目次
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3の保障内容やメリット・デメリット、口コミ
第一フロンティアは2007年10月より保険販売を開始した第一生命100%子会社の資産運用型保険専門保険会社です。
その第一フロンティアで看板商品になっている「プレミアジャンプ3」は、元本割れリスクを抑えた手堅い運用から10年で200%の運用結果を目指すプランなど、加入者の目的に合わせて幅広い資産運用が可能な外貨建て生命保険です。
ランキングでは第一フロンティアの中で1番人気の外貨建て保険に評価されることが多い一方で、主な取扱先は銀行(全国69行で販売)になるため、ネット上では口コミ情報をほとんど見ることができません。
そこで、この記事ではプレミアジャンプ3の特徴や利用するメリット・デメリットを分かりやすく解説してもらうために、
- プレミアジャンプ3の保障内容、仕組みと運用方法によって変わる特性
- 実際の為替レートを元に分析したデメリットとリスク
- プレミアジャンプ3のメリットは圧倒的な爆発力
- ぶっちゃけ本音トークが盛り沢山!プレミアジャンプ3の口コミ・評判
- 人気の終身保険マニュライフ生命と徹底比較
の項目に分けてどこよりも詳しく徹底解説します。
プレミアジャンプ3は、目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約の活用有無や最低保証、変額部分の割合などの選択によって目標リターンやリスクが大きく変わってきます。
プレミアジャンプ3の自分に合った活用法や利用価値を判断できる情報が盛り沢山なので、ぜひ最後までご覧になってください。
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プレミアジャンプ3の保障内容を解説!生命保険の特約内容は?
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3、正式名称「プレミアジャンプ3・年金 外貨建て」は、第一フロンティアが扱う年金原資確定部分付変額個人年金保険(通貨指定型)です。
定期的に保険料の支払いをする他の外貨建て保険とは少し違った特徴とルールを持っているので、概要やプラン・特約の種類を理解した上で検討しましょう。
まず最初にプレミアジャンプ3で抑えておきたい5つの特徴をご覧ください。
- 高金利の外貨で着実に増やす「定額部分」と株式などの投資へ分散投資する額部分(※)」に分けた運用
- 最低保証の用意がある(保証額は外貨建て)、保証は100%、110%などから選択可能
- 目標値を設定して運用途中で利益確定をできる(円建て換算)
- プランによっては10年後200%到達率68.5%(10年豪ドル建て最低保証100%)
- 第一生命グループの資産運用部門が3ヶ月ごとに資産配分の見直しを行っている
※変額部分は国内株式・国内債券・国内リート・先進国株式・先進国債券・先進国リート・新興国株式・新興国債券の8つに分散投資
選択する外貨、最低保証、定額部分と変額部分の割合に応じて、期待できる積立利回りや元本割れのリスクが大きく変わってきます。
高金利での堅実運用できる外貨で定額部分を着実に増やしながら、変額部分で国内・先進国・新興国の株式や債権、リートで運用して大きな利益を目指す仕組みです。
利用者の加入条件や特約の加入によって、円換算時で105~110%程度で手堅く資産を増やすことや10年の運用で最大200%以上に資産を倍増させるリスクを背負った運用など、幅広い運用方法の選択が可能です。
続いて、詳しい加入条件や契約のルールなどをまとめた基本情報をご覧ください。
保障内容 | 死亡時に死亡給付金 |
契約指定通貨 | 米ドル・豪ドル・NZドル |
契約年齢範囲 | 0~85歳(加入時年齢) |
保険料払込期間 | 10年(0~80歳)・5年(0~85歳) |
保険料払込方法 | 一時払のみ |
銀行振込 | |
保険料を円で払う場合の為替手数料 | 50銭(0.5円) |
保険金等を円で受け取る場合の為替手数料 | 死亡保険金、解約返戻金など:50戦(0.5円)・年金受取:最大0.35% |
契約者貸付 | なし |
告知 | なし |
保険料の払込方法は一時払のみ。
