外貨建て保険ブームの火付け役となった日本生命のロングドリームゴールドは、非常に多い契約数の一方、手数料が高いなどマイナスな面でも注目されました。
そのため2018年、保障内容などが大幅に見直された「ロングドリームゴールド2」が発売され、また2019年にはより多くの人のニーズに合う「ロングドリームゴールド3」として生まれ変わりました。
しかし外貨建て保険は、普段あまり馴染みのない「外貨」や「投資」などの知識が必要となり、内容も複雑なのでご加入を迷われる方も多いのではないでしょうか。
外貨建て保険を検討される際、その商品ごとの良い点・悪い点をしっかり理解することがとても大切です。
そこでこの記事では、
- ロングドリームゴールド3の保障内容
- ロングドリームゴールド3のデメリットを解説
- ロングドリームゴールド3のメリット・有効な使い方を解説
- ロングドリームゴールド3に加入されている方の口コミ・評判
- ロングドリームゴールド3と、メットライフ生命「ビーウィズユープラス」や他の運用商品等の比較
以上について詳しく解説します。
この記事を読めば、ロングドリームゴールド3についてのメリットやリスクがわかり、外貨建て保険商品を選ぶ際の一つの参考にしていただけるかと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
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記事監修者
水上克朗
ファイナンシャルプランナー。
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関に入社。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、1憶円資産の捻出方法を確立する。
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内容をまとめると
- 日本生命の「ロングドリームゴールド3」は、死亡保障付きの外貨建ての一時払い終身保険。①ふやすタイプ・②うけとるタイプから、契約後1年で③のこすコースと④つかうコースに移行可能とニーズに合わせたプラン選択ができる。
- ロングドリームゴールド3のメリットは、高金利な外貨で運用するので利回りが良い、「ふやすタイプ」は目標値に達したら自動で運用成果を確保してくれる、「うけとりタイプ」では契約から毎年1回ずつ定期支払金を受け取れる、これら2つのコースは柔軟に変更できる、業界初定期支払い率を日本円で設定できるなど様々。
- 一方、実質利回りが積立利率より低い、為替リスクや途中解約によって元本割れする可能性があるというデメリットもある。
- ロングドリームゴールド3の口コミ・評判として「元本割れのリスクを最小限に抑えられる」「利回りが良く、順調に資産が増える」「為替変動リスクを回避できる手段が豊富」などが見られた。
- メットライフ生命のビーウィズユープラスと比較すると、健康告知がないので生前贈与を行いたいが健康に不安がある高齢者でも加入することができる。
- この記事を読んでいるということは、こんなお悩みありませんか?「本当にこの保険でいいのかな」「お金の悩みを打ち明けられる場があったらいいのに」「もしものときに保障されなかったらどうしよう」
- 何となく加入して後悔する前に、まずは専門家に相談
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目次
ロングドリームゴールド3の口コミや評判は?みんなの意見をご紹介
ロングドリームゴールド3のメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
ロングドリームゴールド3の運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
日本生命のロングドリームゴールド3の評判・口コミの評価①
1つ目は日本生命の外貨建一時払終身保険「ロングドリームゴールド3」についての口コミをいただいた福岡県のR・Yさん(32歳)の評価です。
「一時払いなので、保険料を一度払ったら元本割れの心配をしながら満期まで待つのでは?と思っていました。でもこの商品は元本割れのリスクを最小限にしてくれていますし、なにより嬉しいのが定期的に運用成果を受け取れるプランがあったので加入しました。家族旅行に使ったり、生活費の補助に使えているので助かっています。」
一時払いで支払う金額はどうしても大きくなりがちですが、定期的に支払金を受け取れるのは家計にとってもありがたいですよね。指定通貨で受け取ることを選択すれば途中で受け取り通貨を変更することもできますし、為替変動リスクへの対策もばっちりです。口コミ提供ありがとうございました。
日本生命のロングドリームゴールド3の評判・口コミの評価②
2つ目の日本生命の外貨建一時払終身保険「ロングドリームゴールド3」の口コミは愛知県のD・Uさん(49歳)の評価です。
「高金利な外貨を使って積み立てるので利回りがいいですね。利率が1.5%台を安定的に推移しているので順調に増えています。今のところ年金への不安があるので「つかうコース」を選択していますが、その時のニーズに合わせて変更しようと思っています。このタイプの変更ができる商品というのは他にはなかなかないと思います。」
やはり円建てよりもはるかに利回りがいいのは外貨建ての大きなメリットですよね。さらに、ふやすタイプやうけとるタイプを自由に変更できる点は他の保険にはない柔軟さと言えるでしょう。口コミ提供ありがとうございました。
日本生命のロングドリームゴールド3の評判・口コミの評価③
3つ目の日本生命の外貨建一時払終身保険「ロングドリームゴールド3」の口コミは神奈川県のJ・Tさん(37歳)の評価です。
「為替変動のリスクを回避できる手段がたくさんあるというのがこの保険の最大の特徴ではないでしょうか。目標額を達成したら円で利益を確保してくれますし、円建ての終身保険に移行することもできるますしね。外貨建てに加入する前に最も心配だった為替変動でしたが、いざという時にも安心ですし、順調に資産が増えています。」
外貨建て最大のリスクである為替変動への対処がきちんとできる保険ということもあり人気が出ているようです。いざという時にプランの変更も含めて選択肢があるのは心強いですね。口コミ提供ありがとうございました。
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ロングドリームゴールド3のデメリットは?
