けているのでしょうか?
こちらでは、当サイト独自の調査で判明した実際のユーザーの声や評判、口コミを複数ご紹介していきます。
かんぽ生命の良い評判や口コミは?身近な存在で安心感が魅力
「最寄りの郵便局で相談したり、加入したりできるのは楽ですし安心感があります。」(40代・女性)
「保障の内容がとてもシンプルで保険に詳しくなかった当時に私でも分かりやすかったのを覚えています。」(40代・男性)
「夫の転勤で引っ越しをすることが多いのですが、郵便局は全国どこでもあるので便利です。かんぽ生命にしてよかったなと思っています。」(40代・女性)
かんぽ生命は全国の郵便局で加入することができるので、身近な存在として安心感を抱く方が多いことが分かります。
また、シンプルな保障内容に魅力を感じる方も多いのですが、これはかんぽ生命で取り扱っている商品がかつて「簡易生命保険」と呼ばていたことと関係があります。
「簡易生命保険」とは、郵政民営化前に日本政府・日本郵政公社が行っていた生命保険事業のことで、健康状態や職業の告知が不要かつ、保険金額が他の生命保険と比べて低く抑えられていたことからそう呼ばれていました。
かんぽ生命の悪い評判や口コミは?営業マンによって評価が分かれる
「加入の時の窓口の人の説明が分かりづらかったです。」(50代・女性)
「自分でしおりや約款を見ていたからいいものの、重要な部分の説明がかなり省略されているように感じた。」(20代・男性)
「自分たちの希望に営業マンが対応してくれなかった。」(30代・男性)
かんぽ生命の悪い評判・口コミを見ると、加入時の担当者の説明や担当者の対応に対して不満を抱いている方が多いようです。
実際かんぽ生命が発表している「お客様の声(苦情)の内容と件数」でも、新契約関係における苦情が半数以上を占めていることが分かります。
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かんぽ生命とは?会社の特徴や保険商品を解説
かんぽ生命は郵政民営化を受けて2006年9月に準備会社の「株式会社かんぽ」が設立され、2007年10月1日に現在の「株式会社かんぽ生命」へ移行し、日本郵政公社の生命保険事業を引き継ぎました。
なお、民営化前の郵便省による生命保険販売は、1916年に簡易生命保険事業を創業したことから始まり、長い歴史と実績を持っています。
保険商品は国営(郵便局)時代と大きな違いはありませんが、細かい内容を若干変更し、かんぽ生命へ移行してから一部の保険商品の廃止と新商品の発売を行っています。
民営化によって、より魅力的な保険商品の開発・改良に力を入れている一方で、政府保証がなくなってしまいました。
それでも、既存の国営時代の顧客基盤と既存契約の資金力を活かし、保険料等収入と資産運用収益から構成される経常収支は日本生命に次ぐ業界2位の規模を確保しています。
かんぽ生命の保険商品の特徴と信頼性の高さ(ソルベンシー・マージン比率)については、のちほど詳しく解説します。
特徴1:かんぽ生命は歴史が長く保険商品もシンプルでわかりやすい!保険商品の一覧
かんぽ生命は歴史が長く、保険商品の内容がシンプルで分かりやすいと評判です。
民営化された後も従来の簡易生命保険の商品ラインナップを用意しているため、死亡や入院などシンプルな保障内容を求めている方から選ばれています。
2020年1月現在、公式サイトで保険商品の紹介ページに規制がかかっていますが、行政処分を受ける前に販売していた保険商品一覧をまとめました。
保険種類 | 商品名 | 特徴 |
終身保険 | 新ながいきくん | 定額型・ばらんす型2倍・ばらんす型5倍・おたのしみ型の4タイプを選べる終身生命保険 |
かんぽにおまかせ | 引受基準緩和型終身保険、終身タイプと満期(養老)タイプの2種類を用意 | |
定期保険 | 新普通定期保険 | 契約後一定期間は保険金が減額される定期保険 |
学資保険 | はじめのかんぽ | 加入期間、受取方法の選択肢が豊富な学資保険 |
養老保険 | 特定養老保険 | 保障と貯蓄を同時にできる養老保険、不適切な勧誘の大半は養老保険によるもの |
個人年金保険 | 長寿のしあわせ | 加入年齢50~70歳の個人年金保険 |
入院保障のある保険商品については、通常プランでは5日以上の疾病入院が必要ですが、新入院特約「その日から」を付けることで日帰り入院を含む1泊2日以上の入院もカバーできます。
主力商品の新ながいきくんは、定額型が加入時に決めた保険金額が一生涯保証される一般的な終身生命保険。ばらんす型は払込期間満了後に保険金額が減額されるプランで、2倍を2分の1、5倍は5分の1に満期後の保障が減額される分だけ保険料が安くなります。