保険料払込期間は5年と10年の2種類のみです(満期もしくは目標値到達後に終身保険へ移行可能)。
一時払に対応できる過剰資産を5年もしくは10年の定期貯金で運用するのに近いイメージを持つと分かりやすいでしょう。
もちろん外貨建てで幅広い投資商品へ運用されるので、定期貯金や外貨貯金とは違って大きな利回りを期待できます。
プレミアジャンプ3を検討する方は、過剰資金を最低でも5年もしくは10年以上は寝かせることを前提に検討してください。
外貨建て保険を利用する上で気になる利率については。
変額部分の割合と運用実績、最低保証の有無で大きく変わってきます。
変額部分の影響によって年利換算で毎年一定割合で資産が増えるワケではないことを覚えておきましょう。
過去の主な運用実績をご覧ください。
*目標到達シミュレーションの画像:準備中
プラン選択によって変わりますが110%程度であれば高確率で目標達成させている実績を持ち、最低保証を付けることも可能です。
150%や200%を目指すこともできますが、目標達成までの時間が長くなるほど為替差損を起こすリスクが高くなります。
プレミアジャンプ3は、円建て換算で一定の水準に達したら目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約を付けることで円建て終身保険へ切り替えて利益確定することが可能です。
事前に目標利率を決めてからリスクと目標達成率のバランスが良いプランを選びましょう。
プレミアジャンプ3の解約返戻率は運用期間によって0.9~8.9%です。
10年契約を結んですぐに中途解約しても91.1%(解約返戻率8.9%)が戻ってくる計算ですが、市場価格調整などの手数料を取られる可能性があります。
払込方法が一括払のみになっているため、月払に対応している他の終身積立保険よりも解約返戻率が低めに設定されています。
収益シュミレーションだけ見るとハイリスク・ハイリターンに思われがちですが、プレミアジャンプ3はプランと特約の設定次第で手堅い運用が可能です。
つづいてプレミアジャンプ3の特約をご覧ください。
特約名 | 特約内容 |
目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約 | 解約返戻金の円換算額が目標に達成したら円建ての終身保険に移行して利益を確保する特約。運用期間中に一度でも目標額にタッチし、その後満期まで待てば確実に目標利回り以上を保証される仕組み。契約後の加入可(満期2ヶ月前まで) |
定額終身保険移行特約(移行後通貨指定型) | 運用期間終了時に年金原資額を元に定額終身保険へ移行できる特約。移行後は通貨を再指定可能。満期時に解約返戻金や年金を受け取らずに再運用を行う流れ。 |
年金支払移行特約 | 上記特約2つのいずれかを付加した場合に限り加入できる特約。解約返戻金の原資を3年・5年・10年の中から選択した期間にて年金払での受取可能。 |
保険料円貨入金特約 | 保険料を円貨で支払える。 |
保険料外貨入金特約 | 保険料を外貨(米ドルor豪ドル)で支払える。 |
円貨支払特約 | 年金・死亡給付金・解約返戻金などを円貨で受け取れる。 |
死亡給付金等の年金払特約 | 死亡給付金を一時払ではなく年金払(5~40回の5回きざみで選択)で受け取れる。 |
主に支払った保険料の運用方法や、死亡給付金(保険金)・解約返戻金等の受取方法を変更する特約です。
被保険者に対する生命保険としての特約はないので、別途医療保険やその他の生命保険と併用することをおすすめします。
実はプレミアジャンプ3にはデメリットが!?元本割れのリスクとは
プレミアジャンプ3には以下のデメリットがあります。
外貨建て生命保険全般に共通したデメリット
- 年金、解約返戻金受け取り時の為替リスク
- 中途解約すると解約控除率に応じて元本割れを起こすリスクが高まる
- 各種手数料が高い
- 積立利率の変動リスクがある
プレミアジャンプ3ならではのデメリット
- 豪ドルやNZランドドルなど流動性が高い外貨は為替損リスクが高い
- 変額部分は経済情勢や運用状況によって大きな損失を出すリスクが高い
- 一括払および運用期間5年・10年にしか対応していない
最低保証を付けることもできますが、あくまでも外貨建てでの保証になるので、為替レートが変動(円高へ推移)すると運用結果は良好でも損失を出す恐れがあることを覚えておきましょう。