とても活用しやすい内容の「ロングドリームゴールド3」ですが、元本割れのリスクなど外貨建て保険ならではのデメリットも存在します。
メリットをお伝えする前に、まずは必ず知っておきたいデメリットについて解説していきます。
積立利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説
一時払いで支払った保険料は初めに手数料などが差し引かれ、残りの金額に対して「積立利率」が適用されます。
つまり「積立利率」とは、払い込んだ保険料全てに適用されるわけではありません。
一方で、支払った保険料全てに対する解約返戻金の増加率を「実質利回り」といい、これは「積立利率」より低いパーセンテージとなります。
外貨建て保険の説明を受けるときは、パンフレットに記載の「積立利率」とは他に「実質利回り」という考え方があることを覚えておきましょう。
ドル建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは
外貨建て保険において避けられないリスクとして「為替レートの変動に合わせて通貨の価値も変動する」ということがあります。
つまり解約返戻金などを受け取るタイミングにより、外貨では同じ金額でも、円安であればより多く受け取れ、円高であれば目減りしてしまいます。
また反対に保険料の払い込みは、円高時に行う方が得です。
為替レートは常に変動するので、外貨建て保険で資産を動かす際には、為替レートの状況を確認する作業必要となります。
中途解約は元本割れの危険性大!市場金利調整や解約控除もあります
外貨建て保険でもっとも避けたいリスクは「元本割れ」です。
これは将来受け取る保険金額が、払い込んだ保険料よりも少なく、結果的に損をしてしまうことを指します。
元本割れしてしまうとせっかく高金利の外貨で運用した意味がなくなるので、絶対に避けなければなりません。
元本割れの原因としては、
- 早期解約のペナルティとして「解約控除」がかかる
- 解約時の市場金利によっては「市場金利調整」により目減りする
以上のことが挙げられます。
「ロングドリームゴールド3」は10年以内の解約に対して解約控除がかかるので、早期解約は避けたいところです。
また市場金利調整とは、解約時の市場金利が契約時より高い場合に解約返戻金が減少し、反対に低い場合には解約返戻金が増加するというリスクのことです。
そのため解約のタイミングには十分注意しましょう。
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ロングドリームゴールド3のメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増
ここからは、「ロングドリームゴールド3」のメリットについて解説します。
様々なデメリットがある外貨建て保険ですが、一方で円建て保険よりはるかに大きなメリットがあります。
そのためリスクをしっかり理解すれば、とても有効に活用することができます。
高金利な外貨で保険料を運用!積立利率の推移は1.5%前後と利回りが良い
近年の日本は超低金利時代となっており、円貨での資産運用は成果があまり見込めない状況です。
一方で米ドル・豪ドルは日本円より明らかに利率が高く、同じ運用期間でもより大きな成果が期待できます。
「ロングドリームゴールド3」の積立利率は10年ごとに見直されますが、平均して1.5%前後と高い水準を保っており、長期運用するには非常に魅力的な条件となっています。
「ふやすタイプ」は設定した目標金額に到達したら自動で運用成果を確保してくれる
より多く資産を増やしたい方におすすめの「ふやすタイプ」では、契約時に成果目標を設定することができます。
そして運用期間中にこの目標値を達成した場合は、運用成果が自動的に円貨で確保され、また契約自体も「円建て終身保険」に自動移行されます。
このように資産を日本円で確保すれば、為替リスクの影響を心配する必要がなくなるため安心です。
目標達成までは外貨でしっかり資産の増加を狙い、十分に成果が上がればすぐに円貨で確保される「ふやすコース」のシステムは、外貨建て保険の中でも非常に合理的で、安全性の高い方法だと言えるでしょう。
「円建死亡保険金特約」を付加すれば円ベースで死亡保険金が保証され為替リスク回避が可能
「ロングドリームゴールド3」の契約期間中に亡くなられた場合の死亡保険金額は、払い込んだ一時払い保険料の金額が指定外貨建てで最低保障されていますが、日本円での最低保障はされていません。
つまり受け取るタイミングによっては、日本円で見ると元本割れしていたという可能性があるのです。