新ながいきくん・おたのしみ型は保険料払込期間満了時とその後5年ごとに生存保険金が支払われるプランです。
このほかの保険商品でも保険料の加入期間と保険金の受取方法の選択肢が豊富なので、ライフプランに合った契約条件にするようにしましょう。
現在は一部業務停止命令の影響でホームページでの商品説明および店頭窓口でのパンフレットの展示を行っていませんが保険商品自体には問題がないので、募集再開時も同等の商品ラインナップになることが予想されています。
特徴2:ソルベンシー・マージン比率や信用格付の評価が高い信用性がある
かんぽ生命は生命保険大手5社の一角を担う事業規模を誇っています。
不適切運営による行政処分の影響で保険金支払い能力に関する信頼性への不安や将来性について怪しい感じている方も多いですが、2019年度の決算時点でソルベンシー・マージン比率 1188.0%を確保しています。
さらに主要な格付けでも軒並み国内トップレベルの評価を獲得しています。
ソルベンシーマージン比率とは通常の予測を超えたリスクに対する支払余力を表した保険業法で開示を義務づけられている指標です。
保有している契約内容に対して通常時に発生することが考えられる保険金支払い能力を100%とし、災害や治療困難な病気の流行など予測困難な事態で保険金の支払いが増えた時に対処できる保険金支払い能力が高いほど、ソルベンシー・マージン比率が高くなります。
200%を確保していれば、通常時の2倍の保険金支払いまで対応できることを意味していて、国内での販売を行う生命保険会社はソルベンシー・マージン比率200%以上であることが義務づけられています。
2019年3月期決算を基準にした生命保険主要16社のソルベンシー・マージン比率の平均は990.5%で、かんぽ生命は国内大手5社の中で唯一平均を上回るソルベンシー・マージン比率を確保しています。
ソルベンシー・マージン比率は保有契約高(事業規模)が大きくなるほど、高い数値を出しにくい特性を持っているため、かんぽ生命の保険金支払い能力の高さは業界屈指です。
格付け情報については、以下の評価を得ています。(2019年10月17日現在)
- R&I:AA-
- JCR:AA
- S&P:A
不適切運営による影響で主要格付け会社から相次いで格下を受けましたが、元の格付けが高かったため、現時点でも信頼性は問題ありません。
参考までにR&Iの「AA」は「AAA」に次ぐ上から2番目の格付で、「信用力は極めて高く、優れた要素がある」と評価される定義があります。
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かんぽ生命で保険加入!メリット・デメリットを解説
郵政民営化によってかんぽ生命が設立されてからも、保有契約高は右肩上がりで増加を続けてきました。(2018年3月期以降は横ばい)
かんぽ生命が人気を集めているのは、看板や全国の郵便局による営業網の影響だけではなく保険商品自体に魅力があるからです。
特に医師の診査不要で加入できるハードルの低さと全国の郵便局で手続きできる販売網は、かんぽ生命ならではのメリットです。
一方で、デメリットを理解せずにかんぽ生命に加入している方も一部で見られるほか、他社と比較した結果、かんぽ生命への加入を見送る方もたくさんいます。
かんぽ生命への保険加入には、どのようなメリット・デメリットがあるのかご覧ください。
メリット1:かんぽ生命は医師の診査が不要なので加入しやすい
かんぽ生命の生命保険は全て医師の診査不要で手軽に加入できます。
昨今は他社でも医師の検査不要や持病がある方向けの保険商品を扱う事例が増えていますが、かんぽ生命はもともと国営保険として誰でも保険に加入できるようにハードルが低くなっています。
保険商品に応じて加入時に健康状態を告知し、一部で受入拒否をされるケースもありますが、国営保険時代の流れを引き継ぎ、他社の保険会社に比べて受入基準が緩いと評判です。
傷病歴がある方でも、まずは気軽に相談をしてみてください。
メリット2:郵便局で加入・手続きできるので身近な存在の安心感がある
かんぽ生命は身近にある郵便局の窓口で加入や各種変更手続きができます。
ゆうちょ銀行や郵便サービスを通じて普段から日常的に利用している郵便局が窓口になるのは安心感があり、引っ越しをしても必ず身近な場所に郵便局があるのでアフターサポートに困ることがありません。
特に地方に住んでいる方は、近隣に拠点のある保険会社が他にないことを理由にかんぽ生命を選ぶ方が多いです。
2019年112月31日時点で営業中の郵便局は全国に23,896拠点あり、都市銀行最大手の三菱UFJ銀行(750拠点)や国内最大手の生命保険会社である日本生命(108支社・16,536の代理店)を大きくリードしています。