プレミアジャンプ3は、外貨や最低保証、変動額の比率などの選択によっては、外貨建一時払変額個人年金保険の中でもハイリスク・ハイリターンになり、大きな損失を出す恐れがあります。
また、保険料は一括払のみなので、保険加入時にまとまった過剰資金がある人でないと利用できません。
積立利率は保険料全てに適用されるわけではない?実質利回りの考え方を解説
プレミアジャンプは運用中に以下の手数料が発生します。
- 保険契約関係費…特別勘定の資産に対して年利1.85%
- 資産運用関係費…投資対象となる投資信託に対して年利0.20%(税抜)
- 保険契約関係費(年金受取期間中のみ)…受取年金額に対して0.4%(円貨で年金を受け取る場合は最大で0.35%)
なお、店頭表示利回りと実質利回りの差が大きいのは外貨建て保険全般に言われていることで、国内の生命保険や投資信託に比べて手数料は割高に設定されています。
プレミアジャンプ3の場合は、変額部分の運用実績に応じて年金受給額が増減するため、年利で毎年決まった割合で資産が増えていく仕組みではありません。(店頭利回りの概念がない)
なお、パンフレットで紹介されている目標到達シミュレーションは、保険契約関係費・資産運用関係費控除後の金額で計算されています。
外貨建て保険には為替リスクがつきもの!為替レート変動の危険性とは
外貨建て保険はプレミアジャンプ3に限らず、為替リスクが付きものです。豪ドル建て・NZドル建てを利用する場合は米ドル建てよりもリスクが高いことを理解した上で検討してください。
通貨 | 10年来高値 | 10年来安値 | 1年来高値 | 1年来安値 |
米ドル/円 | 125.85 | 75.55 | 114.54 | 104.55 |
豪ドル/円 | 105.43 | 69.97 | 89.08 | 77.18 |
NZドル/円 | 94.05 | 54 | 91.55 | 72.25 |
※起算日は2019年9月13日
10年来高値・10年来安値で見れば米ドルも大きな価格変動がありますが、1年来高値と1年来安値の変動幅は米ドルが約10円なのに対して豪ドル約12円、NZドル約20円です。
将来的な対円レートの変動率が連動するとは限りませんが、1年未満の短期で見れば豪ドルやNZドルは米ドルよりも価格変動リスクが大きいです。
プレミアジャンプは5年と10年の契約期間から選べますが、豪ドルやNZドルで運用する場合は10年を選択し、なおかつ目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約を付けることで為替レート変動リスクを軽減できます。
中途解約は元本割れの危険性大!市場価格調整や解約控除がある
満期のある生命保険や各種積立保険に共通していることですが、中途解約すると「解約控除」のペナルティを受け、運用額に対して解約返戻金として受け取れる金額が減少します。
プレミアジャンプ3の解約控除は以下の通りです。
経過年数 | 1年未満 | 2年未満 | 3年未満 | 4年未満 | 5年未満 | 6年未満 | 7年未満 | 8年未満 | 9年未満 | 10年未満 | ||
|
8.5 | 7.7 | 6.8 | 6.0 | 5.1 | 4.3 | 3.4 | 2.6 | 1.7 | 0.9 | ||
|
5.0 | 4.0 | 3.0 | 2.0 | 1.0 | - | - | - | - | - |
10年契約の1年目で解約しても解約控除率は8.5%なので、解約返戻率91.5%になる計算です。
解約控除率は積立保険の中で低い水準ですが、外貨の両替手数料に加え、変額部分で運用している株式・債券・リートなどの市場価格調整で実際の解約返戻金は大きく下がります。
控除率を見る限り、1年目・2年目などの早期解約は有利なのに対して、満期まで残り僅かなタイミングでの中途解約は市場価格調整によって損失を出しやすい特徴を持っています。
プレミアジャンプ3で資産運用する場合は、必ず満期まで運用するように心がけてください。
プレミアジャンプ3のメリットとは?外貨ベースでは大きく資産増
ここまではプレミア3の基本情報・特約の種類とデメリットを紹介してきましたが、当然メリットも存在します。