この可能性を防ぐために、「ふやすタイプ」を選択するなら「円建死亡保険金特約」も合わせて付加しておくことをおすすめします。
この特約は、契約から5年間(契約年齢によっては2年間)の死亡保険金額に限り、一時払い保険料の金額が円建てで最低保障されるというものです。
つまり契約から5年間以内に亡くなった場合の死亡保険金は、最低でも払い込んだ資産分は保障されているということになります。
契約から短期間で死亡保険金を受け取る場合は、まだ運用成果が出ていないことが多く、外貨で元本保障されているだけでは損をする可能性が大いにあります。
少しでも外貨建て保険のリスクを減らしたいなら、「円建死亡保険金特約」はとても有効です。
「うけとるタイプ」は毎年一定金額の定期支払金を受け取ることができる
「うけとるタイプ」を選択すると、契約から毎年1回ずつ「定期支払金」を受け取ることができます。
契約中も毎年お金を受け取りたいという方には、こちらのタイプがおすすめです。
受け取る定期支払金の金額については
- 指定通貨で10年間固定する
- 日本円で10年間固定する
のどちらかを選択でき、指定通貨で固定すると外貨では10年間同額ですが、日本円での受け取り金額は毎年変動します。
毎年同じ金額を受け取る方が都合が良いのなら、日本円で金額を固定すると便利です。
定期支払金を生前贈与に活用することも可能!手続きの簡略化にも便利
「うけとるタイプ」は、定期支払金の受取人をご家族に指定することで、生前贈与に活用することができます。
通常の方法で生前贈与をするには、贈与契約書の作成や口座への振込みなど、面倒な作業が多くとても大変です。
一方保険を活用して生前贈与すれば、これらの手続きは一切不要となり、スムーズに行うことができます。
ちなみに年間受け取り金額が110万円を越えると贈与税の課税対象になってしまうので、それを防ぐために「円建てで金額を固定」しておくことをおすすめします。
「のこすコース」「つかうコース」は申し出により柔軟に変更可能!為替リスクの回避にも利用できる
ロングドリームゴールド3では契約時に「ふやすタイプ」「うけとるタイプ」のうちどちらか好きな方を選択できますが、さらにその後は
- のこすコース:円建ての終身保険へと移行
- つかうコース:終身保険を解約し、解約返戻金を年金形式で受け取る
に契約内容を変更することで、より細やかな将来設計ができるようになっています。
1「のこすコース」は外貨建て保険から円建て保険へと契約を移行できるので、それ以降は為替リスクを気にせず一生涯の保障を確保することができ安心です。
また2「うけとるコース」への移行は、2つのタイプからだけでなく「のこすコース」からも可能なので、円建て終身保険が不要になった場合にも対応しています。
このように、最終的に円建て保険になる外貨建て保険「ロングドリームゴールド3」は、より安心感があるため多くの人から選ばれています。
健康告知等がない!健康状態を気にせず生命保険に加入できる
「ロングドリームゴールド3」を契約する際は、ほとんどの生命保険契約に必要となる健康告知が不要です。
そのため、持病があるまたは過去に大きな病気にかかったことがある等、健康に不安がある方でも問題なく加入することができます。
他の終身保険に加入できなかった方でも、安心して契約できますね。
また90歳まで契約可能なので、比較的年齢を重ねてから終身保障を確保したいという方にも最適です。
契約時に保険料を全て払い込むためまとまったお金が必要ですが、告知が必要ないのは「ロングドリームゴールド3」の大きな魅力となっています。
日本生命が破綻しても生命保険契約者保護機構
日本国内の保険契約は法的に守られているため、「ロングドリームゴールド3」を契約中に万が一日本生命が破綻した場合でも、そのまま契約が消滅することはまずありません。
生命保険業界には、契約者保護を目的とした「生命保険契約者保護機構」が存在しており、ひとつの保険会社が経営破綻したときに助け合えるシステムが構築されています。
具体的な流れとして、ある生命保険会社が破綻したとき
①「救済保険会社」が現れ、契約を引き継ぐ
②①が現れなかった場合、「生命保険会社保護機構」またはこれが運営する「承継保険会社」が契約を引き継ぐ
のどちらかによって契約が守られることになります。
なお、この機構には国内で経営しているすべての生命保険会社が加入しているので、どの会社と契約をした場合も同様に契約者保護が図られます。
ただし場合によっては、保険会社が保険料から「責任準備金」として積み立てている一部分が目減りしてしまうこともあるので、デメリットが全くないとは言い切れません。