また、三菱UFJ銀行は国内の拠点数を約半数に削減する計画を打ち出すなど、銀行の拠点縮小の動きが業界全体で進んでいるので、金融機関を窓口にした生命保険の加入を検討している方には特におすすめです。
何かあった時に窓口で気軽に相談や各種手続きをしたい方や、地方に住んでいる方、将来的に引っ越しをする可能性がある方はかんぽ生命を候補に入れて検討してみましょう。
郵便局は常にスタッフが常駐しているため、予約不要でいつもの予定(ゆうちょ銀行の利用、郵便など)のついでに手続きができます。
また、大きな郵便局では土日も営業しているため、各種手続きが楽だと加入者から評判です。
デメリット1:保険料に割高感がある
かんぽ生命は、一部で保険料が割高といった悪評が見られます。
全般的に保険料が割高なのではなく、医療保障のついた新普通定期保険や入院特約をセットした際の保険料が割高になりやすいです。
かんぽ生命は医師の診査不要で誰でも手軽に保険加入できるメリットがある反面、保険金の支払額が多く、加入者の払う月額保険料が高くなりやすいです。
また、学資保険についても、健康状態に不安のある方からの加入事例が多い影響で、ほぼ全てのケースで返戻率が100%を切っています。
健康状態に問題がない状況で医療保障を付けたい場合や、定期保険、加入期間の短い積立保険への加入を希望している場合は、他社との違いや保険見積、満期金のシミュレーションと必ず比較検討するようにしましょう。
以前は他社より割高でも国営保険で政府保証のある安心感に付加価値がありましたが、民営化された現在のかんぽ生命は政府の保証がありません。
民営化で政府の保証がなくなった後も保険料は国営保険時代と同等の水準になっているため、加入するメリットが薄れました。
なお、シンプルな死亡保障のみで終身生命保険や養老保険に長期間加入すれば、他社に比べて高い返戻率を期待できる場合があります。
終身保保険「新ながいきくん・定額型」に30歳で加入して30年以上加入して満期返戻金を受け取る場合は返戻率が110%を超える事例もあり、全ての保険商品に割高感があるワケではありません。(国内大手生命保険で同等条件で加入した際の返戻率は平均105~108程度)
資金力があるので、若いうちから長期間加入する終身保険や貯蓄もできる養老保険は満期返戻金を含めて魅力的なスペックの保険商品が多いです。
保険加入を検討するときは複数商品との比較が大切!営業マン以外にも相談しよう
かんぽ生命は身近な郵便局などで保険相談や各種手続きをできるメリットがありますが、保険加入を検討するときは他社の保険商品とも比較することが大切です。
前項のかんぽ生命のデメリットでも紹介している通り、かんぽ生命は誰でも手軽に加入できる特性から、定期保険や医療保障を付けた保険商品の保険料が割高になっています。
また、他社の保険会社の商品では、介護や収入保障など幅広い保障を受けられてカスタマイズ性が高い生命保険や総合保険の人気が高まっています。
条件によっては他社よりも割高な保険料になるリスクがあるほか、かんぽ生命だけでは加入者の抱えるリスクを手厚くカバーできないかもしれません。
かんぽ生命は直販専門なので他社の保険を扱う代理店から加入することはできませんが、窓口でかんぽ生命の見積を取ったら、必ず他社の募集人やファイナンシャルプラインナーにも相談するようにしましょう。
自社の保険しか扱わない他社の保険会社の直販営業マンに相談した場合、自身の売上に繋げようとして客観的ではなく営業マンの都合で自社の保険を勧めることが多いです。
かんぽ生命の保険加入を検討する際は、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていて複数の保険会社を扱う総合代理店への相談がおすすめです。
かんぽ生命の営業マンから提案されたプランに対して客観的なアドバイスができ、必要に応じてかんぽ生命の保険商品と他の保険会社の商品を組み合わせるプランを提案してくれる所に相談しましょう。
かんぽ生命は相談者に不利益な説明やプラン提案をして一部業務停止&業務改善命令を受けました。
今後は問題点を解決して健全な運営に変わっていくことが期待されますが、悪質な勧誘があったのは営業マンに過酷なノルマがあったことや、多様化する他社の生命保険に比べてシンプル故に対応力が狭い保険商品に問題点があったことが関係しています。
業務停止命令が終了して募集を再開しても、根本的な問題の全てが解決していない可能性があります。
営業マンの提案したプランの内容が適切かどうかを判断するためにも、必ず他社の営業マンやファイナンシャルプランナーに、かんぽ生命から提案されたプラン内容が適切かどうかアドバイスを貰うようにしてください。
おすすめ「マネーキャリア」で無料保険相談サービスも!