プレミアジャンプ3ならではのメリットもたくさんあり、プラン選定や特約の有無で特性が変わってくることを理解した上で検討してみてください。
プレミアジャンプ3のメリットでは
- 定額部分+変額部分の組み合わせによって実現する収益性
- 運用期間中に目標値に一度でもタッチすれば確実に利益の出る特約&最低保証
- 解約タイミングを指定されない継続(繰り上げ)運用
- 保険会社が万一破綻しても安心な生命保険契約者保護機構の救済措置
- プレミアジャンプが資産分散に最適な理由
以上の5つの項目に分けて紹介いたします。
定額部分を高金利な外貨、変額部分を8つのポートフォリオで運用!
プレミアジャンプ3の特徴は、定額部分を高金利な外貨、変額部分を8つのポートフォリオで運用することです。
ご紹介している「目標到達シミュレーション」をご覧頂ければ仕組みを理解しやすいでしょう。
加入者のプラン選定によって変わってきますが、50%~95%を低額部分として高金利の外貨で確実に資産を増やしながら、残りの5%~50%を変額部分として以下8つのポートフォリオで運用します。
- 国内株式
- 国内債券
- 国内リート
- 先進国株式
- 先進国債券
- 先進国リート
- 新興国株式
- 新興国債券
プレミアジャンプ3の特徴を一言でまとめると、「外貨貯金」、「投資信託」、「生命保険」の3つを組み合わせて、死亡保障を受けながら堅実な資産運用を目指します。
外貨の高金利による利回りだけで運用する外貨建て保険の場合、為替レートや投資先通貨の利下げによって損失を出したり、予定利回りを下回る恐れがあります。
プレミアジャンプ3の定額部分も同様のリスクを背負いますが、変額部分の運用収益によって定額部分の運用をカバーすることが可能です。
定額部分と変額部分の双方で運用失敗による損失リスクがあるのは事実ですが、プレミアジャンプ3を提供する第一フロンティアは第一生命の100%子会社です。
第一生命グループの資産運用部門は経験と実績が豊富なので、プレミアジャンプ3でもこれまで優秀な運用実績を残してきました。
また、次に紹介する特約を組み合わせることで、高確率での利益確定させることが可能なので、手堅い資産運用をしたい方にもおすすめです。
目標値設定により自動的に円建ての運用成果を確保!未達成でも最低保証あり
プレミアジャンプ3は目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約を付けることで、設定した目標達成時に自動的に円貨建終身保険に移行することができます。
どういうことかというと、為替レートの変動がある外貨建ての資産運用および8種のポートフォリオによる金融商品の運用では運用状況に波が出るものですが、運用期間中に一度でも目標値に到達したら、利益を確定させて確実に元本を増やす円貨建終身保険に切り替える仕組みです。
たとえば、目標値を110%に設定した場合、10年の運用期間中で定額部分と変額部分の円換算額が110%に一度でも到達すれば110%+円建運用によるプラスアルファの収益を確実に得られます。
また、目標未達成でも契約時に設定した条件によって100~110%の最低保証が用意されています。ただし、最低保証は外貨建てになるため、為替レートによって損失を出すリスクがあるので注意しましょう。
最低保証と目標値、変額割合の設定および外貨の選択によって、期待できる利回りや目標達成確率が大きく変わってきます。
手堅い運用をする場合は目標値を低く設定して、早めに為替変動リスクのない円貨建終身保険への移行を目指しましょう。
変額部分の割合を増やして最低保証を少なく設定。
さらに目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約を付けない場合、リスクは高まりますが200%超えに資産を増やせるチャンスを得られます。
目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約は後から設定できるので、運用状況を見ながら特約を使って利益を確定させるか判断できます。
なお、円換算時の目標設定値は110~200%で10%きざみ+105%の合計11段階です。パンフレットの目標到達シミュレーションを参考にして、リスクとリターンのバランスを見ながらプラン選定と特約の設定を行いましょう。
目標値未到達でも運用の継続(繰り上げ)が可能!