もし契約を考えている生命保険会社の経営に不安があるなら、公式HPや営業担当者などに確認しておくのが良いでしょう。
ロングドリームゴールド3は資産分散をしたい方におすすめ
国際経済が大きく変動する現代では、大切な資産を守るため、資産分散を考える人が多くなりました。
資産を分散して持つことで、万が一ある資産の価値が急激に下がっても、すべての資産を失わずに済むからです。
資産分散の方法にはいくつかありますが、代表的なものには
- 複数の通貨に分散する
- 投資先を預貯金(現金)・株式・不動産に分散する
- 通貨と通貨以外(金など)に分散する
の3つがあります。
「ロングドリームゴールド3」のような外貨建て保険は、同時に投資性商品でもあるため、上記のうち1・2を同時に行うことができる優れた資産分散方法として知られています。
もしなんらかの形で資産分散を考えているなら、外貨建て保険もぜひ候補のひとつに加えてみてください。
ロングドリームゴールド3の保障内容を解説!生命保険の特約内容は?
日本生命「ロングドリームゴールド3」は、正式名称を「ニッセイ指定通貨建積立利率変動型一時払終身保険(有配当)」といい、はじめに保険料を一括で払い込むタイプの外貨建て終身保険です。
まずはじめに、日本生命「ロングドリームゴールド3」の基本情報を見ていきましょう。
保障内容 | 死亡 |
保障タイプ | ①ふやすタイプ/②うけとるタイプ
→③のこすコース/④つかうコース |
契約指定通貨 | 米ドル・豪ドル
(コース移行後は日本円) |
契約年齢範囲 | 15~90歳 |
最低保険料 | 米ドル・豪ドル:1万ドル以上
(日本円:100万円以上) |
保険料払込方法 | 一時払いのみ |
振込(指定の金融機関口座へ) | |
保険料を円で払う場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
保険金等を円で受取る場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
契約者貸付 | 不可能 |
告知 | 無し |
ロングドリームゴールド3の大きな特徴は、契約時に
①ふやすタイプ:積立金を積立利率で運用する
②うけとるタイプ:毎年ごとに定期支払金を受け取れる
のどちらかを、目的に合わせて選択することにあります。
将来受け取る金額をしっかり増やしたい方には①「ふやすタイプ」がおすすめです。
円建てでの目標金額を決めることができるので、将来の具体的な計画が立てやすいプランです。
また、保険期間中でも金額を受け取りたい方には②「うけとるタイプ」がおすすめです。
このとき定期支払い率は10年ごとに変わるので、それにより受け取る金額も変わります。
定期支払い率は「積立金から何%支払われるか」のことで、指定通貨(外貨)と日本円どちらをベースにして考えるかを選択できます。
指定通貨ベースにすると為替の影響で毎年受け取る額が変わり、一方で日本円ベースにした場合は毎年同じ額を受け取れます。
「定期支払い率を日本円で設定できる」のは業界初であり、ロングドリームゴールド3ならではのメリットです。
さらに契約から一年後には、外貨建ての保険から
③のこすコース:円建て終身保険
④つかうコース:円建て確定年金保険
に移行することができます。
③「のこすコース」に移行した場合、それまで外貨で積み立てた金額が円に換算され、国内で運用されます。
増やした資金が日本円で確保できるので、安心できますね。
このコースは①ふやすタイプで目標金額に到達したとき自動移行されるほか、申し出ることで①、②どちらのタイプからでも移行可能です。
また④「つかうコース」では主契約を解約し、それまでの解約返戻金を年金原資として毎年年金を受け取るコースです。
こちらは申し出ることで①、②、③どちらからでも移行可能です。
以上のように「ロングドリームゴールド3」は、契約者の様々なニーズに対応できる仕組みになっています。
それでは、人気の高い
①「ふやすコース」/保険料300万円(27,778米ドル)/米ドルで運用
の内容で契約した場合の解約返戻金をシミュレーションしていきましょう。
契約から10年間の固定利回りを1.97%、契約時の為替レートを108円/1米ドルとします。
- 契約2年目:27,383米ドル(-395米ドル)
- 契約5年目:29,624米ドル(+1,864米ドル)
- 契約10年目:33,761米ドル(+5,817米ドル)
契約してから10年目までは「解約控除」というペナルティがかかりますが、それでもシミュレーションで初期費用がマイナスになったのは2年目まででした。
外貨建て保険最大のデメリットである元本割れのリスクが少ないので、安心感のある内容だといえます。