かんぽ生命と他社の生命保険を比較検討する際は、無料保険相談サービス「マネーキャリア」がおすすめです。
マネーキャリアは全国対応でベテランのファイナンシャルプランナーが対応する訪問型の保険相談サービスで、対面相談のほかに電話相談やWEB相談を得意にしています。
必要に応じて、メールやWEB、電話でかんぽ生命から提案されたプラン内容が適切かどうかの回答を得られます。
他の無料保険相談サービスは問い合わせをすると、まずは訪問や来店での対面相談をするように案内される所が多い中で、マネーキャリアはお客様の都合に合わせて面談する前から柔軟な対応をしてくれると評判です。
ベテランのファイナンシャルプランナーが対応してくれるので、保障範囲や保険金の設定方法を的確にアドバイスしてもらうことができ、複数の保険会社を扱っているので各社の見積と保障内容の違いを比較しながら検討いただけます。
他社の保険商品と比較した結果、かんぽ生命への加入がベストな場合は正直にかんぽ生命への加入を提案してくれますし、この場合でも相談料は無料で強引に他の保険商品の加入を勧められることはありません。
保険相談先に迷った方や、かんぽ生命からの提案プランや見積内容が適切なのか不安を抱えている方は、お気軽にマネーキャリアに相談してみてください。
まとめ:かんぽ生命は加入のしやすさが魅力!自分の目的に合わせた保険選びが大切
ここまで、かんぽ生命に加入するメリット・デメリットを幅広い角度から検証してきました。
令和2年3月31日まで一部業務停止中ですが、行政処分期間中でも郵便局の窓口で希望すれば加入することができますし、かんぽ生命が行政処分を受けたのは営業マンによる悪質な勧誘の問題で、かんぽ生命の保険商品には多数の魅力があります。
今回の記事のポイントを整理すると
- かんぽ生命加入者の満足度と悪い噂を口コミ情報からチェック
- 旧国営保険ならではの特徴と歴史
- 民営化以降も成長を続けた要因と条件によっては保険料が割高になる欠点
- ファイナンシャルプランナーなど専門家からもアドバイスを貰って検討する必要性
以上の4つの項目に分けてかんぽ生命の特徴とメリット・デメリットを解説しています。
かんぽ生命の魅力は、医師の診査不要による加入のしやすさと全国屈指の拠点数を誇る営業網です。
一方で、保険金支払額が多い都合から一部の保険商品や加入条件では保険料が割高になるので注意しましょう。
健康状態に不安があり他社では加入できない可能性のある方や、シンプルな死亡保障のみで長期的な積立を目的にしている方には特におすすめです。
このほか、国内最大級の事業規模と財務状況による信頼性や、全国の郵便局が窓口になる利便性・安心感に付加価値を感じられるかを考えながら保険加入を検討しましょう。
保険商品のカスタマイズ性や保障範囲の広さは強くないので、他社の保険とも比較しながら自分の目的に合った保険選びができているか確認することが、加入してから後悔しないためのコツです。
かんぽ生命の営業マンだけに相談するのではなく、ファイナンシャルプランナーなど他の代理店や保険の専門家に相談しながら、かんぽ生命への加入を検討してみてください。
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