目標値未到達だった場合、年金支払開始日の繰延を申請することで、最長3年まで運用の継続が可能です。
運悪く経済情勢などで為替レートや変額部分の運用が一時的にマイナスになった状況で満期を迎えても、その時点で強制解約にならず、運用の継続(繰り上げ)ができます。
なお、年金支払開始日の繰延を行った場合、解約控除および市場価格調整なしで、いつでも満期解約と同等条件で解約できるルールです。
年金支払開始日の繰延後は、当初の契約で設定していた目標値の到達判定が行われないため、3年の繰延期間中に運用状況を見ながら任意のタイミングで解約してください。
第一フロンティア生命が破綻しても生命保険契約者保護機構により契約が保護される
第一フロンティア生命をはじめ、国内で事業を行う全ての生命保険会社は生命保険契約者保護機構の会員になることが義務づけられています。
万一、第一フロンティア生命が破綻した場合は生命保険契約者保護機構によって契約が保護されるため、高額な資産運用でも安心して利用いただけます。
加入中の生命保険会社が破綻した場合、救済する保険会社が現れたら契約条件をそのままに救済会社に引き継がれます。
救済会社が現れなかった場合は生命保険契約者保護機構が作った子会社(新会社)もしくは生命保険契約者保護機構が直接引き受けることが約束されているので安心です。
破綻時の引受先を選択することはできませんが、保険会社の破綻によって損失を出すリスクはありません。
ただし、解約申請や円貨建終身生命保険への移行手続きが一定期間できなくなってしまう恐れがあるので、変額部分の割合が高い契約条件では、適切な解約タイミングを逃すデメリットがあります。
あくまでも第一フロンティア生命が破綻したケースの説明をしていますが、第一フロンティアは株式会社 格付投資情報センター(R&I社)による保険金支払能力格付けで上から2番目の「AA+(保険金支払能力は極めて高く、優れた要素がある)」を獲得しています。
第一生命ホールディングス100%子会社による親会社の信頼性もあるので、破綻するリスクは極めて低いです。
プレミアジャンプ3は資産分散をしたい方におすすめ
プレミアジャンプ3は年金原資確定部分付変額個人年金保険(通貨指定型)の中でも、投資信託運用を組み合わせることで最大200%の目標値設定をできる高利回り運用を可能にした特性を持ちます。
110~120%の目標値設定であれば高確率で目標達成している実績もあるので、手堅い運用からリスクを背負った高利回り運用など幅広い資産運用が可能です。
為替レートの変動や変額部分の運用失敗による損失リスクもありますが、通常の定期保険や外貨貯金より高い収益性を期待できるため、資産分割したい方は是非検討してみてください。
NZドルなど他の外貨建て保険では扱っていない外貨や、8種のポートフォリオを組み合わせた変額部分による運用ができるため、他の外貨建て保険や金融商品との併用もおすすめです。
一括払いにしか対応していないので、契約時点で過剰資産のある人でないと利用できませんが、老後資金2,000万円問題や政府の行っているインフレ政策の対策を考えている方から人気を集めています。
最大200%を目指せる収益性や目標達成で円貨建終身保険に移行できる特約など、プレミアジャンプ3は他の外貨建て保険にはない魅力を多数もっています。
契約年齢範囲は10年契約で80歳(受取時年齢90歳)まで対応しているので、退職金や積立終身保険の満期返戻金の一部の分散投資させる目的で利用する方も多いようです。
プレミアジャンプ3の口コミや評判は?みんなの意見をご紹介
プレミアジャンプ3のメリットは理解できても、本当にいい保険なのかまだ疑問が残る方は多いことでしょう。
そこで、ご検討中の方が一番気になる、実際の加入者の口コミ・評判をいくつかまとめてみました。
プレミアジャンプ3の運用例、具体例に触れることで今後の資産運用のイメージを固めていきましょう。
実際の口コミや評判を紹介していきます。