また入口としては外貨建て保険ですが、途中から円建て保険に移行できるのも嬉しいポイントです。
最後に、「ロングドリームゴールド3」に付加できる特約には以下のものがあります。
特約名 | 内容 |
円入金特約 | 保険料を円で払い込むことができる |
外貨入金特約 | 保険料を指定した通貨以外の外貨で払い込むことができる |
円支払い特約 | 死亡保険金・解約返戻金を円で受け取ることができる |
円建死亡保険金特約 | ①「ふやすタイプ」において、死亡保険金を円で受け取ることができ、その金額は払い込んだ保険料分が最低保障される |
定期支払特約 | ②「うけとるタイプ」を選択したときに付加される |
定期支払金円支払特約 | ②「うけとるタイプ」で「指定通貨で10年固定」を選択したとき、定期支払い金を円で受け取ることができる |
定期支払金額円建固定特約(利率更改型) | ②「うけとるタイプ」で「円で10年固定」を選択したとき、定期支払い特約とともに付加される |
解約返戻金の年金支払に関する特約 | ④「つかうコース」へ契約を移行したときに付加される |
解約返戻金などを受け取る方法のバリエーションが多く、必要に応じて自由に選択できます。
日本生命のロングドリームゴールド3とメットライフ生命のビーウィズユープラスを比較
日本生命の「ロングドリームゴールド3」と同じく、契約者の目的に応じてコースが選択できる内容の保険に、メットライフ生命の「ビーウィスユープラス」があります。
この2つは比較されることが多いので、大まかな違いを表にまとめました。
ロングドリームゴールド3 |
ビーウィズユープラス |
|
選べるコース |
ふやすタイプ/うけとるタイプ →のこすコース/つかうコース |
保障重視コース/保障&運用コース |
生前贈与対策 |
あり |
なし |
最低保障利率 |
米ドル/豪ドルともに0.01% |
米ドル:2.00% 豪ドル:2.25% |
告知 |
不要 |
必要 |
目標値設定 |
あり |
なし |
大きな違いとしては、最低保障利率が挙げられます。
ビーウィズユープラスでは、他の外貨建て保険と比較しても高い利率が最低保障されており、とても効率的に資産を増やすことができます。
一方でロングドリームゴールド3の積立利率は2019年10月現在、米ドルでは1.2%、豪ドルでは0.51%ですが、将来的にこの数字を下回る可能性もあるかもしれません。
告知が必要な分、このように常に高い積立利率で運用できるのがビーウィズユープラスの強みです。
また契約してすぐに、受け取る死亡保険金額が一時払い保険料を上回るのも嬉しいポイントです。
より契約者にとっての安全策が考えられているのは、ビーウィズユープラスでしょう。
これに対してロングドリームゴールド3は、告知が不要なので契約のハードルが低く、基本的にはどなたでも加入できるのがメリットです。
過去に大きな病気をしていても終身保険を契約できるのは、とても嬉しいですよね。
また生前贈与をスムーズに行いたいという方にも、こちらをおすすめします。
外貨預金や投資信託とも比較検討しよう
資産運用を始めたいと考えたとき、方法としてはロングドリームゴールド3などの「外貨建て保険」の他にも、「外貨預金」や「投資信託」が多く選ばれています。
ここではこれらの資産運用方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介していきます。
資産運用方法を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
<外貨建て保険の特徴>
外貨建て保険は、万が一の保障を確保しながら、高金利の外貨で資産を運用するという仕組みです。
まとまった大きな資産を外貨で長期間運用できれば、大きな成果を出すことができます。
ただし多くの場合は高額の初期投資が必要になり、また為替リスクを伴うなどのデメリットもあるので注意しなければなりません。
さらに一度払い込んだ資産は数十年経たないと手元に戻らない場合が多いので、契約前にしっかりとした生活設計を立てておく必要があります。
外貨建て保険には様々な種類があり、中には「ロングドリームゴールド3」のように年1回生存給付金を受け取れたり、為替リスクを軽減できるような仕組みのあるものも多いので、ご自身に合った内容の保険を探してみてください。
<外貨預金の特徴>
外貨預金は、その名の通り資産を外貨で銀行に預金する方法です。
わずかな初期投資で気軽に始めることができ、いつでも好きな時に預け入れ・引き出しができるのが大きな魅力となっています。
しかし自分で外貨資産を管理しなければならないため、外貨や為替レートなどの知識を最低限身に付けなければなりません。
全く知識がないまま外貨預金をすると、自分でも気が付かない内に資産を減らしてしまうことも考えられるからです。
ある程度の必要な知識があり、初期投資を抑えたいのであればおすすめの方法です。
<投資信託の特徴>
投資信託はファンドとも呼ばれ、投資家から預かった資産を、運用のプロであるファンドマネージャーが代わりに運用してくれるという方法です。
これを利用すれば、投資に関する知識がない人でも安心して資産運用することができます。
また外貨預金と同じく「ワンコインからOK」など、少ない初期投資から始められるのも大きなメリットです。
そんな投資信託のデメリットとしては、手数料が比較的高いことが挙げられます。
代わりに運用してくれるファンドマーネジャー分も合わせた手数料が必要になるので、他の資産運用方法より割高になってしまうのです。
このことを理解しないまま投資信託を始めた場合、思ったより手元に資産が残らないというトラブルの元になるので、まずはしっかりリスクを確認することが大切です。
参考:学資保険の代わりになる?投資性商品で教育費の運用は慎重に検討しよう
子供が生まれた家庭は、教育費積み立てのため学資保険への加入を検討されることも多いのではないでしょうか。
以前は国内の学資保険が主流でしたが、金利が低下したことで国内保険の魅力が低下した現在は「学資保険の代わりに利用できる外貨建て保険」が増えてきており、人気を博しています。
しかし、外貨建て保険を将来の教育費積み立てに利用するのは、いくつかのリスクを伴うため注意しなければなりません。
まず大きなリスクとしては、「日本円で受け取る額が定まっていないことが多い」というものです。
教育費は必要な時期や金額があらかじめ決まっているので、ハイリスク・ハイリターンの外貨建て保険では、ニーズにそぐわない可能性があります。
また万が一なんらかの理由で中途解約した場合、元本割れの可能性が大いにあることも覚えておきましょう。
必要な教育費を必要な時期に受け取りたいなら、運用益より確実性を重視した国内の学資保険の方が適しています。
ただし、最近では学資保険にとても適した内容の外貨建て保険も多くなってきているので、これらのリスクを理解した上で慎重に検討することをおすすめします。
参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
投資による資産運用を考えるとき、具体的にどのくらいの金額を投資に回せば良いか、迷ってしまう方も多いと思います。
そんな方は、まずお持ちの資産を用途別に分けるのがおすすめです。
こちらでは分け方の参考として有名なものをひとつご紹介します。
それはお持ちの全資産を、
- いざという時に使うためのお金
- 3年以内など近年中に使い道が決まっているお金
- しばらく使う予定のないお金
の3つに分けるという方法です。
こうして分ければ手元に残す必要のある金額を一目で確認でき、無駄な投資を防ぐことができます。
また投資する金額は全資産の1/3までに留めておくことで、リスクを軽減できると言われています。
投資を始める際にはこのような方法を活用しながら、後悔しないようにしっかり資金計画を立てると安心です。
まとめ:日本生命のロングドリームゴールド3で効率的な資産形成、相続対策をしよう
日本生命の「ロングドリームゴールド3」について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
この記事のポイントは、
- 「ロングドリームゴールド3」には複数のタイプやコースがあり、契約者の様々なニーズに対応している
- 「ロングドリームゴールド3」は外貨建て保険ならではの為替リスクがあり、特に中途解約には注意が必要
- 「ロングドリームゴールド3」には高金利の外貨で資産運用できる他にも、生前贈与に活用できるなど多くのメリットがある
- 「ロングドリームゴールド3」や他の投資性商品にはそれぞれ異なる特色があるので、よく内容を理解した上で検討することが大切
以上のことでした。
日本生命の「ロングドリームゴールド3」は、数ある外貨建て保険の中でも様々なニーズを満たしてくれる内容が魅力です。
最終的に円建て終身保険に移行できるのも安心ですよね。
外貨建て保険を検討されているなら、ぜひ「ロングドリームゴールド3」を候補に入れてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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