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3の評判・口コミの評価①
1つ目は第一フロンティア生命の外貨建個人年金保険「プレミアジャンプ3」についての口コミをいただいた新潟県のH・Tさん(54歳)の評価です。
「資産をインフレリスクなどから守りたい、かつ長期的に増やしていきたいと考えていた私にはピッタリの保険でした。金利や為替の変動リスクなど不必要なリスクは取りたくないと考えていたので2段階運用は安心です。目標額に到達するのが今から楽しみです。到達しなくても外貨建てでは保障してくれるので期待しながら待てるというのもいいですね。」
定額部分と変額部分の2段階運用はやはり資産を効率的に増やしながらまもる意味では安心なようです。高い利回りで効率的に増やすことだけでなく、H・Tさんのように長期的な目線で運用することも大切ですね。口コミ提供ありがとうございました。
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3の評判・口コミの評価②
2つ目の第一フロンティア生命の外貨建個人年金保険「プレミアジャンプ3」の口コミは徳島県のK・Yさん(48歳)の評価です。
「家族に迷惑をかけないように老後の資金は早めにと考え、運用成果をできるだけ早く円で確保できるこの保険を選びました。また、外貨建てで積立額が変動するにもかかわらず外貨建てで目標額の最低保証をつけられるというのも驚きました。外貨建ての抵抗がある安定志向の方でもきっと満足できる保険だと思いますよ。」
運用成果をできるだけ早く、そして円で確保したいという方におすすめできます。また、目標額を自由に設定できるだけでなく到達しなかったとしても外貨建てで保障がついているというのは安心です。口コミ提供ありがとうございました。
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3の評判・口コミの評価③
3つ目の第一フロンティア生命の外貨建個人年金保険「プレミアジャンプ3」の口コミは宮崎県のS・Uさん(39歳)の評価です。
「日々プロがポートフォリオを効果的に運用してくれているので非常に安定的な積立ができています。何よりも定額部分と変額部分の2層に分かれているので、コンスタントに成果を出しつつ積立金を安定的に守ってくれていますね。」
外貨建てや株式などの知識がほとんどない方でもプロに任せることで株式市場の動きに合わせた資産運用をすることができます。銀行口座に預けていてもほとんど増えないことを考えると、魅力的であることは間違いないでしょう。口コミ提供ありがとうございました。
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3とマニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険を比較
マニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険保険は、プレミアジャンプ3と同様に定額部分と変額部分に分けて運用し、目標値達成時に円貨建終身生命保険に移行できる共通点を持っています。
特性の似ている年金原資確定部分付変額個人年金保険(通貨指定型)なので、プレミアジャンプ3検討中の方は是非比較検討してみてください。
第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3とマニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険の主な比較ポイントは以下の通りです。
第一フロンティア生命
プレミアジャンプ3 |
マニュライフ生命
未来を楽しむ終身保険 |
|
契約指定通貨 | 米ドル
豪ドル NZドル |
米ドル
豪ドル |
保険料払込期間 | 10年(0~80歳)・5年(0~85歳) | 15~87歳(プランによって上限年齢が異なる) |
変額部分 | 国内株式
国内債券 国内リート 先進国株式 先進国債券 先進国リート 新興国株式 新興国債券 |
国内株式
米国株式 欧州株式 ※1/3ずつ均等に配分 |
保険料払込期間 | 5年・10年 | 10年・15年 |
保険料の払込方法は一括払いのみ。最低保証の設定などの基本ルールは共通です。
未来を楽しむ終身保険の場合は、運用成果に応じた「定期引出金」を毎年受け取れる定期引出タイプの用意があります。
加入する外貨建て保険選びでは、運用期間15年に魅力を感じるかがポイントです。未来を楽しむ終身保険は15年運用タイプを選択することで、200%の目標達成状況100%の実績があるプランが複数存在します。
変額部分のポートフォリオについては、リートや債権など景気変動リスクが比較的少ない金融商品を組み合わせているプレミアジャンプ3の方が手堅いです。
当サイトの見解では、長い期間をかけて大きな積立利率を期待したい場合はマニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険。
5年か10年で110~130%程度を目標にした手堅い運用を目指すなら第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3がおすすめです。
同じ10年の運用期間で見た場合は、未来を楽しむ終身保険の方が僅かながらハイリスク・ハイリターンになりますが、契約期間を15年にすることで目標達成する確率を高められます。
外貨預金や投資信託とも比較検討しよう
プレミアジャンプ3は、外貨貯金・投資信託・生命保険を組み合わせた特性を持っています。資産運用や分散投資をした方は外貨貯金や投資信託とも比較検討してみてください。
外貨貯金の場合は両替レートが高くなるものの普通外貨貯金なら解約期間がないので、お金が必要になった時にいつでも日本円にして引き出すことができます。
投資信託は投資先によって想定利回りや損失リスクが大きく変わり、契約内容によっては毎年分配金を受け取ることが可能です。
これだけを聞くと円建ての一般的な生命保険と外貨貯金、投資信託を個別に活用した方がカスタマイズ性が高いと思われがちですが、プレミアジャンプ3などの外貨建て保険は生命保険控除や10年以上の運用&受取時年齢60歳以上の年金払いの条件で適用される個人年金保険料控除を活用することで税制面が有利です。
また、払込期間を決めて長期間にわたって運用したり、目標値に達したら円貨建終身保険に移行する特約を付けることで、円高に動くネガティブなニュースが出たタイミングで損失を確定させるリスクを軽減できます。
外貨貯金や投資信託はプラン選定や加入時間を見極める重要性が高く、堅実な資産運用をするにはコツがあります。
プレミアジャンプ3は第一生命グループの第一フロンティア生命が変額部分を運用しているため、信頼性と実績が高いです。
また、あくまでも資産運用に特化した金融商品ではなく死亡保障の付いた生命保険のため、期待収益が同じであれば死亡保障のつく分だけプレミアジャンプ3の方がお得です。
外貨貯金と比較した場合は、満期まで運用することを前提にプレミアジャンプ3の方が有利。為替レートを見ながら好きな時期に解約できる点で外貨貯金の方が優れています。
投資信託は運用先の会社や商品によってリスクとリターンが大きく変わってきます。プレミアジャンプ3は第一生命グループの資産運用部門が8種のポートフォリオで運用しているので、実績と信頼性は大手証券会社が提供している投資信託と同等です。
信頼できる投資先を見極める自信がない方は第一生命のプレミアジャンプ3を選んだ方が無難でしょう。
参考:相続対策にピッタリ?死亡保険金の非課税枠を活用しよう
生命保険の死亡保険金は、相続人1人につき500万円の非課税限度額を利用できます。現金で相続するよりもプレミアジャンプ3で運用して死亡保険金として相続した方が相続税の節税になることを覚えておきましょう。
外貨建て保険は保険受取時の上限年齢を75歳前後に制限されていることが多いですが、プレミアジャンプ3なら最長90歳まで加入できます。
年齢が高くなるほど掛金に対して死亡時に支払われる保険金は低めに設定されますが、死亡保険金の非課税枠を考慮すれば現金で資産を持っているよりもお得です。
なお、相続税そのものに3,000万円+(法定相続人×600万円)の控除枠があり、生命保険500万円の非課税限度額は他の生命保険と合算されます。
相続税対策でプレミアジャンプ3に加入する場合は、万一死亡した際に節税効果をしっかり得られるのか事前に確認するようにしてください。
参考:投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいい
外貨建て保険で資産運用を行う場合、過剰資金の何割を投資するのか悩むものです。
年齢や投資商品のリスクレベルによって変わってきますが、一般的に投資性商品は資産の1/3程度に収めるのがちょうどいいと言われています。
プレミアジャンプ3は元本割れリスクがあるものの、投資したお金が0円まで減るリスクは限りなく低いため、資産の1/3程度の投資であれば比較的安全です。
5年もしくは10年満期の契約になるため、この先10年の収入と大きな支出予定のバランスを考慮した上で資産配分を検討してみてください。
まとめ:第一フロンティア生命のプレミアジャンプ3は老後の資産形成や相続対策に活用しよう
こちらの記事では
- プレミアジャンプ3の基本情報と特約の詳細
- 外貨建て保険およびプレミアジャンプ3ならではのデメリットとリスク
- プレミアジャンプ3の変額部分による収益性や堅実性を高める特約などのメリット
- プレミアジャンプ3の口コミ評判
- プレミアジャンプ3と他社の人気外貨建て保険(マニュライフ生命・未来を楽しむ終身保険)との比較
などについて解説してきました。
プレミアジャンプ3を検討する上で特に抑えておきたいポイントは
- 定額部分+変額部分の割合によって変わるリスクとリターン
- 特約の活用次第で高まる堅実性
- 5年・10年の中期資産運用に適したシステム
- 満期年齢90歳の対応
- 生命保険料控除、個人年金保険料控除、相続税対策など税制面のメリット
以上の5点です。
特に200%を目指すハイリスク・ハイリターン投資や最低保証や円貨建終身保険への移行によって手堅く利益を出す運用スタイルなど、プラン選定と特約の活用で金融商品としての特性が変わるカスタマイズ性の高さがプレミアジャンプ3ならではの魅力です。
保険料は一括払にしか対応していないので、現役世代の資産構築よりも引退してリタイヤした方の過剰資産運用としての利用需要が多い外貨建て保険です。
歴史的な超低金利時代でインフレによって物価の高騰が今後も続く見込みの中、ほとんど利息がつかない普通貯金で資産を寝かせている状況を見直す方が増えています。
プレミアジャンプ3なら、死亡保障を受けながら目的に合わせたリスクとリターンのバランスで賢く資産運用できます。
特に円換算で目標に到達したら円貨建終身生命保険に移行できる特約は、過去の為替変動リスクやリーマンショック時を含めた長期収益グラフの実績を見ても魅力的な内容です。
豪ドルやNZランドドルはレートの変動リスクが高いイメージを持たれますが、10年来高値と10年来安値の変動幅を見れば、米ドルに比べて極端にハイリスクではないことがよく分かります。
為替の長期チャートを見ても、豪ドル・NZドルは米ドルに比べて歴史的な円高水準になっているため、10年軸の運用で見た場合には投資するタイミングとして悪くないと思います。
ただし、変額部分による8種のポートフィリオの損失リスクなど、他の外貨建て保険にはないリスクとデメリットも存在します。
プレミアジャンプ3を検討する時は、今回の記事で紹介したマニュライフ生命の未来を楽しむ終身保険をはじめ、他の外貨建て保険や金融商品ともしっかり比較しましょう。
もし、プレミアジャンプ3や外貨建て保険について分からないことがあれば無料の「保険相談サービス」を利用することをおすすめします。
▼おすすめの外貨建て保険は以下のページで解説しています!